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13. 院長センセが担当に!衝撃の事実が発覚! 〜歯日記〜 連載 #13

<あらすじ> 10年間虫歯を放置していた夫。ずっと避けていた歯医者なのに、突然「歯医者に行く」と言い出し、覚醒。
すでに奥歯は数本がない状態。
抜歯や歯茎の治療を経て、インプラントに向けての治療が始まる。

院長先生の診療

抜歯や歯茎の治療も順調に進み、いよいよインプラントに向けての
治療を始めることになった。
(まだいくつか虫歯はあるもののインプラントの埋め込みと並行して進めることに)

治療フェーズが変わった段階で、院長先生が担当することになり
院長先生の診療を受けた夫。

治療終わりの夫に話を聞くと
「さすが院長先生だわ。一通りみて、顎が弱いのも指摘された」

そう、夫は顎が弱いらしく、昔から口を大きく開けられなかった

「でも、インプラントで奥歯を入れて、噛み合わせを調整していったら改善されるって。俺、治らないと思ってた」

改善の見込みがあると言われてよほど、嬉しかったのだろう。
横を歩く夫は、すでにハンバーガーを食べるのを想像しながら、どこのハンバーガー好きかを述べ出していた。


衝撃の事実が発覚...!

「あ、それから」と夫が思い出したようにいった言葉に軽い衝撃を受けた。

「俺、若年性歯周病だったんだって」
「え?」
「若年性歯周病。先生が言うには、多分20代から発症してただろうって」

なんと。
虫歯だけでなく、歯周病も。
まぁ虫歯を放置していれば、歯周病になっているかもとは思っていたが、
歯周病の状態で10年放置していたとなれば重大さが変わってくる。

20代であれば、夫が他の歯医者に通っていた頃だ。
何度も麻酔を追加され、痛みのあまり、トラウマを抱えてしまった頃。
院長先生曰く「きっと当時の先生も気づけたはずなんだけど」とのこと。

なんとも悲しいなぁ...。聞いていて悔しくもなった。
だけど、悔いても仕方がない。

院長先生は、できるだけのプランを考えると話してくれたらしく
夫はなんとも治療に前向きだった。

夫の前向きさに救われ、「ここからは良くなるんだから!頑張ろう!」
「良い先生に会えて良かったね」と夫も自分も励ましながら
、家に帰った。

(続く)

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