読了！サタミシュウ「ご主人様と呼ばせてください」

《粗筋》
新婚8か月目の 「私」 は、 妻が20代のウェブデザイナーと浮気していることを知り、 ある計画を思いついた。仕事を依頼する振りをして浮気相手に接触。 妻とは今の関係を続け、 すべての行為を写した画像を指定したサイトにアップするように命じる。こうして「私」は支配下に置いた浮気相手を通して、 自分の妻を調教していくー。支配と隷属という男女関係の果てを描いたSM青春小説。

《感想》
残酷でめっちゃ怖いオチだった。
エロさもイマイチだったと思う😢


《引用》
「私の奴隷になりなさい」の女性読者が多いと聞いて、とても納得しました。この作品に共感してしまう女性って、実は多いはずだと思います。女性というのは、心のどこかで「私をかわいがってほしい」とか、「男性の言いなりになりたい」とか、潜在的に思っている部分があって、男性に従属するとか、人形のように振る舞うという習性が少なからずあるんです。だから、男の人を喜ばせたり興奮させたりするために、セックスのときに演技をすることを面倒くさいとは思わないし、もし思ったとしても、本能としては男性にかしずきたいという思いがあるはずなんです。（P196 解説.大沢佑香）

「私の奴隷になりなさい」や「ご主人様と呼ばせてください」を思わず手にとってしまった女性は、心のどこかに「私をかわいがってほしい」という思いがあるのかもしれません。そういう人に読んでもらって単純に楽しんでもらえたらうれしいです。そして、オナニーもできるじゃないですか。もちろん、自慰行為をするということではなく、この作品を読んで、「自分ってかわいいな」って感じるということですよ。（P200 解説.大沢佑香）