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にいがたヘルスケアアカデミー2022【第8回講義】プレゼンテーション ~伝わる企画・デザイン・プレゼンのコツ~

2022年12月10日(土)、にいがたヘルスケアアカデミー2022の第8回講義が開催されました。今回のテーマは『プレゼンテーション ~伝わる企画・デザイン・プレゼンのコツ~』で、講師には、にいがたヘルスケアアカデミーのロゴを作成してくださった株式会社デジタル・アド・サービスの鈴木 雄也氏をお迎えしました。

当記事では、第8回講義の様子をお伝えしていきます。当アカデミーに興味のある方、新潟のヘルスケアを良くしたいという思いをお持ちの方、企画を伝えるためのプレゼンテーションについて学びたい方など、ぜひご覧ください!(にいがたヘルスケアアカデミーの詳細は、こちらの記事から)

まずは、アカデミー生が自身の活動と熱い思いを紹介する「ライトニングトーク」から始まりました。今回発表していただいたのは、阿賀町で保健師として活躍されている阿部 由紀さんです。

『ライトニングトーク』

 阿部 由紀さん

阿部さんからは、阿賀町の課題と取り組みについてお話いただきました。

阿賀町では高齢化率が49.9%(県平均33%)でほぼ2人のうち1人が高齢者であったり、国民健康保険の医療費が県平均と比べて10万円ほど高く県内No.1 であったりと様々な課題を抱えています。その要因として脳血管疾患や人工透析患者が多いことが影響しているとのことで、その対策として実施されている第2期データヘルス計画の保健事業について、ご紹介いただきました。

阿部さんは「アカデミーで皆さんの発言や考えを聞くと、刺激ややる気をもらえて、新鮮な体験ができる」とおっしゃっていましたので、引き続きアカデミー生同士で意見交換をしていただきながら、課題解決に向けて取り組んでいただければと思います。

阿部さん、ありがとうございました!

ライトニングトークの後は、鈴木 雄也氏の講義に移ります。

講義『プレゼンテーション ~伝わる企画・デザイン・プレゼンのコツ~』 

鈴木 雄也 氏

鈴木 雄也 氏
株式会社デジタル・アド・サービス

・クリエイティブディレクター
・アートディレクター
・ブランド・マネージャー1級

新潟県出身。新潟デザイン専門学校 グラフィックデザイン科卒。
コンセプトの設計から、企画、デザインの考案など、グラフィックデザインを中心に、トータルのデザインに携わる。

現在、アカデミー生は自身が解決したいヘルスケア課題に対しての取り組みについて、実施計画書や実施提案書を作成されていて、成果発表会では、その内容を発表いただくことになっています。
成果発表会前の最後の講義である今回は、プレゼンテーションや企画書の見せ方などを学びました。

講義概要

・プレゼンテーションとはどんなこと?
・企画とは
・企画書の見せ方
・ワークショップ
・発表方法

講義の様子

ビジネスにおいての「プレゼンテーション」とは、企画に理解、納得を得ることですが、「企画」という言葉を紐解いていくと、課題を解決するための具体的な方法の提案となる、という鈴木先生のお話から講義がスタートしました。

企画を考えるというと難しく感じてしまうかもしれませんが、「企画は旅行と一緒」と、旅行を例に挙げながら、企画に必要な4つの要素を教えていただきました。

【企画の4要素】
■背景・・・問題が起因した理由、現状分析
■目的・・・この企画で達成する目的
■戦略・・・目的を達成するための方法
■実施計画・・・具体的な施策内容、スケジュール、費用

また、企画書は分かりやすく、印象的にすることが重要ということで、企画書の見せ方パートでは、文字サイズやフォント、写真の使い方など、より伝わりやすい資料にするための方法を様々な角度からご紹介いただきました。

講義の途中にはワークショップを行い、高齢者に向けたスマートフォンの提案スライドについて、グループ毎に改善点の洗い出しを行いました。

”ダメ”スライド

グループでの話し合いは10分間という短い時間でしたが、「ポイントの文章が長くて理解しづらい」、「字体が読みにくい」、「目立たせたいコンセプトが赤字でネガティブな感じ」など、前半の講義で学んできたことを踏まえて、アカデミー生から様々な意見が出ました。これらの意見をどのように反映させると良いスライドになるか、鈴木先生が実演しながら解説していただきました。元のスライドとは全く違う印象で、聞き手側が理解しやすいスライドとなりました。

鈴木先生が修正されたスライド

講義の後半では、効果的なプレゼンの方法やプレゼンの相手を知ることのメリットなどをご紹介いただきました。
鈴木先生から「上手なプレゼンをたくさん見てください。」というお話がありました。他の方の発表を聞くことやリハーサルが発表の成功につながるということを改めて感じることができたと思います。

最後に講義のまとめとして、鈴木先生からは「企画の4要素で聞き手の理解を得るようにしましょう。そして、聞き手には端的に、伝えたいことを強調しましょう。」というメッセージで講義が終了しました。

今回の講義で学んだことをアカデミー生の皆さんには活かしていただき、成果発表会に向けて準備を進めていただければと思います!事務局としても、資料の作り方など大変勉強になりました。

鈴木先生、ありがとうございました。


次回はついに成果発表会です。今年6月に開講した「にいがたヘルスケアアカデミー2022」ですが、あっという間の7か月間でした。アカデミー生の皆さんがどのような発表をしてくれるか、事務局もワクワクしています。

成果発表会は2023年1月21日(土)15:00からオンラインで開催いたします。一般聴講者を募集しておりますので、アカデミー生が考えたヘルスケア課題を解決するためのプロジェクト案をぜひお聞きください。
また、特別講演として三条市CMO 澤 正史 氏にご講演いただきます。ご講演タイトルは「巻き込み型プロジェクトリーダーになる」。外資系営業マンとしてメディア業界を渡り歩き、数々のプロジェクトを成功させてこられ、三条市に着任されてからは、わずか1年でふるさと納税が5倍になるなど、その手腕が大きく話題となっている澤先生からの貴重なご講演は必聴です!

参加申込はこちらから👇
https://forms.office.com/r/K2CL6VP5mW

Note記事の更新もお楽しみに。

にいがたヘルスケアアカデミー 
主催:新潟県 
運営:ヘルスケアアカデミー運営事務局(株式会社BSNアイネット)

Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。


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