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今わたしが受けている親切は、知らない誰かへの恩返し

見ず知らずの、何処の馬の骨かもわからないわたしを、助けてくれる外国人がたくさんいる。フィンランド人だけではなくて、他の国の人たちも。
彼らは“日本人”であるわたしに、手を差し伸べてくれているのだと感じる。

日本のアニメや歴史に魅せられた人、
かつて日本に住んでいた人、
ヒッチハイクで日本を旅した人。

もちろん、わたし自身が日本人だから、日本人へのマイナスな評価は耳に入ってきづらいし、そもそもパーソナリティをよく知らない中で、自分と友達になってくれる人は日本人に対して好意的だからでしかない。

もっともっと、大きな目で見て、世界からわたしたちの国がどのように見られているのかは知らないけど、少なくとも、今は幸運なことに“日本人”であるから受け取ることのできている親切がたくさんあるように思える。

そして、わたしは彼らの向こうにもまた、知らない誰かの親切や優しさが存在しているように感じる。きっと、日本人に助けられた経験や、日本での素晴らしい思い出が彼らの中にもあるのだろう。

知らない誰かの親切が、めぐりめぐって、わたしのところへ届いている。

もちろん、傷つくことだってたくさんある。
優しさがいつも以上に沁みるのは、心配や傷を抱えているから。
ずっと人に恵まれて生きてきて、ちょっとした悪意や冷ややかな態度にすっかり弱くなってしまったなあ。
正直なところ、今は自分のことで精一杯で、あまり周りが見えなくなっているかもしれない。でも、ちょっとの間、許してね。

受け取った親切や優しさを、わたしもまた誰かに渡せるように。強くなってみせるから。

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