新規就農でいちご農家になりたい有香の自己紹介
はじめまして!
写真と果物が大好きな
いちご農家見習いの有香です。
今回はタイトルの通り、私の自己紹介です!
プロフィール
生年月日:1994年生まれ(26歳)
出身:埼玉県
高校:浦和第一女子高等学校
大学:信州大学農学部
会社:2017年4月〜2021年2月 種苗会社
部活歴:吹奏楽、女子サッカー
女子ラクロス、ボウリング
趣味:写真、いちご栽培、お花
習い事:いちご、そろばん
生け花(日本古流)、テーブル茶道
夢:2022年にいちご園をOPEN!
生まれつき小食で苦労したけれど果物だけはよく食べました。
小さい頃からとにかく食が細く、一人前のご飯が食べれない子どもで、特に脂っこいものと冷たい食べ物が天敵でした(笑)
小・中学生の頃は給食を残すことも多くて、お残し禁止のクラスの時は掃除中も机ごと運ばれながら食べていました(笑)
食べる前に、多いと思ったら減らしにいくのですが、それでも食べ始めたら食べれなかったり、無理して食べて午後気持ち悪くて動けなくなったりということがありました。席替えやクラス替えのときは緊張して食べれないことも。残すことはよくないという思いと、少食でガリガリだったので食べなきゃ!という思いとで食べることにプレッシャーを感じていました。
周りの人より食べない+ガリガリなので「たくさん食べないから痩せている」と言われたり比べられるのが嫌で、高校〜社会人3年目くらいまでは、食べなければいけない、残してはいけないというプレッシャーから「会食恐怖症」のようになり、外食や人との食事に苦労しました。
当時は、友達と遊びに出かける時は、食事をしなくてもいいような時間を選んだり、気持ちを楽にするためにタッパーを持ち歩いてみたり(笑)
これがきっかけ!というものははっきり分かりませんが、今ではすっかり良くなりました。
「残しても大丈夫」と思えるようになったことや、子供の頃より胃腸が強くなったこと、規則正しく朝ごはんを食べると調子がいいことに気がついて自信がついたからかもしれません。
そんな少食の私の大好物は果物で、小さい頃から少食のわりに果物だけは人一倍いや、人十倍は食べたので、母親は私のことを”フルーツコウモリ”と呼んでいました(笑)(会食が苦手だった時期も果物だけは食べられました!笑)
学生時代を振り返ってみる
小さい頃から生き物が大好きで、どんぐりを家の自転車置き場に種まきしてみたり、公園の地面を掘って出てきた球根を持って帰ってきて家に植えたり、ダンゴムシや幼虫を拾って育ててみたりしていました。
小さい頃から周りと比べるとやってみたいことがたくさんある方で、将来の夢はペットトリマーやお花屋さん、理科の先生、科捜研の人、動物園の人などなど色々ありました(笑)
そんななか農業の道に進むきっかけとなったのは、高3の進路決めの時。
まずはやってみたい仕事を決めようと、職業について調べていると、ふと「タネとか苗って誰が作っているんだろう」という疑問が湧いてきました。
インターネットで調べてみると、いくつかの種苗会社のHPにたどり着き、そのHPの内容にワクワクしたのを今でも覚えています。
「私、種を作りたい!」
それから農学部に進学する事に決めて、高校の生物教師の母校である信大を目指し、無事進学。
大学では栽培学研究室に所属し、シクラメンやイチゴ、イネ、アスパラガスなどの研究と、ソルガムやライ麦、ブドウの栽培を教わりました。
研究室は平日は8時〜17時の定時制で土日の水やり当番があったので、今振り返ってみると会社みたいだったなと思います(笑)
研究室の教授がとにかく面倒見が良かったのですが、種苗会社は会社数が少ないことから私の就職活動についてはとても心配していたようです。就職先についてとても親身になって考えてくれました。
種苗会社にご縁がなかったらお花屋さんになりたかったので、お花屋さんのインターンや説明会にもたくさん参加したのですが、とても楽しかったし勉強になりました。特に「青山フラワーマーケット」さんのインターンが面白く、会社説明はもちろんグループワークも面白かったですし花の市場見学まで連れて行っていただき、大変勉強になりました。
そして無事に「お花とイチゴの種苗会社」から内定をいただき種苗会社に入社する事になりました。
種苗会社に入社してから
入社後2ヶ月間の研修を終えて
配属されたのはイチゴ生産チームでした。
最初の半年間は担当などは持たずに
イチゴの苗や種の生産管理について学びました。
日焼けしやすく、学生時代には真っ黒に日焼けしていた私は、社会人になればやっと色白になれるかも!
