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過去の記事の見直し 中国、台湾、非国家アクター

書きっぱなしというのもなんなので、いくつか気になっている過去の記事について現在の状況と照らし合わせてみた。こうしてみると畑違いのものは読み違えやすいのだなあ、と思う。まだまだ勉強も情報も足りていない。

●中国の状況

「「The Great Economic Rivalry: China vs the U.S.」が示す「時間は中国を有利にする」」を始めとするいくつかの記事で中国の今後について書いたが、最近は中国の発展に疑問を呈する情報が増えている。人口減やコロナの悪化などさまざまな要因があるが、私の記事はその時点で多くの識者が指摘していたことをまとめたものなので、識者の意見の変化に合わせて変えた方がよさそうだ、
中国の今後に暗雲が立ちこめている

●台湾有事

「2022年あるいは2023年に台湾有事の可能性はあるのか?」への回答は「ない」だったが、答えは変わらない。中長期的に中国の台湾併合の可能性があることも変わらない。また、軍事的手段よりも、非軍事的手段が優先されるだろうことも変わらない。先だって行われるサイバー攻撃やデジタル影響工作の動きや経済の動向から時期の推定もできるだろう。

●アメリカのウクライナ支援

「中間選挙が終わるとアメリカのウクライナ支援は後退する」はいまのところ、後退していない。予想以上に共和党が苦戦したことも理由のひとつだ。
今後、どうなるか見てゆきたい。

●非国家アクターの危険性

「グローバルノースの多頭の獣 #非国家アクターメモ のまとめ」などで書いた非国家アクターの危険性は変わらない
ドイツのクーデター未遂事件ブラジルの暴動がよい例だ。
アメリカから世界にリスクが輸出されてゆく。

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