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中高生の男子と女子の話しです。インター校に多いですが、国内校の普通校でも行われる学校が増えています。

模擬国連とディベート大会です。

基本的に中高生にはみなさん、模擬国連に参加するように努力してもらいたいです。性格が変わるくらいに、学校内友人関係が変わるくらいの変化があります。

もちろん、模擬国連に全く興味がない、英語や活動が苦手、いろいろな理由があり、参加を躊躇してしまう生徒も多いです。

この場合は、ディベートから参加してみてもいいでしょうが、同様な理由で模擬国連に参加しない生徒はディベートにも参加をすることをしません。

どちらから最初にすべきかということはあまり関係ありません。

興味があれば、チャンスがあればどちらかを最初にはじめて、できればその後両方に参加して、かじるだけでも良いので、体験だけでもよいのでチャレンジをおススメします。

海外のインター校では小規模な独自模擬国連を主催している学校や、学校をあげて地域の大きな大会に参加をすすめるところもあります。

逆に自由参加であまり盛り上がっていない学校もありますね。

また、インター校では授業の中で小ディベート大会が行われることもあります。これもディベートですが、それが好きであればディベート大会への参加につながっていきます。

さて、男女の差ですが、女子のディベートは将来大学へ進学して、質問や議論の場での発言の練習として有意義です。男性だけの中でも発言機会を取りやすく、発言内容をその場の雰囲気で変えていくようなことができるようになります。単純に主張するだけではないのがディベートなので、確実に場の雰囲気や、発言の強さを調整するスキルが身に付きます。

特に国内大学では女学生に対するハラスメントがいまだ多くあるのが現実です。

そんなハラスメントに対して自分を守りつつもしっかりと声をあげる練習にもなるスキルです。

男子の場合は、ある程度やわらかく主張する練習や、主張しすぎない練習ができます。喧嘩腰にならない。同時にあまりにも弱すぎない。

もちろんいろいろな性格があるので男子女子ともに同じように同じことの練習にはなりますね。

就職してからプレゼンテーションなどでも役立つスキルになっていきます。

模擬国連とディベートは異なります。

両方極めるのはかなり難しいですが、極める必要がありません。極められればそれはすごいことなので、続けて、それを武器に受験に向かいましょう。すでに受験面接の練習も終えているような状態になっていきます。

日本の学校であれば、課外活動の変更に対してあまり評価されないことがありますが、インター校の場合は、模擬国連からディベートへの変化は非常に有利な課外活動の取り組みになります。

説明の仕方が重要ですが、過去にも何度か話しているので詳細は省きます。

まず、模擬国連はチームワーク、学校としてのグループでの協力がある程度必要になり、参加人数に応じて校内での練習や予習、模擬国連の模擬大会などがあり、参加がしやすいことがあります。

MUNクラブがある学校もありますね。

一方、いきなりディベート大会と言われると、どうしてよいのか分からず不安で、仲間が少ないなどの理由で参加を躊躇しがちです。

つまり模擬国連からの参加がおススメなのは始めやすさからです。

さらに、ディベートだけで模擬国連を行わないより、模擬国連を行うだけの方が評価されやすいことがあります。

もちろん、ディベートをどんどん進め、受賞歴があれば評価は高いですが、模擬国連に参加して、受賞が1度だけでもそれは評価されます。

受賞しやすさは、大会を選ぶことから始まりますから、どちらが受賞数を増やせるかははっきりしません。

受賞してもらいたいですが、受賞しなくても参加している意味がかなりありますし、下級生を助けることができるので、その下級生の手助けをボランティアや課外活動として数えることができます。

詳しくは過去の模擬国連の説明をご一読ください。

つまり、ゆるくてもまずは模擬国連、そしてあとからディベートを両方体験してみる価値が非常にあります。

同時に行う必要はないので、どちらかに重心を置くというより、順番にやってみる。最初に模擬国連を行って、それが好きならそれだけでも良いということになります。

日本の学校で生活すると、あまり目立たない、主張しない、飛び出さないということが自分を守る手段になります。

模擬国連やディベートはその逆ではなく、そのような中でもどうやって主張するかという練習にもなっていきます。

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