見出し画像

企業の変革はなかなか難しい

10月に転職して1か月半。

長く勤めた教育系の会社を辞めるのはもったいなかったけど、自分なりに形のあるものが複数残せたのではないかと思い、思い切って知らない世界に飛び込んでみた。

飛び込んではみたものの、
まず、ここ2年半フルリモートだったので久しぶりに通勤生活に戻ったことに戸惑いを覚えた。確かにコロナ前はこんな感じだったなあとは思ったが、仕事時間の拘束感が半端なく、全く自分に合ってないことがわかった。わざわざ終業時間まで居ることに全然意味を見出せなく、かなりの時間の無駄遣いをしている感じがしている。

違う会社に来ると、問題点がいくつもイヤというほど見えてきて、変えたいことがいくつも出てくる。しかしながらヨソを知らない人からすれば、私が話すことのすべてが突拍子もない話に聞こえて、なかなか受け入れ難いようだ。「いや、これ普通ですよ」と言っても通じない。

博士論文の中で書いてみたいと思っていたことだが、日本経済の衰退理由はやはりこれだなと思ってきている。「変わろうとしない企業が多すぎる」のだ。製造業だから出来ないと決めつけてしまうと、もう一歩も先に進めない。

しかしながらそうでない会社もある。この水・木にCIOサミットというのが椿山荘で開かれて、久しぶりに他社事例を聴いてみたのだが、日清食品は製造業だけれど「エブリデイ・テレワーク」を標榜していてガンガンとデジタル改革を進めているし、宇治のHilltop社は3Kの部品加工工場から今や若者が多数応募してくる完全無人工場になっている。塩野義製薬は創薬に約20年かかるのが普通だったが、コロナ治療薬を3年でもうすぐ販売できるところまで進めることができている。「製造業だから出来ない」とか「業界の常識だから出来ない」と諦めるのではなく、発想を変えれば出来ないことも出来るようになるのだと痛感した。

そうやっていろいろ情報を仕入れて、週末に新しい構想を会社で説明したが、やはりなかなか受け入れてもらえない。

そういえば前の会社でも最初はなかなか変革を受け入れてもらえなかったなあと思い出したが、とにかく何度も根気強く説明するしかないのかなと思いつつ、まあなぜまたこんな苦労を別の会社でやってるんだろうと自分の行動に呆れている。

ただ、週末は部のメンバー10人くらいとめちゃ飲んで親睦を深めました。飲み会はリアルだなあとあらためて思った次第。普段在宅勤務の人たちも集まってくれてて、こうやって草の根から思いを伝えていくのが良いのかなと思ってるところです。

会社はCompanyだからね。仲間で楽しく議論をしながら前に進めていくのが良いのではと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?