見出し画像

なぜ海外で展示をすることになっちゃったか

さてさて、英語学習などについて書いてきましたが今回はずっと書きたかった2年前に行なった海外での展示の経緯について書こうと思います。
これが私が英語を始める大いなるきっかけとなるわけです。

画像1


ありがたいことに『note読んでるよ!』とか『いつも読んでやる気をもらってます』など久しぶりに会った方や友達に言ってもらえることが多くて、嬉しいです。
この記事有料だったのですがこの昨今、何か誰かの後押しになったり力になれればと思い無料にしてみました。

まだ続くコロナ禍みんなで頑張っていきましょうね。
私も、恥ずかしいながらも弱音をぶちまけて前回書いたシルクに関しての記事には温かい反応があって本当に嬉しかったです。まだまだ全然傷は癒えてませんが、読んでくださった皆様本当にありがとう。私も救われてます。

画像2

SNSこそ誰もがうまく使える最大の無料ツール

さて、海外展示のことの発端はSNSから始まります。
多分あっちからだと思うんですけど(それも曖昧なくらい朧げな記憶ですが笑)あるイラストレーターの男の子がInstagramで私をフォローしてくれました。彼の描く絵が私もとても良いなと思ったのでその後私もフォローバック。ここから始まります。


彼はその時ロンドンにワーホリ?語学留学?していて、その傍ら絵を描いてたみたいです。SNSで知り合った時ちょうど彼のロンドンでの展示がそろそろあると投稿を見ててわかって、
(その前にDMでやりとりしてたかも覚えてないんですが笑、もしかしたらはじめまして〜めちゃめちゃ良い絵ですね〜みたいなやりとりはしてたかもしれません)
その展示の記念というかお祝いというかで、サプライズで彼の絵をアイシングクッキーにして国際便でエアメイルして送りました。
以前にイラストレーターの方とお仕事する機会が何回かあって、ご自分の絵がクッキーになることに皆様ひどく感動して頂けてたので。
そしたらとても喜んでくれて、その後DMで色々やりとりをしているうちに
『塚越さんは海外で展示とかしないんですか?』と向こうから言ってきてくれて
ちょうどその時に、自分の作品に対して海外の人たちはどういう反応をするんだろうなぁと海外に向けて発信することに興味を持っている時だったので
『いやぁ最近実は考えてたんですよね』と返したところ
『僕がやったギャラリーでよければ紹介できますよ〜』という返事が返ってきたのです。

画像3


ハイ、ここまで偶然みたいに思う人もいるかもしれませんが、そもそも私がフォローバックしなかったらこんなことにはなっていないし
クッキーをお祝いに送らなかったらDMのやり取りをよくするようにもなっていなかったと思います。
展示をやったのは12月だったんですが5月に一度意を決して現地に視察に行きました。その時までその彼には直接会うことはなかったので、たまたま彼は日本人でしたけどもしかしたら外国人の人とやり取りすることだって可能ですよね。英語喋れなくても文章だったらいくらでも翻訳に時間かけれるので。
何事も自分からアクションをとる、自分の感情を伝えるというのはコメントやDMなど小さな動きのようでとても大きな力を持っています。

画像4

そして実は展示をしたロンドンは私が高校生の頃ホームステイで1ヶ月行ったことあったり、友達がワーホリしてて遊びに行ってたりもちろん観光でも行ってたりと何故だか縁があってとても私の中ではゆかりがある土地だったんです。
ロンドン、イギリス、私は大好きだし、地理も交通機関の乗り方も街の感じも知っている土地だったので私には安心感がありました。きっかけになったSNSの彼がロンドンに住んでたのはもちろん偶然なんですけど、でももし発信したい国があるんだったらそれはSNSで声をかける人やリサーチする土地を自分が選べば良いだけの話なのでそこは自分次第でどうにでもいけると思います。
私は現地で展示をするというフィジカルな発信になりましたが、コロナ渦の今であればリモートでコラボとか色んな方法がとれますよね。
何事も自分から行動しないと変わらないし、『この人と一緒に仕事をしたい、展示みたいなものをやりたい、作品を作りたい』と思った時にその時点でアイデアが具体的に出なかったとしても、それは相手が受け入れてくれてから一緒に考えれば良いと思います。具体的なものがそもそもあったほうがいい場合も相手によってはあるかもしれませんが、最初から具体的アイデアがないからってアプローチにブレーキをかけるのは私は違うと思います。3人寄れば文殊の知恵という言葉があるくらいですから。

