ナカミチ

島根県でエンジニアしてます。 クラシックと落語と喫煙が趣味。飼ってる猫の名前はアマデウ…

ナカミチ

島根県でエンジニアしてます。 クラシックと落語と喫煙が趣味。飼ってる猫の名前はアマデウスです。

マガジン

  • 36才SEの転職日記

    転職活動の時につけていた日記です。 ひたすら悩んでます。 転職活動をしている人へ、何かしらの助けになれば幸いです。

  • 日々の論語

    日々に寄り添う論語を紹介しています。

最近の記事

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Backlogで挑む、透明化と越境 抽象編

私の携わっている25ヵ月にわたる基幹システム刷新プロジェクトにおいて22ヵ月が経過しました。当記事はその中で得た知見とプロジェクトの進め方についてまとめています。 下記「具体編」の続きです。抽象編と題し、プロジェクト管理にBacklogを導入することで起きた変化を踏まえ、プロジェクト及びチームの目指すべき姿について抽象度を上げた内容としております。 Backlogとはnulab社の提供するSaaS型プロジェクト管理ツールです(製品についてはこちらのリンクを参照)。経済産業

    • YAPC::Hiroshima 2024で気づいた子どもに戻れる場所の大切さ

      いてもたってもいられず、片道3時間のバスに揺られてYAPC::Hiroshima(以降ヤプシー)に参加してきた。 とても多くの気づきがあったので書き留めることにする。 ヤプシーって大人が子どものままでいていい場所なんだなぁこの感覚を思い出せたのが一番の収穫だ。 じきに3歳を迎えるうちの子どもたち(双子)はブロック遊びが大好きだ。自由に大胆に創造し、家だか車だかよくわからないカラフルな塊を自慢げに見せてくる。 私の所属するヌーラボは実にエンジニアにとって素晴らしい環境だ

      • 生成系AIで作ってきたなんとも言えない画像たちを放流する

        ドーモ。株式会社ヌーラボでプロジェクトマネージャをしているナカミチです。ヌーラボブログリレー2023 for Techの貴重な一枠を消費して、大してTechでもなく誰の役にも立たないかもしれない情報を発信する。羊羹でも食べながら見ていただければ嬉しい。 私の趣味のひとつがITエンジニアの勉強会で話をすることだ。なので頻繁に発表資料を作る。 資料作りにおいて何が困るかというと、スライドに添えるいい感じのそして著作権的に問題のない画像が見つからないことだ。 画像はメッセージの

        • in0u 井上さん

          社会人になってから本当の友達と呼べる人にどれだけ出会っただろうか? 私にとっては井上さんくらいかもしれない。 もし移植を必要としていたら腎臓の片方をあげてもいい。そう思える人との出会いは幸運だ。人生を振り返っても家族以外では三人くらいしか思い浮かばない。その中の一人が彼だ。 このnoteでは井上さんについて書く。 なぜBacklog Advent Calendarで?と思うかもしれないが、まあ騙されたと思って読んで欲しい。 井上さんと出会った四年前、井上さんとはコミュニテ

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        • 36才SEの転職日記
          5本
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          25本

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          育児で精神的に参っていたが体を鍛えたら解決した

          この記事で伝えたいことはひとつ 体を鍛えるといいことあるよ である。以上。 私について2才8ヶ月のふたご男児の父親 37才水瓶座 島根県からフルリモートワークでwebシステム開発のPjMを務める 妻の実家で義両親、義祖母と共に生活している(脅威の4世帯同居) 高校を卒業してからはあまり運動はしていない 核家族でふたご男児を育てるのがあまりにしんどかったので妻の実家にお世話になっている、今どき珍しいマスオさん状態の人間だ。移住の経緯とかは↓に書いているのでよかっ

