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樺沢紫苑「精神科医が教える 幸せの授業 お金・仕事・人間関係・健康 すべてうまくいく」

・本書は、精神科医で作家の樺沢紫苑先生が、精神医学や脳科学にもとづいた誰にでも実践できる「実用のための幸福術」について解説した1冊。

・幸せとはズバリ、「脳内で幸福物質が出ている状態」のことである。
・幸福物質として、
◇ドーパミン(お金や成功、名誉、達成の幸せ)
◇オキシトシン(愛やつながりの幸せ)
◇セロトニン(やすらぎやリラックスなど、心と体が健康な状態でこそ感じられる幸せ)
が挙げられており、この3つは3大幸福物質として、世界的にも知られている。
・幸福物質は今も昔も変わらないが、価値観は時代によって変化している。
・昭和の高度経済成長期は、物質的な豊かさを追い求めていた時代(ドーパミン的な幸福)で、物(テレビや洗濯機、冷蔵庫など)を手に入れること、お金を稼ぐことが幸せになる方法であった。
・2011年に人々が東日本大震災を経験し、家族や友人、知人、身の回りの人の存在やその人たちとの絆やつながりの大切さを思い知る、という「オキシトシン的幸福」であった。
・コロナ禍では、世界的なパンデミックを経験して、人々は健康の尊さ(セロトニン的幸福)を実感した。
・このように、時代によって幸せの価値観や、注目される幸せの種類や内容が変わるのだ。

・3つの幸福を揃えないと、不幸になってしまう。また、3つの幸福を揃えるためには、順番(優先順位)がある。
・仕事で成功するのはドーパミン的幸福だが、セロトニン的幸福(休む、リラックスするというセロトニン的幸福をおろそかにしてドーパミン的幸福ばかり追い求めると、ストレスかまたまり疲れてしまい、いつか必ず心や体を壊してしまう。
・仕事だけじゃなく、しっかり休む、のんびりする。遊ぶことも、幸せには必要。なので、ドーパミン的幸福より、セロトニン的幸福のほうが、優先順位は上なのだ。
・オキシトシンも忘れてはいけない。いくら仕事で成功しても、家庭をかえりみずに仕事ばかりして、家族に愛想を尽かされては元も子もない。
・優先順位的には、
①セロトニン
②オキシトシン
③ドーパミン
である。健康があって、つながりができる。心と体の安定があってらはじめて仕事も頑張れる。
・セロトニン的幸福という土台の上に、オキシトシン的幸福、そしてドーパミン的幸福の3つを積み上げて、はじめてバランスのとれた「幸せ」が手に入るのだ。
※3つの幸福(セロトニン・オキシトシン・ドーパミン)の手に入れ方の詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「誰でも幸せになれる方法がわかった!」「ヘルシーに生きる」「一緒に生きる」「ワクワクしながら生きる」「幸せと「お金」「時間」の関係について考えてみた」という章で構成されており、
◇毎日が豊かになる3つの習慣
◇あなたを幸せにする「たった◯人」の人たち
◇脳内麻薬がダダ漏れになる魔法の言葉
◇スマホの中に幸せは詰まっていない
◇絶対に幸せになれるお金の稼ぎ方
など、幸せの正体と、その幸せを手に入れる方法について、図解でわかりやすく説明した内容となっている。

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