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雨の日に会いに来てくれた兄


今回紹介するお話

「婆ちゃんのお兄さんは優秀な人だったそうで、神風特攻で戦死したそうです」

今回紹介するのは、おばあちゃんから聞いた、おばあちゃんが疎開先で戦場にいるはずの兄が会いに来てくれたという不思議な体験の投稿です。

※投稿時期に関して
まとめサイトのコピペより、2009年9月4日の掲載を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

うちの婆ちゃんから聞いた、戦争のときの話。

婆ちゃんのお兄さんはかなり優秀な人だったそうで、戦闘機に乗って戦ったらしい。

そして、神風特攻にて戦死してしまったそうです。

当時婆ちゃんは、製糸工場を営んでいる親戚の家に疎開していました。

ある日の夜、コツンコツンと雨戸をたたく音がしたそうです。

「だれぞ」と声をかけども返事はなし。

しょうがなく重い雨戸を開けたのですが、それでも誰もいない。

婆ちゃんは、それになにか虫の報せを感じたそうで、

「兄ちゃんか?」と叫んだそうです。

返事はありませんでした。

その後戦争が終わり、婆ちゃんは実家に戻りました。

そして、お兄さんの戦死の報せと、遺品、遺書が届いたそうです。

婆ちゃんは母親と他の兄弟たちと泣いて泣いて悲しみました。

遺書には、お母さんや他の兄弟について、一人一人へのメッセージが書いてありました。

婆ちゃん宛には、次のように書かれていたそうです。


『キミイよ。

兄ちゃんが天国いけるように祈ってくれ。
弁当を食べてから逝くから、空腹の心配は無い。

この国を、日本を頼んだぞ。
負けても立ち上がれ、誇りを捨てるな。

まずしくともよし、泥をかぶってもよし。
かねを持っても、うまいものを食ってもよいのだ。

ただひとつ心を汚すな。
それが日本人だ。
心を汚されたときこそ、おこれ。

黄色のりぼんがよく似合っていた。
兄はいつも共にある。
うつくしくあれ、キミイよ。


婆ちゃんは疎開先の製糸工場にいるとき、当時出来たばかりの新商品である黄色のヒモを、毎日お下げに巻いていたそうです。

お兄さんにその黄色のヒモを見せたことは一度も無かったので、あの雨の日にワタシに会いに来たんだと、婆ちゃんは生涯信じていました。

心霊ちょっといい話スレと間違って投下してしまった…ゴメンなさい。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』

※ショートバージョンです

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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