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推してみてナス!

ナスは夏野菜の代表だと思っていましたが苦手な人も多いようですね。
私は夏野菜なら断然ナス。
今日はナスについて書かせていただきます!

ナスの魅力について誰かと熱く語りたいと思ったこと、今までに何度もあったのですが、みな一様に「あ〜ナスね!美味しいよね!でさ〜…..」とあまり興味がなさそう。面白くないもんね……ナスの話。
それでもお読みいただけたら大変嬉しいです!


見た目

ナスはとにかく見た目がよいのです。
最近は白いのも、まだらのも、ぽてんと丸いのも、ながーいのも、たくさんの種類が出回っていますが、一番の美人は普通の長い卵形のナスですよね!

あんなにピカピカして生命力を感じる紫紺は、ナス以外にありません。帛紗(ふくさ)も袴(はかま)も凛とした気持ちにはなりますが、
見て元気が出るものではありませんよね。
美しく艶があり、見るだけで元気が出る紫紺はナスだけです。

中身

ナスって味ある?味がないのに栄養あるの?
なんて失礼な意見もありますが、ナスにはたくさんの栄養素やお役立ち成分がつまっています。

ナスニン

紫紺の皮に含まれたポリフェノールはナスニン。
ナスニンには抗酸化力があり、がんや老化の一因となる活性酸素を取り除いてくれる働きがあります。夏の紫外線からもお肌を守ります。コレステロール値を下げ、高血圧や脂質異常症などの予防にも効果があります。

クロロゲン酸

果肉に含まれたポリフェノールはクロロゲン酸。
クロロゲン酸はナスのアクのもとになっている成分です。強い抗酸化作用があります。ナスニンと同じく血圧を下げたり血糖時の上昇を抑える効果、抗がん作用などがあります。さらに脂肪の蓄積を抑える効果も知られており、糖尿病や肥満予防のサプリメントに活用されている成分です。

カリウム

ナスにはむくみを予防するカリウムも豊富に含まれています。カリウムは余分なナトリウムを排出してくれる働きがあるので、塩分を摂りすぎたときに調整してくれるのです。塩分の摂りすぎが原因となるむくみの解消や、高血圧の予防になりますね。

カリウムは発汗で失われやすので、夏場は特に積極的にとるといいですよ。さらに血液の循環を良くするので夏の暑さで上昇した体温を冷やし、夏バテを予防するのに大活躍です。

ナスに含まれたポリフェノールを効率よく摂るには、水にさらす時間を短めにしてクロロゲン酸を守り、皮ごと食べてナスニンを摂取するということなんですね。カリウムも熱に弱いのでお漬物やサラダにするのがよさそうですね。

グアニル酸

グアニル酸とは、グルタミン酸、イノシン酸と並ぶ三大うま味成分の一つです。キノコ類に多く、干し椎茸のうま味成分でもあります。

なんとナスを加熱することによって酵素の働きが活発になり、グアニル酸が生成するのだそうです。グアニル酸は他の食材のうまみを強くする働きがあリます。だからナスは他の食材と相性がよいのだと納得!

グアニル酸を増やす酵素はは50から75度の温度でよく増え、90度を越えると働かなくなってしまいます。うまみを最大に引き出すためには、丸ごと加熱して果肉の中のグアニル酸を増やしましょう。そうすればうま味とコクをより楽しむことができます。弱火でゆっくり加熱するのがおすすめです!

食物繊維

ナスは90%が水分ですが、食物繊維もたっぷり含まれています。率にして、もやしやきゅうりの2倍近くです。食物繊維は便のかさを増したり、腸内環境を整えてくれるため、便秘の予防や解消には欠かせない成分です。

まとめ

見た目だけではなく中身も素晴らしいナス。味がないのではなく淡白な味わいなのです。今まで昆虫にあげていた方も、ぜひこの夏はナスを食べてみましょう!

ちなみに私は昨晩ナスと茗荷とネギを油で炒めて生姜とめんつゆであえていただきました。美味しゅうございました。

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