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四字熟語を考える―3

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2020年8月の記事一覧

「剣抜弩張」を考える

けんばつどちょう
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戦闘が始まる直前のような緊張している状況'のこと。または、書道で筆勢に激しい気迫がこもっていることのたとえ。剣を鞘から抜いて、石弓に矢をつがえて弦を引くという意味から。
「弩」矢や石を飛ばすことのできる機械。石弓。
「張」は弦を引いて張ること。
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「剣」 両刃の刀。腰におびる刃物。つるぎ。はちやさそりの

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「草偃風従」を考える

そうえんふうじゅう
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君主の徳によって自然と民衆が従うこと。
「草偃」は草がなびくことで、風が吹けばそれに従い草がなびくという意味。
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「草」 ①くさ。くさはら。
    ②そまつな。あらい。
    ③くさわけ。はじまり。はじめる。
    ④詩や文章のしたがき。
    ⑤書体の一つ。

「偃」 ①ふす。ふせる。うつぶ

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