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No.3 エイリアン・インタビュー①

「マチルダ・オードネル・マックエルロイの手紙と記録と
 合衆国 陸軍航空隊 機密公式記録文書」

序文:
  自分自身のスピリットを知らない愚か者として我々は問う
  神々が残した、隠された足跡はどこにあるのか?

 今回は「エイリアン・インタビュー」という本を紹介します。
 この本を読んだ後、一週間ぐらいは仕事中もこの本のことを考え地に足がつかなくなりました。読まなきゃよかった、読む前の自分に戻りたいと思いました。宇宙・地球・人類・歴史・人体…今まで自分が常識だと思っていたことがひっくり返り、知らない世界に放り出されたような心細い気持ちになってしまったからです。
 この記事を書くために読み返してみて、最初に読んだときに感じた「これは本物かもしれない」という直感がさらに深まりました。女性的思考を持つエイリアンに唯一受け入れられた若き看護師(23歳の女性)とのテレパシーの交流、その若い女性から見た上官やどんどん集まってくるエージェントたち(政府関係者など)の描写は、作り物ではないリアルさがあるのです。
 本編に入る前に編集者が「信じるも信じないも読者の責任」としつこく書いています。「当方は責任を持たない」と書いています。
 この本の日本語訳はキンドルのPDFエディションしかありません。英語の原本はペーパーブックになっていて海外ではベストセラーになっているようです。

 1947年にニューメキシコ州ロズウェルの近くでUFOが墜落したとされる通称ロズウェル事件は、現在も憶測が絶えない有名な事件です。このPDF本は、ロズウェル事件で収容された宇宙人へのインタビュー(機密文書)とインタビュアーである陸軍航空隊の外科看護師マチルダ・オードネル・マックエルロイ氏の記録・感想などの文章が書籍になったものです。初版発行は2015年です。
 ローレンス R. スペンサーという方がこの書籍の編集を行っています。この方の本業は中小企業のコンサルタントで、趣味的に「不死のスピリチュアル」に関心があり、複数の書籍を出版しているそうです。取材のためミセス・マックエルロイと電話で話をしたのは1998年のことです。彼女は「私はどのような事柄についてもあなたに教えることはできない」と言いました。
 その後、この編集者がミセス・マックエルロイから送られてきた包みを受け取ったのは2007年9月14日のことです。これこそがロズウェル事件から60年後になって初めて現れた信憑性の高い「情報」だったのです。しかも内容は奇想天外で衝撃的なものでした。
 この郵便物を送った後、83歳のミセス・マックエルロイは夫と共にアイルランドの「タラの丘」の近くで安楽死したそうです。安楽死を決めたとき、彼女は機密を墓場まで持っていくことよりも人類のため機密を開示することを選んだのでした。

 1947年7月の事件当時、ミス・マックエルロイは陸軍航空隊婦人部隊WAC医療隊に配属されていました。当日は上官の運転手として現場まで同行し、墜落した宇宙船の残骸と複数のエイリアンの遺体を目撃しました。その場で生存者の手当てをするよう命じられました。
 ミス・マックエルロイが「患者」を検診しているとき「マインドから直接投影された精神的なイメージ」「テレパシー的な思考」を感知しました。ミス・マックエルロイはすぐにこのことを上官に報告しました。他の職員たちは生存者のエイリアンとコミュニケーションをとることはできませんでした。手段もありませんでした。ミス・マックエルロイは生存者の世話人として恒久的に任命されることになりました。
 ミス・マックエルロイ自身は、自分が看護師であり唯一の女性で唯一の武装していない人間であったことがエイリアンに伝達者として選ばれた要因ではないかと考えました。
 彼女の任務は「発見した全てを報告すること」「上官から提示された質問を通訳し回答を記録すること」でした。

 エイリアンの名前は「エアル(Airl)」です。性別はありませんが女性的なのでミス・マックエルロイは「彼女」と呼んでいます。5歳児ぐらいの身長で細い体型をしています。
 エアルの故郷は「既知の宇宙の源と無限の境界線が統制する『ドメイン』統制の下で広大な文明として結束し統合されている」中心で、エアルはそのドメイン遠征軍のパイロットかつエンジニアとして太陽系の小惑星にある基地に駐留しているそうです。
 最初ミス・マックエルロイは伝達されたイメージや思考を言葉に翻訳することが難しいと感じていましたが、エアルが英語(思考内での)を覚えたためスムーズにコミュニケーションができるようになっていきました。またテレパシーによるコミュニケーションに慣れてくるとエアルの思考や感情を自分自身の思考や感情のように理解できるようになりました。

 エアルについて「プライドが高い!」と表現するミス・マックエルロイの記録で、私がとても好きな箇所があるのでそのまま転記します。
「彼女は、宇宙の秘密を発見するよりも自分の自尊心と権力に関心がある男性の士官とエージェントたち全員の好戦的で、攻撃的で、支配的な態度に落ち着かなかったと私は確信しています。
 私が部屋に入った時、彼女は私を見てとても喜んでいました。私はとても純粋な認識、安心と『 暖かい』 気持ちを彼女から感じました。それは犬や子供から感じる熱心な興奮とプラトニックな愛情に似ていましたが、同時に冷静で謹厳な自制がありました」

 今回は以上です。※まだインタビュー本編には入っていません。
情報量が多いため、数回に分けて本書の紹介文(ネタバレ含む)を書くことにします。

 以下はミセス・マックエルロイが編集者に書いた手紙より引用します。
「人類はこれらの文書に含まれている質問に対する答えを知る必要が
 あります。
  私たちは誰なのか?
  私たちはどこから来たのか?
  地球での私たちの目的は何なのか?
  人類は宇宙で独りなのか?
  他の場所に知的生命が存在するのであればなぜ彼らは私たちに接触
  していないのか?」

 次回以降をお楽しみに。

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