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5〜8日かかっていた月次レポートの作成を1時間に短縮 - IBM RPA事例

この記事では、企業の月次レポート、売掛金レポート、旅費レポートの作成などの反復的な処理をRPA のボットで自動化して、従業員が本来の活動にあてられる時間を増やすことに成功した、Deloitte 様の事例をご紹介します。

この事例は、IBM が提供しているRPA 製品、IBM RPA で実現しています。

IBM RPA を活用することで、データ入力や申請作業など様々な反復的な作業をボットに処理をさせて、ローコスト、ローリスクで業務効率化に繋げることができます。

IBM RPA については↓こちらの記事でご紹介しています。
ぜひご覧になってみてください!

ここからは、Deloitte 様の導入事例をご紹介します。

お客様の概要:
監査、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー、税務および関連サービスを提供する大手プロバイダー。Fortune Global 500企業の80%にサービスを提供。150か国以上で事業を展開。ブラジルにおいては、主要な経済センターの12のオフィスに5,500人を超える専門家が在籍。

課題:
ブラジルのDeloitte の190のパートナーには、毎月包括的な管理レポートを提供しています。このレポートは、パートナーがビジネス上の意思決定や成長戦略を策定するために必要な財務情報と運用情報を提供しています。

  • 管理レポートの作成・確認には、Excel への手作業による入力などで、多くの時間と人的リソースが必要になっていました。運用情報の収集、予算数値の確認、更新の編集には、5〜8日の作業がかかり、毎月のレポート作成で、他の価値の高い仕事から従業員を遠ざけていました。

  • 管理レポートに加えて、売掛金レポートや旅費レポートなど、その他のレポートの作成タスクにも、多くの時間と反復的な労力が必要になっていました。

ソリューション:

  • 月次管理レポート、売掛金レポート、旅費レポート作成などのプロセスをIBM RPA のボットで自動化。

  • Deloitte はIBM ビジネスパートナーであるため、幅広いIBM ソリューションに精通していました。Deloitte のIT チームが、AI を取り入れたプラットフォームであるIBM RPA ソリューションを評価したところ、Deloitte システムとの統合に関して技術的・実用的な観点で利点があることがわかりました。

  • Deloitte のERP プラットフォームであるSAP とシームレスに連携し、手動で入力しなくてもデータをレポートテンプレートに自動転送できるようにしました。また、IBM RPA ソフトウェアパッケージはラップトップで実行することもでき、サーバーでのホスティングを必要としないことも利点がありました。

効果:
レポートの品質と作業スピードを向上させると同時に、より価値の高い活動に集中するための時間を作ることに成功しました。

  • 月次管理レポートの作成に以前は5〜8日かかっていましたが、IBM RPA のボットで自動化することで、手動のデータ入力によるエラーを削減しながら1時間でレポートを完成させることができるようになりました。四半期ごとの管理レポートの作成もRPA を使用して自動化しました。このプロセスは、以前は240分かかりましたが、現在はRPA によって30〜40分で完了します。

  • Deloitte は、各請求書が支払われずに帳簿に残っている期間を報告するリストを生成します。このレポートには、以前は処理に1時間かかりましたが、RPA を活用して現在は15分で完了します。

  • 旅費報告書の作成には、旅行代理店から多くの電子メールを開かなければならなかったため1日3時間かかっていましたが、RPA を活用することで手動入力に関連するエラーを排除しながら10分に短縮させることができた。

この記事のソースはこちら

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