No.4 エイリアン・インタビュー②
今回も「エイリアン・インタビュー」という本の紹介です。
前回の続きです。
インタビューを行うため慌ただしく会場が設置され、照明やカメラなどの機材が運び込まれました。速記者やタイプライターを打つ人が配置され、外国語通訳の専門家、暗号解読チーム、医療関係者、様々な分野の専門家、心理学教授も夜のうちに送られてきました。最終的には、かなりの数の政府関係者、軍関係者、他のエージェントが基地に到着したそうです。
コミュニケーションの手段を模索するため、サイキック研究の科学者やインド人の透視/千里眼能力者クリシュナムルティ氏が送られてきましたが、コミュニケーションをとることはできませんでした。(クリシュナムルティ氏は知能の高い紳士だったとのこと)
インタビューを行う部屋にミス・マックエルロイ以外の人間がいる時は、エイリアン(エアル)とコミュニケーションができませんでした。全く受信できなくなりました。諜報機関のエージェントが腹を立て、ミス・マックエルロイの嘘・でっち上げではないかと非難しました。
そのため他の人たちは隣にマジックミラーの部屋を作り、そこからインタビューを観察することになりました。
海軍の日本語のスペシャリストが共通言語の欠如によりミス・マックエルロイのコミュニケーションが難しくなっていることを指摘し、エイリアン(エアル)に英語を学んでもらうことになりました。(余談ですが、日本語について「多くの同音異義語を持っている」など日本人とのコミュニケーションの難しさも書かれてありました)
最初は英語を学ぶ本を提供し、ミス・マックエルロイが先生役になり質問に答えました。その後、エアルは百科事典から様々な専門書までを数日間の間に読んでしまいました。聖書も裏表紙まで読んだそうです。それから小説なども読むようになりました。(「不思議の国のアリス」「ピーターパン」などが好きだとのこと)
エアルとミス・マックエルロイは、マジックミラーの向こう側にいる人たちを「ギャラリー」と呼んでいました。質問が専門的になってミス・マックエルロイが答えられなくなると、「ギャラリー」にミス・マックエルロイが訊きに行くようになりました。
エアルは睡眠も休憩も取りませんでした。必要な本を依頼し、届いた本をミス・マックエルロイが寝ている間に読んでいました。
ギャラリーたちはイライラしていました。質問したいことが山ほどあったからです。しかしエアルは、ミス・マックエルロイ以外からの筆記の質問も断固拒否しました。ギャラリーたちの思惑・意図が全てわかっていたからです。
16日後の午後、エアルがこう言いました。
「これで私は話す準備ができた」
この後、エアルからミス・マックエルロイへの最初のレッスンが始まります。
以下に、エイリアン(エアル)の身体や外見の特徴を箇条書きにしました。
・エアル曰く「生物」でもなく「ロボット」でもない。
(マックエルロイ氏の記録には「ドールボディ」と記述されている)
・生物的な細胞で構成されていない。臓器もない。
・体の至る所に張り巡らされた回路(電気神経系)がある。
・身長は40インチ(約1.2メートル)で、体は細く頭は大きい。
・手足の指は3本で、鼻と口と耳は無い。
(宇宙には音を伝導する大気が無いため、音に関する感覚器官が
組み込まれていない)
・目のレンズは暗くて不透明でとても大きい。まぶたは無い。
(マックエルロイ氏は、可視光スペクトルを超えた波や粒子を感知
できる能力をもっていたのではないかと記録している)
・食物・水の摂取、排泄も必要ない。
・外部からの栄養分やエネルギーを必要としていない。
(体内でエネルギー供給している)
・肌は灰色で筋肉組織は無い。(宇宙には重力が無いため必要としない)
・ドールボディもUFOも、IS-BE(不死のスピリチュアルな存在)と神経系で
繋がっている乗り物である。(物質世界で活動するため使用している)
後に、エアルは不死のスピリチュアルな「IS-BE(イズ・ビー)」という呼び名の存在について教えてくれます。
「時間の無い、自己が『IS(存在する)』という状態の中で生き、自己が『BE(そうなる)』ことを決める」
最後に、ミス・マックエルロイを感動させたエアルのメッセージを転記します。
「社会の中で彼らの地位がどれだけ低いものであれ、全てのIS-BE(不死のスピリチュアルな存在)は、自身が他人から受けたいと思う敬意と待遇に値する。
地球の一人ひとりの人間は、彼らがこの事実に気付いていようがいなかろうが、IS-BEで在り続ける」
次回からが本題です。エアルから地球人への「教育」が始まります。
お楽しみに。