アメリカの小さな分校での挑戦〜コミュニティカレッジで見つけた喜びと成長〜
アメリカには、コミュニティカレッジという、日本でいう短期大学と専門学校が一緒になったような学校がある。
これはあくまでも私の体験談で、アメリカは広いし、各州によって法律も違うので、コミュニティカレッジに興味がある場合は、通いたい州や地域に問い合わせるといいと思う。
(どうしてコミュニティカレッジに通う事になったかは↑前回のブログで)
私が通っているコミュニティカレッジは、カリフォルニア州の田舎にある小さめのカレッジ。
私は、そのカレッジの分校に通っている。
アメリカのカレッジは広いと思い込んでいた私は、分校に初めて訪れた時、そのコンパクトさに驚いた。
端から端まで、歩いて1分もかからないほどの大きさ。
実は、それまでコミュニティカレッジが何なのかさえ知らなかった。
日本の短大と専門学校が合わさったようなと冒頭で述べたけれど、フルタイム(一学期あたり12単位以上)学生と、自分に必要な単位のみ取っている学生、そして自動車整備士や看護師などの資格を取るために通っている学生など様々で、もちろんESLという英語が母国語ではない人のための英語クラスもある。
私の通っている分校にいるフルタイムの学生のほとんどは、高校卒業したばかりの人がほとんどで、私のような社会人、移民は、ほとんど見かけない。留学生はゼロ%という田舎のカレッジなのです。
しかもいわゆる昔ながらの教室で勉強するクラスとオンラインのクラスと選べる。
なので、フルタイム学生と言っても姿を見たことのない学生もいる。
またフルタイムの学生の中には、コミュニティカレッジの卒業(準学士号取得)を目指している人、四年生の大学へ編入を目指している人がいる。
そして専攻は、いつでも変更できる。
そんなコミュニティカレッジに入学し、専攻もいつでも変更できるからと入学一番興味のあった生物にし、全て通いの対面のクラスに登録した。
すべて良い経験だったと今は言えるけれど、この選択は私に取って厳しかった。
カレッジの初日、GEDをパスしたとはいえ、自分の英語力がカレッジレベルではないと思っていたので、かなり緊張してクラスを受講。
幸い教授たちが言っていることはわかったけれど、一人声が小さくてボソボソ話す教授がいて、そのクラスはドロップした。
表向きは、そういう理由だけれど、実は、苦しかったのです。
ESLやGEDのクラスには、移民の人たちがたくさんいたし、年齢層も幅広く、アットホームな雰囲気だったのに対し、私のコミュニティカレッジは、ほぼ十代の人たちで、そして母国語が英語の人たち。
初日は教室いっぱいに学生が受講している。
これは後々わかったことだけれど、初日は登録できずキャンセル待ちしている人も教室に来るし、私のように初日に参加し、ちょっと違うなと感じたら、ドロップする人もいるから、こんな小さな田舎の分校であっても初日は空席がない。(空席があるクラスの場合は、要注意ということもわかった。)
※今は、教授に評価をつけるサイトもあって、多くの学生がそれを見て判断しているから、空席がある教授のクラスは、かなり厳しい教授だったり、授業の進め方が難しかったりするのです。
ドロップしたり、12単位以上取るために新しくクラスと追加したりと、学期が始まって最初の二週間くらいは、勉強以外にも忙しい。
入学前は、わくわくしていたのに、初日から一ヶ月くらいは、毎日与えられる課題をこなすのが精一杯だった。
いつも自分に言っていた。
私は、カレッジに通う必要はない。
だからいつ辞めてもいい。
辛いなら辞めてもいい。
それでも続けていたのは、楽しいと感じる部分は半分以上あったから
英語で学べる喜び
大人になっても学べる喜び
知らないことを知れる喜び
脳が活性化しているのを実感できる喜び
そういう喜びが私の原動力となって、今も学びを続けています。
カレッジに入学する決断をしてよかった。
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