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バーグルエン哲学・文化賞

今年、柄谷行人氏がアジア人初のバーグルエン哲学・文化賞を受賞した。

「哲学のノーベル賞」と呼ばれているらしいが、私は今回初めてその存在を知った。

哲学分野は、海外で知られる日本の研究者が少ないように思うので、これを機に日本の哲学者に注目が集まれば面白い。


Wikipediaによると、バーグルエン賞設立の理由は、ノーベル賞に哲学賞が無いからだという。

確かにそうだが、ノーベル文学賞に哲学者が選ばれたことはある。ex. オイケン(1908)、ベルクソン(1927)、ラッセル(1950)、サルトル(1964、辞退)

ノーベル経済学賞を贈られたハイエク(1974)とアマルティア・セン(1998)、平和賞のシュヴァイツァー(1952)も哲学者と呼ばれることがある。

また、物理学賞のペンローズ(2020)は科学哲学者とも称されるようだ。


ちなみに、哲学を対象とする国際的な賞として京都賞があり、バーグルエン賞受賞者と2名重なっている(チャールズ・テイラーとマーサ・ヌスバウム)。

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