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HSPと気付いた私がnoteを始めるまでの葛藤記

初めまして。
さとう あいと申します。
この度、noteを始めてみることにしました。
記念すべき最初の記事をただの自己紹介記事で終えたくないな、と思ったので、noteを始めようと思ったきっかけも含めて書いてみようと思います。
少し長い内容になると思いますが、最後までお付き合い頂ければと思います。

自己紹介

◆生活歴
1989年 東京都出身です。
都立高校卒業後、都内にある4年制の私立大学福祉系学科に進学。
大学卒業後は、某県(首都圏)の医療機関でMSW(医療ソーシャルワーカー)として勤務しています。
(とても狭い業界なので、ここでは都道府県は記載しません。いつかポロリしちゃうかもしれませんが。。。)
2年前に結婚し、上記の某県で夫と2人暮らししています。

◆趣味
①サッカー観戦
父がJリーグ開幕以前からのサッカーファンだったこともあり、幼い頃からサッカー観戦が習慣のようになってました。
Jリーグ開幕当初は特定のチームの応援はしていませんでしたが、転機は2004年のナビスコ杯決勝。(中学校3年生の時)
前年王者の浦和レッズとの死闘を制して優勝した姿を見ているうちに、「FC東京」というチームに心奪われていました。

以降、就職で数年間離れてしまった時期もありましたが、今に至るまでずっとFC東京のサポーターです。
私の人生、苦しいときも楽しいときも、隣にはいつもFC東京がいました。
今年の成績は胸が痛むことが多いのですが、少しでも上の順位目指してシーズンを終えてほしいと思っています。
ちなみにサッカー観戦そのものが好きなので、FC東京の試合に限らず、Jリーグの他チームの注目試合や代表戦等、見たいと思う試合を見ています。

②旅行・お出かけ
後述するHSS型HSP(HSE?)の特徴かもしれませんが、こんなご時世でなければ、休みがあればとにかく出かけていました。
(近くに遠くに、とにかく色々です)
海外旅行はあまりしていませんが、国内は大好きです。
実際に足を運んで、その地域ならではの空気感を感じるのが好きです。

③写真撮影
父がカメラ屋に勤務していたこともあり、幼い頃からカメラ片手にパシャパシャしてました。
大学生の頃に一眼レフを購入してからは、さらに撮るのが楽しくなりましたが、最近カメラの調子が悪くデジカメに移行しています。

④日本史
これは今の職業に通じるものがあるかもしれませんが、昔から「人」に興味がありました。
「この時代のこの人は、どういう生活をしていたんだろう。」「どんな気持ちでこういう行動をしたんだろう。」ということを考えるのが好きで、歴史的史跡の訪問や、(偏りはありますが)歴史関係の書籍を読むのが好きです。

他にも色々と好きなことはありますが、書ききれないので、いずれ機会があれば書くこととします。
さて、そんな私がどうしてnoteを始めようと思ったのかを、次に書いていきたいと思います。

ずっと感じていた異物感

「あいは真面目だよね。」「考えすぎだよ。」「思いつめちゃうよね。」
幼い頃からずっと言われて苦しめられた言葉です。
仲の良い友達同士で遊ぶ約束をしているのを見て、「私も入れて」となかなか言えなかった。
もしかしたら私を入れたくない理由があるのかもしれない。
楽しそうな話なのに、声をかけられない。
自分が話すことが相手にどう思われてしまうのか、そう思っていつも気後れして話すことができませんでした。
私が何かを話すと、場の空気が変わってしまう。
伝えたいことが伝わらない。
自分が好きになったもの、好きになったことに対して共感が得られない。
逆に周りの同級生が好きなことには、全く興味が持てない。
何気ない一言で傷付けて何人もの友人が離れていきました。
辛くて悲しくて家族に相談すると、「考えすぎ」と言われ、考えこむ自分がいけないのか、とまた自分を責める日々…

私はどうも、周りとは何かが違うみたいだ

学生の頃、いつ頃かは忘れてしまいましたが(おそらく中学生)、「本当の私」は周りに馴染めない存在だと、次第に思うようになりました。
そしてなるべく周りに馴染めない部分を隠しながら、周りの人間に合わせるように過ごした結果、高校時代は楽しく過ごすことができました。
余談にはなりますが、残念なことに高校時代に過ごした人とは、今では全く交流がありません。
辛い思い出の方が多い中学時代に出会った友人の方が、今でも交流が続いているのは不思議なものです。

就職してからも、自分の感情の起伏や、自己肯定感の低さに苦しめられました。
自分に自信がなく(自覚もありますし、時には他者から指摘もされました)、職場でひそひそと小声で話している人を見ると自分のことを言われているような気がしてしまいました。
そんな時は、私のことを言っているのか分からないじゃない、気にしちゃダメと言い聞かせるのと同時に、「自意識過剰(でキモイ)」と中学生当時に流行った他者を傷つける言葉も頭の中で流れていました。
私が就いた「医療ソーシャルワーカー」と言う仕事は専門性が高く、責任も求められます。
まだまだ社会人としても専門職としても未熟な私は、この10年で2回適応障害と診断されて仕事を休みました。
(いつかこの時のことは書きたいと思っていますが、上司の理解がなければ今も働き続けることはできませんでした。)
そんなある日、何気なく見ていたSNSで見つけた記事が、私を救うことになりました。

