見出し画像

ブランドデザイナーとして今日から始まる私の仕事

私は、WEBデザイナーという肩書で食べています。
将来的には、ブランドデザイナーという肩書で食べていきたい、と最近思い始めました。

「ブランディング」という考えに触れ、これが本来私の思う「デザイン」の形、私がしたかったことなのかも!
と思うところがあったからです。

今日は、私の思うデザインについて考えてみようと思います。

デザインってなんですか?

デザインって、なんなんでしょうか?

私が学生時代に先生から言われたことはこんな内容だったように思います。

目の前にあるノート、机、椅子、テレビのリモコンも扇風機も。
すべて、デザインだ。
私たちが生きていくために使うものすべてがデザインされているものなんだ。

言葉は違うと思いますが、とにかく、生きるために関わるすべてのものが「デザイン」からできている、と言われたように覚えています。

それまでの私は、お菓子のパッケージや本の装丁などビジュアルにかかわることのみがデザインだと思っていたので、見た目だけでなく使う人の求めるものを形にすること、そのすべてがデザインなのだと知って驚き感銘を受けました。

また、デザインについて調べてみると、日本デザイン振興会のデザインについての記述が、私の考えるデザインの概念と同じように感じました。

デザインの中心には何が存在するか? 長年、デザインと対峙してきた我々が導き出した答えは「ヒト」です。それは時に「ユーザー」という言葉で語られ、時には「社会」という大きな言葉で語られますが、デザイナーが何か新しい物事を設計する際には必ずその中心軸に「ヒト」または「人々」が存在し、そして「そのヒト(人々)には何が必要だろうか?そして、何を設計するべきか?」を考えます。これが、現代の「デザイン」という言葉の定義において最も重要な中心核だと我々は考えています。

公益財団法人日本デザイン振興会HP「デザインとは?」より


私は、デザインとは、人と人をつなげることだと考えています。

大切に、想いを持って商品を生み出し、それを必要としている人に届けること。
想いが生まれたその原点にも人があり、届けるその先にも人が生きている。

その、生み出す瞬間から届けるところまで。
すべてが「デザイン」することなんだと思うんです。

アートってなんですか?

ここで、アートについても考えてみたいと思います。

こちらも、学生時代に先生から言われたことが、アートについて考える基盤になっています。

アートとは:
私・モチーフ・画面(制作物)の三者がいる。ただそれだけ。
この三者を通して私と向き合っていくもの。
デザインとは:
ニーズ(社会・人)があり、それに応えること。
価値を生み出し届けること。

こんなニュアンスのことを言われ、それを軸にアートとデザインを考えてきました。

ただ、アートは自己表現にとどまらないものだと思っています。
最近では、他者によって完成される作品があったり、公開制作のような形で他者に影響されながらつくられるものもあります。
だから、三者(私・モチーフ・画面)だけで存在するものではなく、他者というものも意識されているものなのではないかな、と考えています。

(私は、アートというものを大学でサラリと学んだだけなので、ずっとアーティストとして活動している方からすると、そうじゃない!という意見があるかもしれません)

デザインとアートは近づいている

こうしてデザインとアートについて考えてみると、現代社会において、2つは近づいてきているようにも感じます。

価値観の多様化、といたるところで言われていますが、モノや情報であふれる社会で明確なニーズというものが見えにくくなっていますよね。

私の好きなものはこれ!
私ってこうゆう人なんです。

そういった趣味嗜好や価値観を掲げても、個性として輝ける時代です。
だからこそ、同じ趣味嗜好や価値観をもつ商品・ブランドに「共感」をし、購入をし、それをもって自己表現する。

一人ひとりがアーティストとして表現する時代なんですね。

アートという表現において、鑑賞者が何を感じるかは自由ですが、その根幹にあるものは、自己表現=価値観です。
この価値観に共感する人に届けることが、マーケティングであったり、デザインであったりするのかな?
と考えると、デザインするということは、この価値観を見つけ出す作業からすでに始まっている。

だから、デザインとアートは異質なものではなく、とても近くにいる存在のように感じるんです。

(なんだか、うまく文章にならないですが、伝われ!という気持ちで書いています)

ブランドを育てるという仕事

冒頭にも書きましたが、最近「ブランディング」という考え方に触れる機会があったんです。

ブランディングについてはいろいろな考えがありますが、その方の考えでは「本来もっている価値観・強みを輝かせ、育てること」ということでした。

私の想うデザインの形。
人と人をつなげること。

最近、自分の人生を振り返る機会があり、昔もっていたいろいろな気持ちや価値観を思い出しています。
その中で、上の2つは、私がデザイナーになろうと思ったとき、目標にしていたことでした。

ブランドを育て、届けること。
それは、本来私が仕事として貢献したかったこと。
そう感じたんです。

だから、これからはブランドデザイナーという肩書で、そのモノや人がもっている魅力を見つけ出し、それを必要としている人に届ける。
そんな風に、育てるデザインをしていきたい。

そんな想いと決意をこめて、今日この記事を書いてみました。

将来の私がこれを読んだとき、この時の想いは叶ってるよ、と言えるように日々過ごしていきたいです。
そして、この想いに共感するたくさんの人と出会って、その魅力を必要としている人に届けることが出来ていますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?