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96 あとがき『彩りと日常』

初めての物語作品を書き終えた。

4話構成で主人公がそれぞれ異なる。
最後の話には主人公が2人。
合計5人の思考を頭の中で再現した。

彼らはわたしの一部であり、 わたしではない。
この不思議な感覚。

わたしは昔、 この感覚を感じたことがある。

それこそ演劇部で舞台に立っている時。

自分とは違う誰かを自分にインストールしてきた。
高校生だったわたしには、 到底理解し難い人物も演じてきた。
彼らを自分の中に入れ、 その人として振る舞う。
理解できなくても理解しようと努力をする。


時にこの技術は教壇でも使っている。
自分の感情を押し込めて、 子どもたちのために演じる。
時に共感者であり、時に母親であり、時に父親である。
その根幹は教育者であることに変わりはない。

教師は役者と誰かが言っていた。
わたしは作家も役者だと思う。
しかも一人芝居だ。
1人で何役も演じ分ける。
これは演技力、思考力、想像力の複合的な力が必要とされる。
本当の意味での実力のある人にしかできない芸当だ。
自分の力で観客を呼び込むのだから。

今作に取り組んだことで、 学びがとても大きかった。
まだまだ拙い表現で、諸々が甘く、改善の余地だらけだ。
まだまだ力不足であると痛感している。


でも 「そんなことよりも、 好きである最大限の努力をする」 そんな自分でありたい。

本作品のあとがきに代えて。
ICTのねこ


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