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これって趣味なんだ!③

私の趣味は『食育』です。ふとしたきっかけでこれは趣味なんだ!(これって趣味なんだ!➀)と気づき、なぜ食育に目覚めたのか?(これって趣味なんだ!➁)を書きました。

今日は、趣味だと気付かせてくれた先生の問いかけについて書いてみようと思います。

娘の担任の先生と個人面談で話していた時のことでした。学校での様子やお友達のこと、そして家での過ごし方について話していました。その時に先生から、うちの近所に住んでるSくんについて『最近は一緒に遊んだりしますか?』と聞かれました。

『クラスが変わってしまったので、前ほど一緒に遊ぶ機会はなくなりましたが、たまに来た時に一緒におやつを作ってもらったら、喜んでママの分を持って帰りました。』とお話ししました。

すると、えー、男の子でもやるんですね。という話から、娘のお友達のAちゃんとBちゃんも来たし、Kくんも来て作りましたよーという話しをしたら、『まるで学校みたいですね。お母さん楽しそうです、いい趣味ですね〜。』って言われました。

うん、趣味?? そう、それまで私は娘のお友達にもさせているおやつ作りや晩ご飯のお手伝いが、自分の趣味だと思ってなかったのです。

でも、確かに、娘の友達が泊まりにくる時には、ほぼお料理させている。週末に遊びに来る子が少ない時も『おやつ作る?』と問いかけている…。そしてそれは私にとって楽しいことだ、そっか、これって趣味なんだ!となった訳です。

その後に、『どうして子供たちにお料理を教えようと思ったんですか?きっかけはどんなことだったんですか?』という問いかけがありました。

そのおかげで、私は自分の中に眠っていた過去の出来事を思い出し、自分の思いに気づくことができました。

先生とのやりとりで気づいたことが2つ。

まず『趣味』という言葉の定義について。私は自分のやっていることが趣味だと思っていなかったけれど、私が話している様子と時々やっているんだなという情報から、先生は『趣味』という言葉で表現してくれました。自分では定義できていなかったことが、客観的な視点からの表現で明確になったのです! 実はとてもすっきりした瞬間でした。

そしてもう一つは、自分では趣味だと定義してなかったけれど、趣味だと認識した先生から、食育という趣味を始めたきっかけを問われました。

そういえば何でだっけ? 聞かれた時の私の頭の中での問いかけはこんな感じでした。

この時点では、趣味という言葉に対する興奮は過ぎ去り、始めたきっかけを自分の中に探し始めていました。そして、過去の出来事を思い出しました。

自分になかったものが明確になりその理由がわかったことで、気づいていなかった自分を一つ確認でき、とても気分良く帰れたことはすごく良く覚えています。

客観的な視点での定義づけと深掘りする問いかけ。先生がそんなことを意識して聞いてくださったかはわかりませんが、他者視点の持つ力と問いの力を改めて実感した出来事でした。

こんな体験をクライアントさんにして頂けるように、『問いを立てる力』 をもっと磨いていかねば!



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