友人に話せない恋は、もうしない。
まさかまた彼に会った、なんて言える雰囲気ではなかった。
仲のいい友人と久しぶりに集まり、
「そういえば、こないだデート行くって言ってたあの人とどうなったの〜?」
とみんながニヤニヤして聴いてくれた。
それもそのはず。
学生時代に一切色恋沙汰がなかった私の口から、「気になっている人がいて、デートに誘った」
との衝撃の告白があったとき、一瞬時が止まったのかと思うほど皆驚いていた。
それと同時に、ニヤニヤしながら自分のことのように喜んでくれた。
「とうとうLilyもそういうお年頃か〜彼氏ができても遊んでね!!」ってみんな有頂天だった。
しかしながら、私のnoteをいくつか読んでくださっている方はご存知の通り、デートしたその彼は彼女持ちということが発覚し、結局2回目のデートでThe End。
のはずだった。
が、彼に3回目のお出かけに誘われ、友人たちに会う前日にまた彼と2人で出かけてしまった。
何を過ちは犯していないし、ただただ終始喋って笑って、そんな感じだった。
でも正直、彼と会っている間は終始後ろめたさがついて回り、楽しいけれどもう会ってはいけないなと強く感じた。
その翌日、友人たちに2回目のデートのことを聞かれ、飲みの最中に彼女持ちということが発覚し、さらに終電を逃させようとしてきた話をした。
みんな私の恋バナを楽しみにしてくれていたようで、かなりショックを受けて言葉を失っていた。
『え、酷すぎる。。』
まさにそんな空気になった。
口が滑っても
「でもなんかノリで昨日も二人で会っちゃったんだよね〜」なんて言える雰囲気ではなかった。
嘘はついていない。
ただ、何でも話せるはずの彼女たちに、私は初めて隠し事をしてしまった。
友人たちは私のことを考えてくれているからこそ、もっといい人がいるよ!そんな人いいよもう!と励ましてくれた。
こんなに真っ直ぐに私を応援してくれる彼女たちを、私はまんまと裏切った。
大好きで信頼する友人たちに
隠さなければいけない恋愛はもう、やめよう
そう心に誓った。
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