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エスパー探偵ドイル「瓶の中の耳(後編)」

その後の展開をダイジェストにした。また気が向いたら書こう。1960年代の少年マンガみたいになってしまった。シャーロック・ホームズの短編「オレンジの種五つ」「まだらの紐」「名馬シルヴァー・ブレイズ」「ボール箱」「ギリシャ語通訳」「這う男」がモチーフになってるから気になったら読んでみて。



研究所と「瓶詰め耳事件」がつながると確信したドイル。

研究所に乗り込むがチーターに襲われる。ロープを蛇に変える超能力でチーターや警備員をやり過ごす。

研究所内は超能力を不活性化して発揮できないようにする「反エスパー装置」が働いていて全貌が掴めなかった。ケイコの姉がまだ生きていることを確かめてなんとか脱出。

ドイルの宅に送り主不明の「オレンジの種🍊」の入った警告文が届く。このオレンジは研究所で遺伝子操作されたもので、種がカンシャク玉のように破裂する。殺傷能力はないが、軽い火傷を負う。

ドイルがオレンジの破片を握ると、研究所に生えてる突然変異した超巨大オレンジの木のビジョンが現れた。研究所からの脅迫に間違いない。

ケイコの自宅にも同様の「オレンジの種爆弾」が届いたらしい。



研究所は馬の血清からつくった精力剤を秘かに開発。ケイコの姉の恋人が新薬の治験に注射を打たれていた。

彼は馬なみの精力がつくどころか、顔がじょじょに馬っぽくなっていった。

研究所はこの危険な発明を隠蔽するために、恋人とケイコの姉を誘拐。

研究所に監禁された二人は、猟奇趣味の職員に片耳を削がれてしまう。

恋人は研究所から脱走して助けを求めようとしたが、メスを振り回して追いかけてきた職員を、振り向き様にヒヅメに変化した拳で殴り殺す。その頃には彼は完全に上半身が馬になっていた。

彼は瓶詰めの耳をもってとにかく逃げたが、馬の手では、もはや手で物を掴めなくなってしまい土手に落としてしまう。

その瓶をドイルが拾ったのだった(前編の冒頭シーン)。



ドイルは再び警察に行き、研究所からうけた脅迫や、これまでの推理を披露して、警察の捜査に協力させてもらう。

警察が保管している瓶の中の馬の耳を触ると、今度は完全な馬のビジョンを見る。下半身も完全に馬である。半獣半人の逆ケンタウルスから完全な馬になってしまったのであった。

彼は馬となって、どこかで生きている!片耳の馬が乗馬クラブの厩舎で保護されていることがわかった。これはかつての恋人だ。

ドイルは塩漬けになった耳をヒーリング能力で癒して、馬の耳を元に戻す。


ケイコが何者かに誘拐された。当然、研究所の者だとわかっている。

ドイルは馬に乗って研究所に乗り込むが、超能力を発揮できず囚われてしまう。

ケイコもケイコの姉も無事ではある。

3人(ドイル、ケイコ、姉)と一匹(馬になった恋人)で震えている。

本官さんたちが機動隊を引き連れてきて、銃を乱射して研究所の博士や職員を全員逮捕。

ケイコの姉の耳を元に戻した上で、恋人の毒を抜いてやる。彼はやがて元の人間に戻ったそうだ。




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