いちから@日本語教師

すべての日本語教師が「楽しく働く」ためのnoteです!無理しないで教師を続けたい方へ。…

いちから@日本語教師

すべての日本語教師が「楽しく働く」ためのnoteです!無理しないで教師を続けたい方へ。どん底病み新人時代を経て、この仕事を天職と思うようになりました。大阪大日本語専攻→検定試験合格→現役法務省告示校非常勤講師。中高の国語・英語免許持ち。外国人児童支援も。教育全般に関心があります。

マガジン

  • 日本語教師の楽しい授業作り

    毎週、授業を作るのにヘトヘト… そんな日本語教師のみなさんへ、無理せずに授業ができるようなコツをまとめました。学生・生徒の教師も楽しい授業になりますように。

  • 日本語教師業界について考える

    日本語教師は、閉じられた世界。この業界だからこそ存在する問題や特徴についての考えや、思ったことをズバッと書いた記事まとめ。

  • 日本語教育能力検定試験・登録日本語教員試験の対策

    日本語教育能力試験や登録日本語教員の試験ルートのための対策記事まとめ。日本語学等になじみがない方でも一発合格できるようサポートします。大阪大日本語専攻3年次に合格した私が、「いちから」丁寧に説明します。

  • 日本語教師のリアル

    憧れだった日本語教師。でも、実際になってみると、大きな声では言えないこともたくさん。教師のリアルを赤裸々に書いたまとめ

最近の記事

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【自己紹介とサイトマップ】いちから@日本語教師について(2024/7/6更新)

みなさんは、日本語教師という職業をご存じですか。 普段意識せずにペラペラ話す日本語の奥深さに気づいたり、 学生の反応に一喜一憂したり、 苦労もありますが、面白い仕事なんです。 「いちから日本語教師」は、そんな日本語教師のみなさんが、楽しく笑顔で働けるような情報をお届けします。 「いちから日本語教師」とは?投稿者の自己紹介 投稿者は、大阪大学の日本語専攻を卒業しました。かつての日本語教師の資格の一つに「日本語を専攻または副専攻した」がありましたが、日本語専攻は意外と少な

    • 授業の前日は憂鬱で眠れなかった。経験がなく空回り、学生から辛辣な苦情も来た。何も楽しいと思えなかった。でも、それを乗り越えたから今があるんだと思う。「準備不足だ」と批判するのは簡単だけど、そうではなくて、その人に寄り添える存在になりたい。すべての教師が、授業を楽しめますように!

      • みんなが楽しめる授業へ【心理学の本で見つけた工夫】

        教員になって知ったことはたくさんありますが、 一番衝撃だったのは、授業を聞かない学生に対するイメージです。 私自身、学校に通っていたときには授業中にウトウトすることもありましたし、やる気がなくボーっと座っているだけのときもありました。当時は抗えない睡魔が襲うこともしばしばで、授業中に気が逸れても仕方ないと考えていました。 ただ、教壇に立つとその意識は変わりました。 授業のとき寝られると辛い!!!!! お願いだから集中してほしい!!! 一生懸命作った授業だからか、学生の些

        • 【模擬授業】大事なことと心構え

          日本語教師として日本語学校に応募した際、多くの学校では模擬授業をしなければなりません。みなさんは、経験がありますか? 模擬授業は、短い時間で授業の一部を見せるというもの。 採用する学校からすれば、教師に授業力があるのか見極める材料となります。私も、最初に面接を受けた学校で見せたときには、声が震えていました(なんとか合格しました)。 今回は、そんな模擬授業の体験と、私の考えをお話しします。 私の体験談どうやって準備する? 突然ですが、日本語学校の採用を見て申し込んだこと

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        • 【模擬授業】大事なことと心構え

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        • 日本語教師のリアル
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        記事

