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75 調理実習と特別支援

こんにちは。
ICTのねこです。
TwitterとKindle書籍出版をしています。
良ければ遊びに来てください。

突然ですが、私は特別支援学級の担任をしています。
定期テストや実力テスト等のテストのときには、彼らはやることがなくて、調理実習をすることが多いです。

しかし手先が器用な生徒と、手先がそんなに器用ではない生徒と一緒に調理実習をするのは結構骨が折れます。

まずメニュー選びから全員で考えるので、意見が分かれることも多いです。そして作業できる時間、給食との配分など考えながら何を作るのか学級会を何回も開きます。
できれば販売まで経験させたいので、教職員に向けて利益が出ないように販売活動もさせます。
販売もできるレベルで、彼らが作れるものを毎回必死になって考えるのですが、ある程度のクオリティーがないと販売はできないため、とても頭を悩ませます。

そんな中で畑作業とのコラボレーションは、経費を抑える上でとても有効です。
サツマイモやじゃがいも、葉物野菜、イチゴ、スイカ、ゴーヤなどの栽培をしていますが、これらの野菜などを使用した調理実習にすることが多いです。

利益は出ないように、かつ経費は抑える方向でいつも考えるのでギリギリの戦いになります。
そして実際の調理実習の時間には具体的な指示を一人ひとりに対してタイミングよく出さないといけないので、その辺がとても気を使います。

しかし、子供たちは先生たちに販売をすると言う目的もあって他の先生たちから認めてもらえる感覚もあるからか、張り切って調理しようといつも頑張ってくれています。

お金の計算の練習にもなるので、実践を積むためにも、できるだけお釣りの計算が必要になるような値段の設定をします。

毎回メニューを考えたり、お釣りを準備したり、手順を考えたり、買い出しに行ったりと、とても大変です。
でも子供たちの笑顔や自己有用感を高めるという意味も兼ねて、調理実習は毎回できる限り行うようにしています。

生徒によっては包丁を扱うのがとても怖い思いで支援するのも大変気を使いますが、コロナ禍でなかなかできなかった調理実習を体験できるので最新の注意を払いながら、また調理実習していきたいなと思っています。

ちなみに、調理実習した日は、本当に心身ともに疲れきりますが今年もがんばります。

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