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宅建ブログより考察(物事の考え方/第35回)・・・同時進行学習力

 宅建ブログ「宅建試験!初心者のための一発合格サイト(物事の考え方)」より、今回は「同時進行学習力」について紹介します。

物事の考え方(2010.5掲載)
○『同時進行学習力』
 仕事において、沢山の仕事を併行してこなせるタイプの人がいます。
それとは逆に一つのことしかできず、複数仕事を頼むとどれも中途半端な状態に終わらせる人もいます。
ある専門職であれば、スペシャリストは歓迎されますが、今の時代は総合的・複合的・トータル的な仕事が要求されます。
日々、時代は変遷していきますし、技術も進化していきます。
 その中にあって、対応していくためには複合的な能力が必要です。
営業であれば、営業だけができればいい。
今は、決してそうではありません。
例え、営業であっても他の職種の能力が要求されます。
 学習に話を置き換えると、今の時期、宅建だけ学習している人、いえ宅建だけ学習できる環境の人は少ないと思います。
私自身も宅建を学習していたときは、技術系の学習・営業系の学習・マネジメントの学習、・財務の学習などを同時進行でやっていました。
技術系一つをとっても機械分野もあれば、電気分野・ネットワーク分野もありました。
学習だけではなく、いろんな本を読みますのでそういう観点でみるとかなり多岐にわたっていたと思います。
 宅建試験を受けるために宅建だけを学習する。
決して、間違いではありません。
人間の度量、社会人としての実力アップを図っていく上では、トータルの社会人生活の時間を考えると物足りないと思います。
また、同時進行の学習をすることは、それぞれの知識が広がるだけでなく連鎖しあいます。
 これが大事なのです。
単体の知識の塊がいくつもあっても、1+1=2です。
1+1+1=3です。
でも連鎖しあえば、1+1=2×2=4
1+1+1=3×3=9
連鎖が広がれば広がるほど、その差は更に広がっていきます。
 連鎖は更に進化させ、単に1本のつながりだけでなく、2本・3本とつながっていきます。
そうなると、連鎖の拡がりは壮大になります。
是非、宅建試験に向けての学習1本にするよりも、他のものと組み合わせて複合的にしていきましょう。
二兎追う者は一兎も得ずではなく、二兎追う者は二兎を得る。
更に、三兎追う者は十兎を得るです。
考え方を大きく広げていきましょう。

いかかでしょうか?

 今の時代は、更に細分化されて専門分野が確立されました。
それはそれで深く掘り下げているので素晴しいことなのですが、ちょっとでも専門分野から逸脱すると対応できなくなるのです。

 私がいた物流業界でもそうでした。
機械系、制御系、情報系と大きく大別されます。
機械系の人は制御系は苦手で、その範囲を逸脱しません。
何事もなく順調に進んでいる時はいいのですが、いざトラブルが起きたとき・・・
責任のなすりつけあいになってしまうのです。

 病院でもそうですね。
私の子供がかかっている病院では、多岐に診療科が細分されています。
通常であれば専門分野をたらい回しにされるのがおちなのですが、この病院は総合診療部があり総合的な横断な対応ができるシステムになっているのです。
素晴しいですね。
一般の大学病院では、間違いなくたらい回しでしょう。

 役所も大分、風通しがよくなりました。
それでも、やはりたらい回し文化は根強く残っています。

 横断的な調整ができる人・・・
これから必ず必要になる人財だと思います。
例え、AIの時代になってもそうですね。
ロボットの時代になれば、余計に人間的な感性がより必要になります。
人間しか対応できない部分・・・
絶対に必要です。

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