          【オンライン日本語教師】増加にみる業界の課題とそれに対する考え

          日本語教師という仕事は、以前より注目を集めています。 2024年からは、外国人を「留学ビザ」で受け入れる学校で働く場合、国家資格が求められるようになった(経過措置はあります)ことからも、この職業が一般的になりつつあることがわかります。 では、みなさんが日本語教師をしようと思ったとき、どんなプラットフォームを選びますか。 ・オンライン ・対面 どこで教えるかと考えると、まず大きな分かれ道となるのがこの点です。 オンラインで教えるか、学校などの教育機関で教えるか。 そして、

          【オンライン日本語教師】増加にみる業界の課題とそれに対する考え

          【教案】あなたはどのタイプ?教案作り方まとめ

          授業のごとに、何かしらの形で作る「教案」。 セリフを一つ一つ書くタイプ、発言のきっかけだけ書くタイプ、 ネット上の教案を丸パクリするタイプ(かつての私)… あなたはどのタイプですか? この記事では、自分に合った教案作りができるよう、 いろいろなやり方をまとめました。 無理せず授業ができるヒントとなれば幸いです。 教案は何のため教案は、授業の計画です。作成の目的は人によりますが、主に ・授業の流れを考える ・授業の記録として残す ・学校に提出しなければならない(新人教師な

          【教案】あなたはどのタイプ?教案作り方まとめ

          【嫌ですか?】自分の授業を見られること

          授業見学をされたことはありますか。 私は日本語学校で働いていますが、きっと他の教育現場でも授業見学は行われていると思います。その名の通り、ほかの先生の授業を観察するというものですが、その大きな目的は、他の教師の授業を見ることで授業を改善することです。ですが、そうはわかっていても、「自分の授業を見せたくない」教師は少なからず存在します。 今回は、そんな授業見学に対する教師の反応の分析と、見学の意義について考えます。 自分の授業を見られたくない心理分析 さて、みなさんが教

          【嫌ですか?】自分の授業を見られること

          【教師としての成長】日本語教師1年目のリアル③

          日本語教師になって、もう半年以上経ちました。授業に強いストレスを感じ、辞めようと思っていた時期もありましたが、今学期からは新しいクラスに。心機一転、気持ちを切り替えようと思っていました。 私自身が経験した、日本語教師としての体験を包み隠さず書く最終回。もしまだでしたら、こちらを先に読んでいただければと思います。 10ヶ月~12ヶ月「私のやり方」を見つけた 新しい今回のクラスでは、失敗したくない。そう思った私は、当たり前のことをきちんとすることを心がけました。それは、以下の

          【教師としての成長】日本語教師1年目のリアル③

          【もう辞めよう】日本語教師1年目のリアル②

          憧れていた日本語教師になって3ヶ月。 当時大学4年生で、卒論と授業準備に追われていた私は、クラスの雰囲気をうまくコントロールできなくなっていました。 簡単だと思っていた授業が、こんなにも難しいなんて。 うまく教えられない自分を責めていた私は、新学期になり、新しいクラスの担当となりました。 これまでの負のループをリセットして、今回は、と意気込んだ私の記録。 4ヶ月~9ヶ月辞めようと思った 私が入ったのは、学校内で一番成績が良いクラスでした。日本語学校では一般的に、一つの

          【もう辞めよう】日本語教師1年目のリアル②

          【完全初心者、挫折へ】日本語教師1年目のリアル①

          私は、高校生のころから言語学習が好きでした。 いろいろな言語を知っていくと(どれも中途半端ですが)、自分の母語である日本語により興味を持ちました。 生まれた時から自然に習得した日本語。外国語を学ぶまで思いもしませんでしたが、よく考えれば日本語にも文法があり、私が外国語を学ぶのと同じように、日本語を学ぶ人がいると気が付きました。 そして、日本語という言語に関わることができる職業として、日本語教師の存在を知り、いつしかそれを目指すようになりました。 大学でも日本語を専攻し、「

          【完全初心者、挫折へ】日本語教師1年目のリアル①