HSPという概念が私を救った

昔から新しいものが好きで、BBS、mixi、Facebook、メーリングリスト、Twitter、Instagramと大体のSNSのアカウントは持っていました。
2020年秋から冬にかけて、何気なくInstagramを見ていたら、「HSP」という言葉を何度か見かけることが増えてきました。
(思えばその頃、ちょうどロンブーの淳さんがHSPを公表した頃で、HSPという概念が注目され始めていた時期だったのかもしれません。)
心理テストや占い等々好きだったので、何気なくやってみたHSPのチェックリストで私の運命が変わりました。

これ、私だ

生きづらさを感じていた30年。
医療ソーシャルワーカーは「自己覚知」(※簡単に言えば、自分自身のことを自覚して知ること)が重要なため、自分の得意なこと、苦手なこと、自分の性格をある程度フラットに理解していたからこそ、すぐにわかりました。
それからもいくつかHSPの本を読んで、数種類のチェックリストをやってみましたが、大体8~9割程度にチェックがつきました。
HSPという概念は知らずとも、自分が繊細で敏感であることに気付いていましたが、HSPと言う概念を知ることで、さらに自分の存在を確信することができるようになりました。
しかもどうやら、私は刺激に敏感なのに刺激を追い求める「HSS型」に分類されるようです。
さらにHSPの中でも、外向型のHSEという分類に当てはまるような気がします。
HSS型HSP、HSEとHSS型HSE———このあたりはまだ私も勉強が不十分なので、また今後探求していこうと思っています。
HSPという概念を知っている方もいるかもしれませんが、HSPとは何か、私が強く「私だ」と感じた部分を抜粋します。

この気質の根底には次の4つの面(DOES)が必ず存在するそうです。(以下抜粋)
・D…深く処理する(深く考える) Depth
・O…過剰に刺激を受けやすい Overstimulation
・E…感情反応が強く、共感力が高い Emotional & Empathy
・S…ささいな刺激を察知する Subtlety
武田友紀(2020)「今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト」pp.25-26
繊細で敏感なHSP気質の人が生きづらい理由には、主に次のようなことが考えられます。
①相手に自分の気持ちがわかってもらえない。
②相手の「鈍感さ」「無神経ぶり」がわからない、イライラする。
③「同調圧力」を人一倍感じてしまう。
④経済や効率が優先される世界における圧迫感、違和感。
高田明和(2021) 「HSPとグレーゾーンな人たち 「私、HSPかもしれない…」と思ったら読む本」p.53
たとえば、HSPさんのなかには、「HSPの特徴に該当しているけど人が好き」「ジェットコースターなどの刺激の強いことも好き」という方がいます。そんな方は社交的な「HSE(Highly Sensitive Extroversion)」、刺激追求型の「HSS型(High Sensation Seeking) HSP」かもしれません。実はHSPには大きく4つの種類があるんです。(中略)HSPの分類は繊細さ、刺激への好奇心、社交性の3つの点数の組み合わせで考えます。
Ryota(2021)「まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本」pp. 25-26

―――「自分」を大事に生きる。
何冊も本を読み漁って、私の生きづらさを解決するための方法はそれしかない、と気付きました。

それまでひっそり存在していた「自分の気持ち」が、全面に出てきます。「自分」が育つ時期には、アウトプットがふえるのです。
武田友紀(2020)前掲書 p.135
書くことは、自分の気持ちや考えの存在を認めていく行為です。書き出されたものを目で見て、「そうか、そう思ったんだね」と肯定することでもあるのです。(中略)書くことは、自分で自分の話を聞いてあげるということ。自分とのつながりが強くなるのです。
武田友紀(2020)前掲書 p.136

上記の引用に背中を押されて、私が感じたこと・考えたことを綴り残していきたい、そして共感してくれる人がいたら嬉しい。
そんな思いからnoteを始めてみることにしました。
ハンドルネームは、日本で一番多い名字「佐藤」と、1989年に女の子で一番多かった名前「愛」を合わせた、数で「普通」を表現した名前です。
漢字だと硬い感じがしたので、ひらがなにしてみました。
「普通になりたかった普通でない私」を噛みしめながら(今だって思っている)、「さとう あい」という私を生きるために一歩踏み出すことにしました。

noteでしたいと思っていること

前置きが長くなりましたが、私がnoteで書きたいこと。
それは「私が日々考えたこと」
HSPだからこその強みを生かし、深く処理した考えをアウトプットする場としてnoteを使っていこうと思っています。
noteに書く、ということは内容を順序立てて自分の頭を整理すること。
「継続すること」は大事ですが、頻繁には書けない気がしますので、こつこつじっくりゆっくりと、自分と向き合って書いていきたいと思います。
自分の気持ちを表現することで、「なんて思われるんだろう…」「誹謗中傷が来たらどうしよう」とネガティブな感情は今でもあります。
この記事も勇気を出して書いています。
そのため、私の記事に対して「わかる!そうだよね!」と感じた方は、「スキ」等のアクションをしてくださると、とても嬉しいです。
ちなみに時々は、あまり聞き慣れない私の仕事についても書いてみようかな、と思っています。
今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。


※なお、色々なSNSのアカウントを持ってはいますが、全て鍵付のアカウントのため、noteで公開することは考えていません。

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