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2023年10月の記事一覧

二宮翁夜話 第十二章

第十二章 実業の巻 七十三 農は國の大本なり  翁曰く、凡そ物、根元たる者は、必ず卑しき…

二宮翁夜話 第十一章

第十一章 治國治村の巻 六十五 無利息貸金は貸金両全の道なり   翁曰く、、方今の憂いは…

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二宮翁夜話 第十章

第十章 報徳の教えの巻 五十八 この道は徳を以て徳に報いるにあり  翁曰く、我が教えは、…

二宮翁夜話 第九章

第九章 推讓の巻 五十  推讓は永安保持の法なり  門人曰く、願くは満の字の説、又、満を…

二宮翁夜話 第八章

第八章 分度の巻 四十六 分度を守るは我が道の第一なり  翁曰く、凡そ事を成さんと欲せば…

二宮翁夜話 第七章

第七章 勤倹の巻 三十七 大を致すは小を積むにあり   翁曰く、大事をなさんと欲せば、小…

二宮翁夜話 第六章

第六章 貧富の巻 三十二 貧富は何によって岐れるか  翁曰く、遠きを謀る者は富み、近きを謀る者は貧す。 夫れ遠きを謀る者は、百年の為めに松杉の苗を植う。 まして春植えて、秋實のる物に於いておや。 故に富有なり。 近きを謀る者は、春植えて秋實法る物をも、猶ほ遠しとして植えず。 只だ眼前の利に迷うて、蒔かずして取り、植えずして刈り取る事のみに眼をつく。 故に貧窮す。 夫れ蒔かずして取り、植えずして刈る物は眼前利あるが如しといえども、一度取る時は、二度刈るを得ず。 蒔きて取り、

二宮翁夜話 第五章

第五章 吉凶禍福善悪の巻 二十七 善悪の標準を説く  翁曰く、儒に至善に止まるとあり。 …

二宮翁夜話 第四章

第四章 循環輪廻の巻 二十二 運は天道にして四世の因果なり  翁曰く、世人運という事に心…

二宮翁夜話 第三章

第三章 天道と人道の巻 十六  天道と人道と自ら別あり  翁曰く、夫れ世界は、旋転してや…

二宮翁夜話 第二章

第二章 誠の道の巻 九 誠の道は天地の経文にて知れ  翁曰く、夫れ誠の道は、学ばずしてお…

二宮翁夜話 第一章

第一章 天地神國の巻 一 萬物は皆、天の分身なり  翁曰く、世界、人は勿論、鳥獣虫魚草木…