          育児で精神的に参っていたが体を鍛えたら解決した

          旅先で出会った人と8年ぶりに再会した話

          SNSに感謝する、という話を書く。この気持ちがザッカーバーグやイーロンマスクに届いて欲しい。 8年ぶりに彼と再開した。彼とは愛媛県に浮かぶ、住民よりも猫が多い島で出会った。 ふと思い立ち広島からひとり自転車で愛媛へ渡った。彼は東京から。お互い山盛りの猫と触れ合うためにこの島を訪れた。 時間ギリギリに到着したせいか、日に2便しかない定期船は定員オーバーだった。僕と彼を含む数人は8時の便に乗れず途方に暮れた。次は14時だ。誰かが言った「漁船に金を払えば送迎してもらえるってSN

          旅先で出会った人と8年ぶりに再会した話

          子育てのために田舎に移住して一年が経った

          溢れんばかりのイチゴをもらった。 いつものお散歩ルートを子どもたちと歩く。おやつの時間になったので家に帰ろうと言うと、熱心になでている招き猫の置物から離れたくないと次男が泣いた。あまりにも泣くもんだから、通りがかったおばあちゃんが「どうしたの?イチゴは好き?少しあげようねぇ」と声をかけてくれた。イチゴ、の響きを耳にした長男がトコトコと駆け足で引き返してくる。 ぎゅうぎゅうになるくらい詰めてくれた。ひ孫に食べさせるために農薬を一切使わずに作っているらしい。 今朝は玄関にタ

          子育てのために田舎に移住して一年が経った

          プロジェクトマネージャーのすべき決断の種類について

          PjMの仕事は決断だ。とにかく決断することでプロジェクトを前に進めなければいけない。 決めるべきことをうやむやにして皆を困らせていませんか?って話をする。 決断のパターンは3種類だと考えている。 方針選択 権限移譲 決断条件の策定 何かしらの出典があるわけではないので経験と勘によるものだけど、僕はいつもこのうちのどれかを選択している。 プロジェクトを進める中で湧き起こるあらゆる事象において、どれかしらの決断をしなければならない。 「方針選択」の場合は選択したものを

          プロジェクトマネージャーのすべき決断の種類について

          あなたのチームメンバーは他のメンバーのことをちゃんと知ってる?パーソナルマップ編

          チームメンバーがお互いのことを知るのはとても重要だ。 以前の記事では1on1を通してメンバー同士のことを知る方法についてまとめた。 今回はパーソナルマップを作成して相互理解を深める方法について書く。 僕たちはフルリモートで働いている。 毎日雑談の時間は設けられているが、やはりそばにいないと互いのことを知る機会は減ってしまう。 僕が入社してほどなく、チームメンバー全員でオフィスに集合する機会があった。リモートではできないことをしようという話になり、マネージング・フォー・ハ

          あなたのチームメンバーは他のメンバーのことをちゃんと知ってる?パーソナルマップ編

          プロジェクトマネージャしかできない仕事って、交渉だと思う。

          この仕事だけはPjMがやらないといけないってのを一つあげるとしたら「交渉」だと考えている。他にもあげるなら、決断、政治、土下座かしら。 大抵の仕事は他のポジションの人がやっても問題ない。しかし、決算発表の会見を社長がするように、プロジェクトにおける交渉はPjMがしなければいけない。 交渉といっても多岐にわたる。納期、成果物、メンバーのアサイン、社内の予算、キリがない。ここでは顧客と社内上層部について書こう。 僕の愛するデスマーチの3章には交渉についての悲しい事実が列挙され

          プロジェクトマネージャしかできない仕事って、交渉だと思う。

          議事録作成は新人教育のためのコンテンツじゃねーぞ!

