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オススメ度100%なWS🍁秋セミの現地参加者1年後アンケート結果公表

日本プライマリ・ケア連合学会が主催する【秋季生涯教育セミナー】まで、約3週間となりました。まだ現地ワークショップ(WS)の参加を申し込めますので、大阪でのご参加を調整ください。

さて、私たちのWS【実践!ひとりから始めるLGBTQsフレンドリーな医療機関】は昨年度にも採用いただきました。現地参加は、6名!、事務局とも相談しオンラインで2名のご参加でした。

実践!と銘打ったWSだけに、その後にどのくらい実践いただけたのだろうかと…WS参加1年後の参加者アンケートを実施しました。

去年の様子は、以下より写真をご覧ください。

【WS1年後のアンケート】
回答数(割合):参加者 8名中7名(87.5%)
今回は、現地開催のみなので、現地参加者の回答のみ示します。

【質問 A❶】受講後から現在までで、実践していることはありますか。

【選択肢】①実践していることは【ない】 
②レインボーのバッジをつけている、③ジェンダーニュートラルな対応を心掛けている、④カミングアウトへの対応をした、⑤アウティングの予防を心掛けている、⑥問診票などの書類を見直した、⑦トイレ等の表示を見直した、⑧同僚や職員と話題にする機会がある、⑨診療科内や部署で勉強会や研修を行った、⑩その他 *複数選択

本質問の選択肢10項目

【A❶ 回答】
「①実践していることは、ない」を選択した人はおらず、6名全員が何かしらの実践をしている。

WS受講から2023年8月時点までの実践状況
系統●は、各参加者を示す

>参加者の立場等でも違いがあるようですが、それぞれの取り組みやすい実践をし始めているのが嬉しいです。

【質問 A❷】上記で回答した取り組みについて具体的に教えてください。
【A❷ 回答】
・名札にバッジをつけている。
・以前から取り組んでいることも多いが、院内の委員会で議論している。
・病院内のSOGI委員会を立ち上げた。まずは問診表の見直しと、少人数での学習会を企画している。
・LGBTQの患者さんへのカルテ記載の方法に注意している。
・ローテートする研修医と科内での勉強会をした。みんな「さん」で呼ぶことにした。
・LGBTQらしき人が来た時に看護師さんや事務さんが怪訝な、というか特別な反応をしていたため「けっこういますよね〜、こういうのは窓口での対応って結構気になるらしいですよ」」と声掛けをした。

 >個人レベルから、職場レベル、施設レベルで具体的な取り組みをしてくださっていることが分かりました。

【質問 A❸】実装支援ファイルの利用

【選択肢】①どこに行ったかわからない、②手元においている、③いつも持ち歩いている、④職場で共有している、⑤その他 *択一

本質問の選択肢5項目

なお、【実装支援ファイル】とは、参加者に事後資料として配布したファイルです。まるクルが作成した「実装支援ツール」や各種団体が制作・公開などしている「冊子」「リーフレット」等を入れてまとめたものです。

【A❸ 回答】

実装支援ファイルの利用状況

また以下のようなコメントがありました。
・委員会のメンバーの中では資料を読み合わせを行った。   
・今後の院内の学習会でも使っていきたい。

実装支援ファイル のイメージ

【質問B❶】WS受講後、セクシュアリティに関する診療に際して、心境の変化はありましたか。
【B❶ 回答】

WS受講後、心境の変化

【質問 B❷】心境の変化があった方は、どのような変化がありましたか。
【B❷ 回答】
・LGBTQに関わる本を5冊以上読んでみた。
・当事者と実際の困っていることについて話をしてみた。
・相談者の言葉等に、よりゆったり耳を傾けるようにしている。
・アウティングに一層注意するようにはしている。
・言葉遣いや、アウティングの危険について以前より意識するようになった。
・自分だけではなく、Allyを増やしていきたいと思うきっかけになった。
・性的少数者の方の診療の受けやすさや生きやすさについて考えることは、その他のマイノリティの方の診療の受けやすさや生きやすさについて考えることにつながるきっかけになると思うようになった。
・全ての患者さん、何気ない日常会話の中に、無意識のSOGIに関連する問題が潜んでいることを意識するよう心掛けるようになった。

>まるクルが目指す「だれもが安心して過ごせる医療機関」につながるような変化につながっているようです。
さぁ、最後の質問です。

【質問 C 】本WSを同僚など医療機関で働くひとに受講を勧めたいと思いますか。

【選択肢】①全くそう思わない、②あまりそう思わない、③どちらとも言えない、④勧めたい、⑤とても勧めたい、⑥その他 *択一

本質問の選択肢6項目

【C 回答】

WSのオススメ度

「④勧めたい 」が50 %、「⑤とても勧めたい」が50 %でした。他の選択肢を選んだ現地参加者はおらず、【オススメ度100%】の結果です。

>今年度は、現地開催のみでの実施であり、現地参加の方の回答を示してきました。参加者のみなさんからもオススメいただけるものになっていたことが分かりました。

事前アンケートでは、既に取り組む準備をし始めていた方もおられたのですが、知識は持っているけれど「何をしていいのか分からない」と回答されていた方々が、こうして実践してくれており、その職場での実装につながるような働きかけをしていることが分かり、本当にうれしく思いました。

私たちだけではできない現場での実践に感謝いたします!

そんなきっかけとなれるよう、今年も鋭意準備しています。
迷われているみなさん、ぜひともご都合の上で、お越しください。

内容はこちらから

申込方法については、こちらへ詳しめに書いています。

みなさんと一緒に誰もが安心して過ごせる医療機関を実装する場にしたいです。心よりお待ちしております。khj

まるクルは、だれもが安心して過ごせる医療機関を実装する取り組みをしています。現在は、LGBTQsフレンドリーな取り組みを医療機関で具体的に行うことを主軸にした活動を展開しています。

自己紹介:まるっとインクルーシブ病院

オリジナルのバッジの販売をしています。
現在は、レインボーカラーとトランスカラーの2タイプで展開しています。

ここまでご覧くださり、ありがとうございます。
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