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私は私なんだけど、私が敵わないわたしがいて、ずっと近くにいてくれる、でも私がわたしのことを忘れてしまっている以上、ずっとでこぼこ道を歩いているの、楽しいことも嬉しいことも、悲しいことも辛いことも、私が選んでいるから、目の前に現れるその景色に、笑ったり泣いたりしている、幸せでもあれば不幸せでもあり、それすら判断できない、正解とはなんでしょうか、正解もないかもしれない、わたしが、私が気づいてくれるのを待っているとしたら、その声に答えたい、それはきっと、築き上げたものを一度壊してぐちゃぐちゃにして消し去って、文字通り生まれ変わる、凪のようになって、無音のようになって、辿り着く場所には、きっとわたしが待っている。

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