十人十色ってどういうこと?(3)
◎私が普段している講演会の内容を何パートかに分けて記事にしてみましたその3です。演題は「十人十色ってどういうこと?ー性の多様性を知る・考えるー」です。 (その1、その2)
目次
○カミングアウトする人の気持ち(田中の場合)
○カミングアウトされたときは?
(○インターネットで安全な情報につながる)
○「○○せねば」は、無くてもいいと思う
ここまで、「SOGIESCとは何ぞや?」「LGBTとは何ぞや?」と、困りごとの話などをしてきましたが、つぎに「カミングアウト」の話をしていきます。
カミングアウトとは、「私はこうですよー」というのを、公に告白することで、「カミングアウト オブ ザ クローゼット、クローゼットから出る」というのが語源です。このことから、カミングアウトしていない人のことを「クローズ」と言ったりもします。
性に関わらずいろんなマイノリティ性を持つ人たちは、助けてほしい時とか、話を聞いてほしい時に「実は私はこうでね…」と打ち明けたくなります。が、それってこれまで秘密にしていたことで、すごく大事な情報で、個人情報で、プライベートなことかもしれないですよね。なので、もしも誰かからカミングアウトされたときにどうしたらいいかを考えていく時間にします。
カミングアウトする人の気持ち(田中の場合)
その前に、まずはカミングアウトする側の気持ちを見ていきます。
これは一例、私の場合は~という感じです。
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