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健康寿命を延ばすには

こんばんは。きむきむです。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。

2021年2月19日に国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター等7つの団体が「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」(以後、(「健康寿命延伸のための提言」と呼ぶ)について提言を纏めました。

つまり健康寿命を延ばすには?という内容です。今日はそれについてご紹介したいと思います。

今日はその情報についてご紹介します。
元々のデータは以下のサイトをご覧くださいませ。

日本人の平均寿命は?

2019年の生命保険文化センタ―の情報によると男女の平均寿命は以下の通りです。

 男性  : 81.41歳
 女性  : 87.45歳

健康寿命とは?

一方、ご存知かと思いますが、健康寿命という概念があります。その定義とは以下の通りです。

「日常生活に制限のない期間の平均」となります

具体的には以下の二つの質問をした回答に基づいて統計処理しているようです。

「あなたは現在,健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」
「あなたの現在の健康状態はいかがですか?

と尋ねて,「ある」と回答した人は不健康,「ない」と回答した人は健康とみなして計算したものだそうです。意外と大雑把な感じです。
ただ、WHOの基準とも異なり各国それぞれの基準があり国際比較はできない基準のようです。内容は私にとっては難易度が高いですがここにあります。

日本人の健康寿命は?

この健康寿命はというと2016年の厚生労働省のデータによると以下の通りです。

 男性  : 72.14歳
 女性  : 74.79歳

ということで、男性で9.27年、9.66年は日常生活に制限がある人生を送る可能性があるということです。

勿論、森喜朗前東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長が83歳、次期会長になった川渕三郎さん84歳、小泉純一郎元首相が79歳と健康寿命を超えてもお元気な方もいらっしゃいますが。

「健康寿命延伸のための提言」の具体的な内容

細かいことは割愛しますが、提言の概要は以下の通りです。

1. 喫煙
 ・たばこは吸わない。
 ・他人のたばこの煙を避ける。
2. 飲酒
・節酒する。飲むなら節度のある飲酒を心がける。
・飲まない人や飲めない人にお酒を強要しない。
3. 食事
・年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏りすぎないバランスのよい 
  食事を心がける。具体的には、食塩の摂取は最小限(注1)に。
  野菜、果物の摂取は適切に、食物繊維は多く摂取する。
  大豆製品を多く摂取する。
  魚を多く摂取する。
  赤肉(注2)・加工肉などの多量摂取を控える。
  甘味飲料(注3)は控えめに。
  年齢に応じて脂質や乳製品、たんぱく質摂取を工夫する。
  多様な食品の摂取を心がける。
  (注1)男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満(厚生労働省日本人の
   食事摂取基準)
  (注2)赤肉:牛・豚・羊の肉(鶏肉は含まない)
  (注3)砂糖や人工甘味料が添加された飲料
4. 体格
・やせすぎない、太りすぎない。
・ライフステージに応じた適正体重を維持する。
5. 身体活動
・日頃から活発な身体活動を心がける。
 ※日頃から活発な身体活動を心がけ、現状より1日10分でも多く体を
  動かすことから始める。具体的な身体活動量の目安は、歩行または
  それと同等以上の強度の身体活動を1日60分行い、その中に、
  息がはずみ汗をかく程度の運動が1週間に60分程度含まれると
  なおよい。また、高齢者では、強度を問わず、身体活動を
  毎日40分行う。
6. 心理社会的要因
・心理社会的ストレスを回避する。
・社会関係を保つ。
・睡眠時間を確保し睡眠の質を向上する。
7. 感染症
・肝炎ウイルスやピロリ菌の感染検査を受ける。
・インフルエンザ、肺炎球菌を予防する。
8. 健診・検診の受診と口腔ケア
・定期的に健診を・適切に検診を受診する。
・口腔内を健康に保つ。
9. 成育歴・育児歴
・出産後初期はなるべく母乳を与える。
・妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、巨大児出産の経験のある人は将来の
 疾病に注意する。
・早産や低出生体重で生まれた人は将来の疾病に注意する。
S. 健康の社会的決定要因
社会経済的状況、地域の社会的・物理的環境、幼少期の成育環境に目を向ける。

これが12ページの提言です。

という事だそうです。如何でしょうか?

私の感想

私の感じたところを纏めたいと思います。

1.たばこについては
タバコをやはり止めるというのは通説です。常識です。副流煙についてはも有害であると思います。
日本たばこ産業のWebによると大幅に減っていますが肺癌は増加しています。長期的視野で見るとと効果があるようです。
ただ反論を恐れずいうならば、タバコの歴史を辿ると7世紀の終わりのマヤ文明からあるものです。突然、現世になって目の敵にされていますが、タバコそのものもさるながら栽培方法や使用されている農薬等、別の側面もあるような気がします。
また、日本の高齢者でもタバコを吸って長寿で元気な方もいるので個人差があるような気がしました。

2.減塩について
塩についても減らすべきだという議論があります。
しかし、塩の歴史は塩竈神社の歴史を見るにしても平安時代からのものです。人間と海とのかかわりは相当古いのにこの現代だけに塩の減塩について言うのは正直違和感があります。こちらも古代から使われていた天然の塩を精製するなど純度を上げたことによる影響等も考える必要があります。
また今回の提言でも記載がありますが、高齢者で食欲減退には塩は有効なものであり、こちらも見逃せない気がします。塩も一言に纏めるのではなく精選塩と天然塩等と比較も欲しい所です。

それよりも人間に必要不可欠と思われる塩の自給率が下がっている方が私は心配です。下記は、公益財団法人塩事業センターからの情報です。

塩の自給率

3.その他の項目
睡眠や呼吸法などについては言及されていないのは意外でした。

最後に、

そもそも今回の7つの団体の中に食べ物や栄養に関する専門家が入っていないというのも疑問です。


本来であれば女子栄養大学とか国立健康・栄養研究所等の専門家が入った形で食習慣については述べられるのが望ましいのではないかと思いました。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今週も皆様にとって良い一週間でありますように

未来志プロデューサー きむきむ
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