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イランのライシ大統領 死亡 を受けての、及川幸久氏による こんにちのイラン分析と、昨10月に私がイランについて思ったことの振り返り

※今日のHeader画像は、以下ご登場の、国際情勢アナリスト 及川幸久(オイカワ・ユキヒサ)さんの前世のお姿のうちのひとつ「アムステルダムの商人 ディオニス・ワイナンズの肖像 (1664)」画:ノールト です。他にも、ユキさんはナポレオン・ボナパルドのお兄様ジョセフとしても転生しておられます。そのときのボナパルドが、カズさん(以下に記述)です。

おこんにちは♪ 自分の政治ネタを投稿するのは久しぶりになってしまいました汗)

一昨昨日、自分のnote記事内でははじめての主役級ご紹介となりました、石田和靖(カズ)さんと及川幸久(ユキ)さんコンビのうちのおひとり、幸久さんが、昨日付のTwitterXで、ライシ大統領の航空機事故死を糸口に、イランという国・その建て付けについて語られて居ました。

それを拝聴しながら、
昨年10月頃に、中東を巡る国際関係がいろいろと訝しく思われつつ、そのもやもやを少しでも表に起こしたくなって記述しておいた、自分のイラン記事を読み返すと、あらためて嗅覚的に掴んでいたことの詳細を、精緻に縫合してくれそうな感覚を覚えましたので、当時のもやもやの振り返りについて一寸綴っておきたく思います。

約一ヶ月ほど前、でしたか、(実は自分とひどく関係の深いエリアであったにも拘わらず)中東に比較的疎かった私が、漸く知って愕いたことですが、
イランというのは、あのアラブ国の領域で唯一アラブ人ではない民族の国なのだそうです。と聞くと、もうそれだけで、もしかして真ユダヤの血が濃い国なのかも?と感じる私‥。
じゃあ、アジアのどこぞの国 笑)のように、ここもきっとねらわれやすいだろうナ~と直感するからかな♪ (たんに外から爆撃など攻められやすいと言うばかりでなく、国内に潜入されて巧妙な分断工作などを施されやすいという意味も含みます。想像に難くない‥。)

まず今回のライシ大統領死亡事故について、及川氏の論説は、

◇これが事故なのか事件なのかの両義性に開かれた姿勢で臨まれています。(attitudeの問題)
つまり、どちらか一方であると決めつけることにより他の可能性を予め排除しない。or 一方であろう、とは予測されたとしても他の可能性を捨てずにいること。そして、

予測のフェーズのままでも材料を集めておく姿勢を継続する。すなわち事件性の可能性を可能な限り捨てない姿勢を保ち続けられます。

この動機への十分な理由-1は、この死亡事故の傍ら、アメリカとイランが秘密会議をすることになったというイベント発生の付帯する背景があるのと、
理由-2は、そもそもは 米へ向けて、イ大統領が何故ヘリコプターに搭乗されたのかというと、「攻撃されていた」から、であるという背景の意味性から、な訳です。
そして理由-3 3つめの動機の極めつけ。これは非常に奇妙な話ですが、ヘリ死亡事故が19日であったのに対し、「攻撃回避のための間接協議(※これは秘密会議)」をしますよ~というスクープが二日前の17日に既に出ていた、という点。
[※攻撃というのは、イラン-イスラエル間。イスラエルが、在シリアのイスラエル大使館を突如攻撃してきた。イランは報復を一度したが、このレベルで収められるよう、協議を欲した]

それで、事件の可能性を追いながら、
それに沿って、イランという国の政治の構造について、お話がありました。及川氏によると、

●イランの大統領は厳密に言ってトップ権限ではない、指示の執行者であるのみ(※昨今の日本では、こうしたタイプを傀儡[マリオネット]と言っています)であり、背後に宗教性を多分に帯びたより権能の高い「最高指導者」なるものが存すること(=宗教指導者と政権の最高指導者を兼ねる ハメネイ師のこと)。
●これと併行し、軍隊の組織も イラン国軍と、これと別なる「イラン革命防衛隊」なるものがある。
ともに両者の後者が絶大な権力を発揮する。

現在のイラン状況
バックヤードの強権――つまり最高指導者、が85歳で高齢であることから後継者問題が存する。
ただ、今回亡くなったライシ氏は、ハメネイ師のお気に入りだった。ゆえに、有力な「最高指導者としての」次期後継者を喪ったことにもなる。
などなど。

いずれにせよ、ここから言えることは、通路――意味深長な、「通路の存在」が浮かび上がることだと思えました。アメリカ~イスラエル~イランという、秘匿の橋を渡っていく通路‥。
対立するモノの間に奸計的に渡される?通路と、
同時に、挟まれているものの共通性‥。
これにより、私は昨年10月の自分の記事を思い返した、ということになるのです。

通路――及川氏の表現によると、敵対する者同士:アメリカとイラン の間に《コミュニケーションのチャンネルが存在している》ということです。
(これは、チャンネル桜の水島総社長の発言・見解でもあったそうです)

さらに興味深いことには(スマン不謹慎‥。このバックヤードのさらにバックヤード‥)オマーンという仲介者(地)を挟んで、10年前に「核」の絡んだ秘密会談を行い、米イ、当事者で合意がなされている。
この合意、の中身=主語 にイスラエルが登場(君は当事者かい?)してくるのである‥!!!

【合意の中身】

  • イスラエル-ガザ間の 戦争終結/紛争拡大防止

  • イスラエルの政権交代[イスラエルのレジームチェンジ]への共通の願い

  • イランの核開発計画に対する米の懸念(含:石油制裁の緩和)

で、この後に、さらに愕くべき事が連なります。

及川氏の解説の中にネタニヤフとベニー・ガンツ(野党ナショナルユニティ党党首:何だか互いに双生児のような顔付き?!)が登場するのですが、そのガンツの肩書き‥。
10月の、[与-野党間]戦争連立内閣、なるものが出来ており ここで、ネタニヤフとガンツが手を組んだ、と。その内閣の樹立とは、ガザでのハマスのテロ後、であったこと。。。。
この内閣の議決とは、戦争の終結のみならず、ガザ地区の統治は、パレスチナ自治政府にさせるべき、ということを決めたのだが、そのパレスチナ自治政府とは、アメリカと同じ(側の)勢力であること。

それは、ほんとうに、パレスチナにとって自立した政府であり、自治区の政府でありうるだろうか????

ということに、及川ユキさんの解説を聞くうち、相成った訳でしたが、

この糸のもつれ方、捻れ方、事態の錯綜の仕方は、いぶかしさに困惑していた私の記事をもう一度呼び覚まさせたので、ここに再度リンクします。

おなじ「共通項」が存するとはいえ、
跨がるもの の存在する場所には、引き裂かれるもの の存在 があります‥。


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