鈴木ヤスヒロ

製造業でIT関連の仕事をしながら、企業内のIT部門のあり方についてNPO法人などやIT…

鈴木ヤスヒロ

製造業でIT関連の仕事をしながら、企業内のIT部門のあり方についてNPO法人などやIT関連イベントの場などで発言しています。現在、大阪市立大学大学院 都市経営研究科の博士後期課程在籍。

マガジン

  • 鈴木ヤスヒロの日記

    アート、旅、風景、雑貨、インテリア、日常の断片を綴っていきます。

  • Hiro.Sの研究ノート

    日々の研究内容のトピックを書いていきます。

  • 鈴木ヤスヒロの『海外☆おとぼけ紀行』

    海外出張で立ち寄った場所を公開

最近の記事

企業の変革はなかなか難しい

10月に転職して1か月半。 長く勤めた教育系の会社を辞めるのはもったいなかったけど、自分なりに形のあるものが複数残せたのではないかと思い、思い切って知らない世界に飛び込んでみた。 飛び込んではみたものの、 まず、ここ2年半フルリモートだったので久しぶりに通勤生活に戻ったことに戸惑いを覚えた。確かにコロナ前はこんな感じだったなあとは思ったが、仕事時間の拘束感が半端なく、全く自分に合ってないことがわかった。わざわざ終業時間まで居ることに全然意味を見出せなく、かなりの時間の無駄

    • 今年の干支は「壬寅(みずのえとら・じんいん)

      あけましておめでとうございます。 毎年「今年の干支は…」と題してnoteを書いておりますが、今年も安岡正篤氏の「干支の活学」を元に、今年一年を予測してみたいと思います。 本年、令和四年の干支は「壬寅(みずのえとら・じんいん)」で、十干では木・火・土・金・水にそれぞれ兄(え)と弟(と)がありますが、その9番目にあたる「水の兄(みずのえ)」になります。文字としては「壬」があてられていますが、この「壬」の文字の持つ意味は、以下のように3つあります。 まず1つ目の意味としては任

      • タブレット端末の出荷台数を調べてみました

        タブレット端末がどれくらい国内で出荷しているのかを調べてみた。 電子情報技術産業協会のサイトに国内出荷台数の推移データがあったので、Excelに数字を入れて資料を作ってみた。それがこちら↓ 2020年度はギガスクール構想で出荷台数が増えていると思っていたので、やっぱりそうだなーと納得したのだが、よく見るとなんかおかしい。数字が小さいのだ。出荷台数の単位が千台となっており、2020年度は145万台ということになるが、それではあまりにも数字が小さい。だいたい1学年に100万人

        • 預金金利を調べてみました

          先日、日本のGDPが1990年頃からほとんど成長していない話を書きました(前回ブログ)が、一方でそのころからずっと低金利政策が続いている。私が銀行に入行した1988年ごろの定期預金金利は4%程度あり、大口定期だと5.5%というレベルでした。当時はバブルの真っ最中で、お客さんの中にはゴルフ場開発のために所有していた山を売却するということがあって、5億円の大口定期預金をやってもらったことがありました。(私の新入行員時代の唯一の成果でした(笑))ましかし、5億円だと、利息だけで税金

        企業の変革はなかなか難しい

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        記事

          GDPを調べてみました

          私が生まれた1964年は東京オリンピックが行われた年でした。新幹線もその年に開通し、オリンピックに向けて首都高速道路や東京モノレールが開通し、ホテルニューオータニを始めとした大型ホテルの開業ラッシュなど、日本全体が慌ただしく、生まれ変わっていた頃でした。 また、その6年後の大阪万博では三波春夫が「こんにちは〜、こんにちは〜、世界の国から〜」とえらく盛り上げ、アポロ16号が持ち帰った「月の石」の展示やら、なんだコレは??と誰もが思った「太陽の塔」というモニュメントを引っさげて

          GDPを調べてみました

          最近はまっていること

          最近、ガーデニングにはまっている。といっても小さな庭ですが。 ルーフバルコニーに「おくしば君」という芝生を3つ置き、その周りにミニレンガを並べて形を整え、ロイヤルホームセンターで買ってきたオリーブと、陽春園で買ってきたシマトネリコを置いただけのルーフガーデンですが、昼ビールもできるし、無理すればバーベキューもできるスペースを作りました。 で、その小さな庭に花を置くのが最近の趣味になっております。花が少しあるだけで、なんか癒やしのスペースになって、ほっこりできる感じ。 花

          最近はまっていること

          猫をまた飼うことに

          4月に入り博士課程2年目のゼミが始まっている。まだ研究内容が漠然としているのだけれど、ミクロ経済学の理論から企業行動に関する仮説をもとにした論文(査読論文向け)と、デジタル・トランスフォーメーションの先行研究をレビューしたものの2つをまず書こうと思っている。昨年博士課程に入ってからは先行研究の調査しかしていなかったので、2年めの今年はなんとしてでも昨年分を挽回したい。 本業の仕事の方はあいかわらずリモートワークで特に会社には出勤していないままだ。それでも十分に仕事が進んでい

          猫をまた飼うことに

          一日中論文の修正

          今日は一日中学会に提出する論文の修正をしてました。12月ごろから本業の仕事の方が猛烈に忙しくなり、ここのところほとんど大学院博士課程の学生としての研究をしていない状態が続いておりました。 実は、仕事の方は2月末には落ち着きを取り戻していたのだけれど、暇さえあれば「時効警察」とか「緊急取調室」とかを見ていて、なかなか勉強モードにならなかったのであります(笑) しかし、査読論文の提出締切が近づき、昨日からようやく研究モードにシフトしつつあります。人間、締切りがないと堕落するな