と思っていましたが、それも束の間。サラリーマンとはいえ一日中ビニールハウスにいるので、みるみるうちに真っ黒くろすけになりました(笑)
1年目の冬になると私の担当業務が決まり、イチゴ苗の母株生産と、イチゴ種子の生産担当になりました。
嬉しい事に
「種を作りたい!」
という夢が叶ったのです。
母株の生産業務の中には、ざっくり言うと「母株の異常や品種混入がないかを実を食べて確認する」という作業があります。
「実を食べて確認するって楽しそう羨ましい」なんて思われることが多いのですが、これが結構大変(笑)
20品種以上あるイチゴを1日に100個以上食べることもありました。
幸いなことにイチゴなら人並みには食べることができたので、食べれなくて仕事にならないってことはなかったと思いますが、検定後のお昼ごはんは残してよく夕飯行きに…(笑)
種子の生産では、「よつぼし」の種子を作っていました。
よつぼしの種を生産しているところは少ないので、皆さんのもとに届いているよつぼしが、私が作っていた種からできているかもしれないと思うとワクワクします。
甘みと酸味のバランスが絶妙なよつぼしは、ファンがどんどん増えているので、まだ食べたことがない方にはぜひ食べてみてほしいです!
いちご農家を目指したきっかけ
イチゴの苗や種子を作るお仕事はとてもやりがいがあって楽しいお仕事でした。苗が格好よく仕上がった、種がたくさんとれた、パートさんや先輩に褒めてもらった等々、仕事をしていて嬉しかったことは色々あります。
特に、営業と一緒にいちご農家さんのところへ行かせていただいた時に、苗や種について喜んでもらえた時は、それはそれは嬉しかったのを覚えています。
そしてそれよりも嬉しかったのが、自分たちが作っているイチゴを食べた家族や友人が、とても美味しそうな、そして嬉しそうな顔をしているのを見た時でした。(検定や調査が終わった株の実を持って帰らせてもらえることがあるのです。)
色々な品種を食べ比べてもらったときには、ここがこう違うんだと説明すると、皆喜んでくれるのが嬉しかったのを覚えています。
「自分が作ったもので喜んでもらえるっていいな」
と感じるようになった私は、いちご農家になったら、観光いちご園を作ったら、もっと近くでお客さんが喜ぶ顔を見れるんじゃないか。と思うようになりました。
いちご農家を目指そうと本格的に考えたのはちょうど1年前。
調べてみるとハウスを建てるのに莫大な資金が必要ということ、補助金や融資をもらうための条件を満たすのには時間がかかりそうだということが分かり、一時は思いとどまりました。
でもある時、親戚のおばちゃんが作ったシャインマスカットがすごく美味しかったので、おばちゃんに頼んで両親や友人にも贈ったことがありました。そのときに家族も友人もとても喜んでくれたので「やっぱり私も美味しいものを作りたい届けたい」と思うようになり、情報収集を再開しました。
情報収集にもかなり苦労しましたが、今は、親身になってくれる甲府市の職員のおかげで、観光いちご園で研修をさせていただいています。
ここまで準備してきたこと、そしてこれからの道のりも色々あると思うので、自分たちの備忘録として、そして誰かの参考に少しでもなったらいいなと思いながら、これからこの「苺屋あとりゑ」のnoteに投稿していきたいと思います。
終わりに
長くなりましたかこれで私の自己紹介を終わりたいと思います!
初めての投稿なのでまだまだ使い方が下手くそかもしれませんが…今後の投稿もみにきていただけると嬉しいです!
写真好きということで、Instagramにも投稿していく予定なのでよかったらチェックしてみてください!
いちご園の投稿はこちら
https://www.instagram.com/ichigoya.atorie
好きな写真をあげつつ、山梨の魅力を投稿しているアカウントがこちら
https://www.instagram.com/_kinoseyuka_
また見にきていただけたら嬉しいです!ではでは〜!