画像5

海外で通用する環境を探し出すのもひとつの方法

その後5月に弾丸で視察に行った時にギャラリーにご挨拶に行ったのですが、すでに私の話は彼がしてくれていて『ぜひやってください!』とギャラリー側から承諾して頂きました。しかもそこは日本の会社が運営するギャラリーで、スタッフさんは日本人の方が多く、外国人の方も日本語がペラペラというすごい良い環境だったんです。ちなみにロンドンのOld street駅とBarbican駅の間くらいにあるSway Galleryというところでやりました。
Swayはパリと、ストックホルムにもGalleryがあります。
なので日本に帰ってからの詳細を決めるメールのやり取りも全て日本語で出来ましたし、自分の英語力は展示をする12月まで準備する時間が取れたのでそれは本当に助かりました。
そのギャラリーは日本人作家や日本のものにフォーカスして作品を作っている外国人の作家さんだったりを推しているギャラリーだったんですが(着物、書道、水墨画など)、調べたら他の地でもきっとあると思うんですよね。そういうところ。
今はコロナでフィジカルな展示を海外でするのは難しいかもしれないですけど、今後のためにも今から準備をしておくことは大いに可能です。

今実現できなくても、今この瞬間にできることは絶対あるはずなんです。

誰か作家でもなんでもない人でもアートが好きっぽい人にDMして聞いてみたり、ギャラリーに直接連絡してみたり、海外じゃなくても移住経験がある日本人の人に聞いてみたっていいと思います。

画像6


自分で動かないと、本当に何も始まらないんですよ。
1人から返事が返ってこなかったら10人に送ってみたら良いじゃないですか。
今こんな簡単に人と繋がれる世の中なんだから、うまく使わない手はないです。
一応念のため挟んでおくと、そのイラストレーターの彼とは恋愛とか一切ないですけど今でもめちゃめちゃ良いソウルメイトだし、知り合った当時に友人関係を辿っていったらなんと彼と共通の友達がいることが発覚して(これは紛れもない偶然w)、結局その1年後くらいには友達と7人くらいで彼の実家に遊びに行くほど仲良くなりました笑。この出会いには本当に感謝してます。
海外で展示をする経験もそうですが、こんな仲の良い友達ができたことは本当にあの時行動してよかったなぁって思ってます。

画像7


やりたいことにだけ拘らなくても思わぬ発見がある

そういうわけで、展示をしようと思っただけの気持ちからこんなふうに大切な仲間ができたように、自分の意としない方向で思わぬ良い結果が出ることもあるんです。もちろん逆のことも起こる可能性だってあるんですが、それは自分の中で反省してもう一回チャレンジするなり整理するなり消化すれば良いので、もし嫌な思いをしてもやっぱり実体験から得る反省ほど自分の中で糧になることはないです。

画像8

でも自分がしたくない仕事でも、その先に思いがけない良いことが起こったり
すごい経験をすることがあるかもしれないじゃないですか。
私は作家として大きく芽を出すことは出来ずに今は活動を休止していますが
はじめた当初から見ててくれてるお客様もいるし、そういう方たちに何度も勇気づけられたし、そして海外で展示も出来たし、日本でも各地で展示をしてとても嬉しい言葉や温かい言葉をたっっっっっくさんかけて頂きました。何百人の人に出会えたかわからないです。ちゃんと私の熱は届いていたし、経験値は自分の中ですごい上がったと思ってます。

