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文学フリマを終えて

先週の日曜日に開催された文学フリマ東京38に、初出店してきました。

そもそも今回が初めてのエッセイ本制作だったので、制作期間中は戸惑うことや悩むことがたくさんありました。本のテーマを考えること、構成を練ること、エッセイを抜粋すること、すべてが未経験で目指すべきゴールが見えず、毎日途方に暮れていたような気がします。慣れない印刷用語やDTPデザインに、何度も心が折れそうになりました。

それでも表紙の絵とデザインを担当してくれた友人の頑張りもあり、無事完成した今回のエッセイ本。自分ではかなりの愛着があったものの、「誰にも必要とされなかったらどうしよう」とずっと不安でした。

ですが迎えた文学フリマ当日、想像以上にたくさんの方にブースにお立ち寄りいただきました。立ち読みした後に買ってくださった方もいれば、私の人生に共感したからと衝動買いしてくださった方もいて、いろんな方に私の本を読みたいと思っていただいたこと、私の人生に興味を持っていただいたことが心の底から嬉しかったです。

なかには、「Xを見て来ました」「いつもnoteを見ています」と声をかけてくださった方もいました。その方々と話すたびに、私の文章がインターネットを通してたくさんの人の元に届いているんだと、とても感慨深い気持ちになりました。

ひとりでも多くの方に本をお届けできたこと、直接顔を見合わせてお話しできたこと。文学フリマでの経験は、私にとっての宝物です。改めて、お越しいただいた方はありがとうございました。ご購入いただいた方の人生を後押しするような、そんな一冊になっていると嬉しく思います。

また残りわずかですが在庫がございますので、エッセイ本「道くさ食って、生きて来た」のオンラインでの販売もはじめました。もしご興味がある方は、ぜひ覗いていただけると嬉しいです。

来週からは週に1回のnote執筆を再開します。これまでのように新しいエッセイをお届けできればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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