野鳥が気になり始めた人への推薦図書 vol.2
以前、こちらの記事でおすすめの書籍を5つ紹介したのですが、
おすすめしたい書籍が増えたので、続編です!
(メイン画像:Marisa Sias、Pixabay)
1.これが見納め 絶滅危惧の生きものたちに会いに行く
本書は「世界一珍しくて世界一絶滅の危機に瀕している動物を見に行く」ことを目的に、二人の英国人が旅をした記録です。
絶滅危惧種をテーマにした書籍と聞くと、さぞかしシリアスなお堅い系の書籍なのではと思われたかもしれませんがご安心ください!表紙にもその片鱗が現れているように、ギャグ要素にあふれた旅行記です。
ここで、まずは本書の目次をご覧ください。
棒切れテクノロジー
ここにチキンあり
豹皮のピルボックス棒
夜の鼓動
盲目的恐怖
まれか、ややまれか
灰をかきまわす
一体なんのこっちゃ、というラインナップですよね。やはり珍獣を見に行く旅とあって、色々とミステリアスです。しかしこの目次の意味不明度合が、かえってそそられませんか?
一応、どんな生き物が登場するのかを一部紹介すると、コモドドラゴン、カカポ(フクロウオウム。表紙にも載っている)、マウンテンゴリラ、オオコウモリなど。
旅行の期間は1985年~1989年の間。今から約40年も前で、当然スマホもない時代です。「世界一」珍しくて絶滅の危機に瀕する動物を見に行くわけなので、飛行機に乗っていれば目的地に着くようなお手軽な旅ではありません。たどり着くまでの道中もトラブル三昧。生き物たちと対峙したときの様子も、面白おかしく(ときにはシリアスに)紹介されています。各章で、著者たちが自分たちで撮影した写真が何点かずつ掲載されているのですが、それらもキャプションと相まって一コマ漫画のよう。
吹き出してしまうこと必至なので、通勤電車など公共の場で読む際はご注意くださいね!
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ダグラス・アダムス 著
マーク・カーワディン 著
リチャード・ドーキンス 著
安原 和見 訳
河出文庫
発売日 2022年11月8日
価格 1,300円(税別)
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2.エナガの重さはワンコイン 身近な鳥の魅力発見事典
日本の身近な野鳥のトリビアが紹介されている一冊。
本書はよく見かける鳥に絞って、それぞれの特徴的な行動や、「実は…」な生態などが紹介されています。イラストメインで文章が少な目。小学生のお子さんから大人まで楽しめます。
興味深かったのは、鳥の「重さ」を身近なものに例えたコラム。タイトルにあるように、エナガは500円玉に始まり、スズメは単三電池、コサギはiPadなど。体感することができない鳥の重さが、ちょっとゆるめのイラストで紹介されていて、視覚的に理解できます。
野鳥をそれなりに見てきた人にとっても「そうそう!」と共感できる内容だけでなく、「へぇ~!」な発見が詰まっていること請け合いです。
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著者 くますけ
監修 上田 恵介
発売日 2023年11月14日発売
価格 1,500円(税別)
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お読みいただきありがとうございました!
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