画像12


最初はただ細々と作品を作れていれば良くてただ作っていたけど(この話もまた今度します)、そのうちに展示をするようになり、東京を出て違う土地で展示をしたり、それが海外にまで及んだり。。多い時では一年に5本の展示をしましたが、でも始めた当初は展示自体 しようなんて夢にも思いませんでした。
ちゃんと作家活動して、本当によかったです。
沢山の幸福を得たし、沢山夢を叶えてこれました。
続けていくと価値観って変わっていくもんです。
そしてこの海外展示をきっかけに英語を喋れるようになって、今では会ったことなくても私の英語力をずっと見ててくれている友達みたいなオンラインの先生が世界中にいて
かけがえのない友達が出来て、出会ったことによってまた繋がって出会える人がいたりして、あのフォローバックとクッキーのエアメイルだけでこんなに沢山のことを培えるなんてあの時は思ってもみなかったです。

画像9

追い込まれたことで培えた英語力

さて、展示の話に戻ると、
もう流れるように展示の会期が決まった後は期日までに作品を作ることと英語力を上げることだけでした。私は展示の半年前から英語を勉強しようと決めていたのですが、12月の展示だったので6/1から始める決意をしておりました。

でも決めたはいいものの不安半分、楽しみ半分、ちょっと憂鬱半分みたいなw(割合おかしいw)
5/31の前日なんて『あぁ〜明日からかぁ〜』みたいな気分でいっぱいでしたよw
決めたはいいものの皆最初はそんな感じじゃないですか?波に乗るまでっていうか気持ちが乗るまでは。私も同じです。
これについてはまた違う回で書きますが、SNSでは華やかな仕事をしててなんでも元気にやってそうで無敵な感じに映ってるかもしれませんが気持ちの浮き沈みは当然あるしグダグダやってる休日だってあります。私も人間なので。休憩は適度に入れないと疲れちゃうしね。
でも、半年間で追い込む(そこまで意識はしてなかったですが)環境と、多少プレッシャーというか、早く喋れるようになりたいっていう気持ちの方が大きかったような気がしますが、一応半年間でコミュニケーションは取れるくらいにはなれたしそれが楽しいって思えるようなところまでいけました。
そこからは、いつか私の英語で人を助けれるようになりたいとその時思ってそのまま英語を続けてます。
また他のトピックでも書きますが、期日を決めて〆切を作ることはちゃんと自分への課題になるし(ダイエットとかでも同じですね)圧をかける意味でも良いと思います。後にリバウンドみたいなことにならなければ。

画像10

ちなみに展示の費用についてはまた違う回で書きます。そこにも大切な要素が色々含まれているので。

新しい世界へのドアは自分が自ら開くもの

そろそろ締めますが、
先ほど私の体験を書いたように、やり方は色々とありますが
一通のメール、一回のDM、一度だけの勇気で世界は何倍にも何百倍にも広がります。自分の世界は自分で変えれます。むしろ他人は変えてくれません。

画像11


私は自分の活動を始めて今年で7年目ですが、新しく自分が動いたあれこれに関して、あの時動かない方が良かった、と思ったことはないです。
動けば何かが変わります。それは小さいことかもしれないし、大きいことかもしれないけど、きっと自分が成長できるしこれからの糧となると思います。
人生トライアンドエラーの繰り返し、もちろんエラーは少ない方がいいかもしれない、嫌な辛い想いは少ない方がいいかもしれない、でも、沢山のエラーを知っている人の方が強くたくましく潔く生きていけると私は思います。
そして人に優しい人になれると思います。

今少しでもなりたい自分、理想の自分がある人、
もしくは自分に嫌いな部分がある人、自分のことを好きになれない人は
今何ができるか、何をしたらいいか、今一度立ち止まってゆっくり考えてみてください。きっと何か答えが出るはずです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?