          プロジェクトを進めるにあたって議事録は非常に大切だ。だからこそ真剣に議事録作成業務について取り組んで欲しいって気持ちを文章にする。 新入社員はとりあえず打ち合わせに連れて行かれ、議事録作成を命じられる。録音した音声を何度も聞き返し、打ち合わせ時間の何倍もかけて作り上げる。新入社員のやるべきことだからとか、議事録作成を通して業務理解を深めるとか、まあそんな理由で依頼される。大抵の場合、参加者から大量の手直しをくらいながらハンコを集める。議事録はものすごく重要だから、ちゃんと書

          議事録作成は新人教育のためのコンテンツじゃねーぞ!

          物事を依頼するときは最終的なアクションを明確に書いてくれ!

          PjMは依頼することが仕事のひとつだ。 社内のエンジニアであったり、お客さんであったり、ひたすら「これお願いします」を日々やっている。 プロジェクトが大きくなると「この依頼事項は終わってるんだっけ?」とわからなくなることが多々ある。いや、多々あってはいけないんだけどさ。 以前、課題には「なぜ」を書いてくれと記事にしたが、今回は依頼時には明確な完了条件を書いてくれという話をする。 そのタスクはどうなったら完了なのか、ちゃんと書いてる? Backlogのようなツールでもメ

          物事を依頼するときは最終的なアクションを明確に書いてくれ!

          報告資料なんかいらない

          何が嫌かって進捗報告やちょっとした説明のための資料作成である。 お客さんへのプレゼンテーションや何かしらの発表の場でもない限り、社内での報告のためにいちいち資料なんて作りたくない。いや、作らなくてよい。 上司が詳細な報告を求めてきたら「このドキュメント読んでください」とか「この課題でやりとりしています」と言ってURLをペタッと送ればいい。無礼でもなんでもなく、効率的で漏れのないやり方だ。 すでに色々と資料があるのに、報告のためにさらに作るなんてナンセンスだ。もし、思い当た

          報告資料なんかいらない

          正しく見積もるたったひとつの方法

          プロジェクトマネジメントの肝は見積にある。 最も重要な要素だと断言する。 まあ難しい。はっきり言って未来予知の領域だ。見積もりに自信があるって人がいたら紹介してほしい。僕にはできる気がしない。 しかし、かなり正確に見積もる方法が一つある。それは再現だ。 要するに同じことをもう一度やるってことだ。システム開発においては、最強の見積方法は一度作ってみることだ。 寝ぼけてんじゃねーぞ!できるならやってるわ!って気持ちはよくわかる。そりゃそうだ。全ての仕事に対してそんなことをし

          正しく見積もるたったひとつの方法

          Backlogの課題には「なぜ」を書きなさい!マジで!絶対書きなさい!【仕事の依頼のお作法について】

          システム改修において何が困るかっていうと、該当の処理を修正していいのか判断がつかないことである。これは実に困る。 処理の内容はコードを読めばわかる。単純なバグなら修正してそれで終わりだ。しかし、実装された経緯のわからない正常に動いているプログラムほど厄介なものはない。 その処理がどんな経緯で追加されたのか不明 誰の要望によって追加されたのか不明 なぜその処理方法や技術が選択されたのか不明 こうなっちまったら、いざシステムを新たに作り直しましょう!ってなった際に考慮し

          Backlogの課題には「なぜ」を書きなさい!マジで!絶対書きなさい!【仕事の依頼のお作法について】

          皆に嫌われることがプロジェクトマネージャーの仕事な気がする

          最近こんなことを思う。関係者たちから等しく嫌われるってことはものすごく重要なんじゃないかと。 PjMの仕事は決断することだ。 プロジェクトの規模や複雑性が大きくなるほど関係者は増え、ひとつ決断する度に誰かしらは嫌な顔をするもんだ。 誰も嫌な思いをしないプロジェクトがあるとしたら、それはそもそもやる価値のない仕事だろう。一見社会に与える影響がとても素晴らしいような仕事でも、受注した側の経営者だったり実際の作業に関わる人だったり、誰かしら影で泣いている。 皆に等しく嫌われ

          皆に嫌われることがプロジェクトマネージャーの仕事な気がする