          一日中論文の修正

          今年の干支は「辛丑(かのと・うし)」

          あけましておめでとうございます。今年こそ毎週1回はnoteを更新していきたいと思います。(と、毎年こんなことをつぶやていますが…。) 年始の今日は毎年書いている今年の干支について安岡正篤の「干支の活学」を参考に予測してみたいと思います。昨年も「今年の干支は」と題して予測したもののコロナ禍で状況が一変してしまい、東京オリンピックも延期になってしまいましたが、リモートワークが急速に進むなど、「進化していく年」「新しい時代を告げる年」であるという点はある意味合っていたのではないか

          今年の干支は「辛丑(かのと・うし)」

          【海外おとぼけ紀行その3】 モスクワの巻2

          モスクワでの仕事を完了した翌朝、楽しみにしていた「赤の広場」へ。 しかし、この日は残念ながらの雨模様。寒い上に雨。実は全く下調べをしておらず、まず「赤の広場」がどこの駅の近くにあるのかも当日の朝に調べた次第。クレムリンが赤の広場のところにあることも知らなかったという状況でよく行こうと思ったなという感じであります。(パルナスのお城を見たかっただけです(笑)) モスクワには仕事で来ているので、意味もなく一日休みにして、帰りのフライトを翌日にするわけにも行かず、帰国当日の無茶朝

          【海外おとぼけ紀行その3】 モスクワの巻2

          【海外おとぼけ紀行その2】 モスクワの巻1

          おとぼけ紀行の第2弾は「モスクワ」! 子どもの頃「パルナ〜ス」のCM(関西人の50代以上しか通じないみたいですが…)で憧れて、一度は訪れてみたかったモスクワに行くチャンスができ、ちゃっかり仕事の翌日に「赤の広場」のパルナスのお城に行ってきました。 まずはモスクワ到着当日のお話から。 スペインのトレドを訪れた翌日、イベリア航空で一路モスクワへ。事前に下調べをしておいたので、空港についたら電車で行ってみようと同僚に提案。普通日本人ビジネスマンはチャーターしたタクシーで現地に

          【海外おとぼけ紀行その2】 モスクワの巻1

          【研究ノート5】リーダーシップ理論(その5)「ティール組織(2)」

          ティール組織について昨日書いたところ、「フラットな組織の場合、どうやって全体の目標設定をするのか?」「個人の評価、報酬の設定はどうやってやるのか?」「そもそも重要な意思決定はどうするのか?」「よく働く社員に不公平感はないのか?」「製造業のような組織でもあてはまるのか?」というようなご質問をいただいた。 僕もとても不思議に感じていた。そんなことはできるはずがないと。現状の会社の状態をあてはめて考えるとたしかに無理そうである。 が、実際にそういった組織を運営している会社(株式

          【研究ノート5】リーダーシップ理論(その5)「ティール組織(2)」

          【研究ノート4】リーダーシップ理論(その4)「ティール組織(1)」

          去年の今頃、ソニックガーデン社長の倉貫義人氏著「管理ゼロで成果はあがる」を読んで少し唸ってしまった。ほんとにこんなことができるのだろうか?と。「上司なし・決裁なし」「売上目標・ノルマ無し」「働く時間も場所も縛りなし」「評価制度なし」「給与は一律・賞与は山分け」等々のことである。。 その前の倉貫氏の著書「リモートチームでうまくいく」は会社そのものの物理的なオフィスを廃止し、全社員リモートワークでうまくやっているという内容だった。これを読んだときも「絶対ムリ!」と思っていたが、

          【研究ノート4】リーダーシップ理論(その4)「ティール組織(1)」

          【海外おとぼけ紀行その1】 トレド

          2012年から5年間くらい出張で世界中を飛び回っていた。 というと、世界をマタにかけたビジネスマンのような感じでカッコいいのだが、実際には年間120日も海外に行っていたのに全く英語が上達せず、とほほな感じでありました。それでも仕事は回り(メンバーが優秀だったからだと思うけど)、仕事の合間にいろんなところに行っていたので、「海外おとぼけ紀行」と題して旅の記録を綴って行こうと思います。膨大な写真を撮っているのですが、全く整理できていないので、これを機会に少しずつ整理していこうと

          【海外おとぼけ紀行その1】 トレド

          【研究ノート3】リーダーシップ理論(その3)「シェアード・リーダーシップ」

          「ティール組織」という分厚い本を買った。が、なかなか全部を読めていない。従来のヒエラルキー(ピラミッド型)組織に対してホラクラシー(フラットな)組織が前提の話で、従来の「上司」ー「部下」という関係を変えていく話。今までなんだかもやしていたものを払拭するような組織形態であり、今後の組織はこうなっていくのかなあと思っている。 学術的にリーダーシップについては、研究ノート1で述べたように「資質理論」「行動理論」「コンティンジェンシー理論」「LMX理論」「TSL/TFL理論」と進ん

          【研究ノート3】リーダーシップ理論(その3)「シェアード・リーダーシップ」

          【研究ノート2】リーダーシップ理論(その2)「8段階の企業変革プロセス」

          「カモメになったペンギン」という本を2009年5月に買った(とAmazonが教えてくれた。正確には5月19日とのこと。すごい!)。当時の日記を読み返すと、新型インフルエンザが日本に入ってきて自粛モードになった頃のようである。「マスクが嫌いなのでかなわん」と書いていた。更にマスコミの反政府運動が最高潮に達していたのもこの頃なので世の中の風潮も今となんだか似ている。民主党政権がその年の9月から始まるので、そんな異変前夜の頃の話である。 社外の勉強会でリーダーシップの勉強にこの本

          【研究ノート2】リーダーシップ理論(その2)「8段階の企業変革プロセス」