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映えるだけじゃない「幸せのパフェ」へ

どうせ書くなら、誰かを応援する文章を書こう。真っ先に思い浮かんだのは、元バイト先の喫茶店。そのお店は、広島市の中心、原爆ドームのすぐ近くにある。

創業45年
前回の記事はこちら。

このお店、今ではインスタで女の子たちの目を釘付けにしている。それは、季節のフルーツで彩られた「季節のパフェ」だ。

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見た目だけで、もう、イチコロ。JKじゃなくたって、こんなの見たら心踊るでしょ!丸っこいフォルムに、桃。「桃」って単語だけで、もうかわいい。
「こんなかわいいパフェを頬張るわたし」=「かわいい」の方程式ができあがる。

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解説の文字すらかわいいって、どういうこと!?アールグレイの「ア」の文字かわいすぎるだろ。罪。

そこのアナタ。「インスタ映えにすれば女子が来る」って思ってませんか?
確かに、映える見た目につられてやってくる女子はいます。けれども、このお店がすごいのは、パフェそのものが「まじで美味しい」ことです!!本物のスイーツ!

肝となるソフトクリームは生乳ソフトで、やさしく甘く、口の中で溶けていく。同級生の男の子のふとしたやさしさが、そっと胸に染みるような。そんな感じ。

食べ進めていくごとに、味や食感が変わり、「あー、上のフルーツ残しとけばよかったな」と思う頃に、「そう言うと思ったよ」とフルーツが、底に。はい、落ちた。完全にフォーリンラブ。リピーター続出。

こんなかわいいパフェの裏側には、社長の鼻血が滴る熱い思いがありました

45年も続くカフェ。手作りにこだわったフードやスイーツは、どれもお店のイチオシでした。けれども、飲食経営の勉強会で言われるのは

「一つにしぼれ!」
「なんでもあるは、なんでもないと同じだ!」

その言葉が、社長を悩ませます。

そんなとき、ある人から「働いていて一番うれしい瞬間って?」と聞かれたそう。答えは、

「スイーツをお客さんの前に出して、喜んでもらったときだ」

そこから、「幸せのパフェの逆転劇」がはじまりました。元々、スイーツはどれも絶品なので、必要なのは知名度だけ。広島だけでなく、各地でパフェを食べ歩いた社長のデータを元に、ゲートインオリジナルのパフェを開発。お子さんが生まれたときに買った超高性能デジカメも一役買い、パシャリ。

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インスタで流す写真も、パフェのみに絞る。熱心に写真を上げ続けたところ……

大大大反響!!!!

今まで来なかった若い子たちが、こぞってカフェを訪れるようになりました。なんと、月1400食が売れることも。すごい。

「鼻血が出るほど、ワクワクできたら成功する」


そんな名言をいただきました。
わたしも、鼻血が出るほど文章を書いていきたいです!



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