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学びのかたちを親子で模索しながら考えたこと~後編

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半年間で私の「学校」イメージが変化。

 そんなこんなで、下手の横好きなりに、まったく手探りながらも「半分ホームスクーリング」を実験した半年間。
 私自身も、授業参観や懇談会という少ない機会だけれど、理解があって子どもたちのことを真剣に思ってくれている優しい先生や日々の活動の様子を少し知って、もちろん、学習中心であることや規律訓練的な行動が多い点は全く賛同しないけれど、かつての「学校アレルギー」はだいぶ減ってきた。それは、学校に行ってみた大きなメリットの一つかも知れない。普通の学校を毛嫌いしているという理由だけで、子どもをオルタナティブスクールに行かせるのは嫌だったのだなともわかってきた。

 子どもにとっても初めての学校は、親にとっても、大人として付き合う初めての学校経験。子ども時代の学校イメージを引きずって苦手意識を持つ人も実は結構いると思うが、そういう人こそ、親になってから学校と付き合うのは、色々自分自身の視点も変わっていて、そのトラウマ的記憶を書き換えるチャンスにもなるなと思ったりした。

2学期になっての息子の変化 

 2学期になってからは、私が仕事が楽しくなって忙しかったり、父が亡くなってバタバタしていたことから、ほぼ毎日登校してもらっていた。勝手な親である。
 登校のリズムができたり、学校生活にも慣れてきたり、ご近所のクラスメイトと夕方遊ぶようになったりしたのもよかったのか、行きしぶりも減っていた。私の学校嫌いが薄まったことや、仕事で好きなことをやっていること、はたまた父のことでいっぱいいっぱいだったことも影響しているのかも知れない。見えないところで、子どもはとても親の気を読む生き物だから。

「やりたくないこともやらなきゃいけなくて、どうしていいかわからない」

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2022年以前の過去の子育てに関する記事。 今とは考えも違ったり恥ずかしいこともあるので有料にします。 自主保育から、小学校入学の際のフリ…

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