ネットのうるさい氷河期世代は大げさに文句を言うばかり
ネット上で愚痴や不平不満を叫ぶ「恥ずかしい就職氷河期世代おじさん」を見たことがある人もいるでしょう。
「僕たちの時代は全然就職できなかったんだ!」
「自己責任!努力不足!って言われて辛かったんだ!」
本当にうるさいんです。
若い方々は「負け組オジサンがまた大げさに文句言っているよ・・・」と思っているでしょう。
その通りです。いい年したオジサンが何十年も前のことを未だに文句言ってるんですよ。私のような同じ負け組氷河期世代おじさんから見ても、こういう人達は馬鹿なんじゃないかと思います。
しかし、このような「ネットでうるさい氷河期世代」はごく一部の異常者だということを理解いただきたいです。大半の氷河期世代はネットで愚痴など言わずリアル社会で真面目に生きて社会を支えているのです。ネットという場所は少数の異常者の発言が目立ってしまうデメリットがあるのです。
そして、就職氷河期世代は就職の難易度が高かったというのは事実ということも書き添えておきます。
しかし、もちろんその時代時代での事情があります。氷河期世代の就職難易度が高かったことは事実ですが、他の世代にもそれぞれの事情があるのです。「自分たちだけが辛かった!」と叫ぶ氷河期世代は他責思考が過ぎますし、他の世代に煙たがられるのも当然でしょう。
本当に大げさ?就職氷河期世代が辛かったのは事実だが…
氷河期世代とは、1970年代から1980年代に生まれた世代のことを指し、経済的な厳しさや社会構造の変化など様々な問題に直面しています。彼らは、バブル景気の崩壊や少子高齢化の進行など、社会構造や価値観が大きく変化した時代を生きてきました。
氷河期世代が抱える社会問題の一つに、「就業機会不足」が挙げられます。氷河期世代は、バブル崩壊後の不況や雇用状況の悪化など、厳しい経済状況の中で社会に参入しました。そのため、正規雇用や安定した職場を見つけることが難しく、非正規雇用や派遣労働などの不安定な雇用形態に甘んじた人が多かったのです。
次に、氷河期世代が直面するもう一つの課題は、「住まいの問題」です。高齢化や少子化による影響もあり、住宅環境は改善されるどころか悪化する一方です。地価の上昇や家賃の高騰により、手の届かない場所に住むか、狭小な住宅や共有のスペースで我慢することが珍しくありません。
さらに、氷河期世代が抱える最も深刻な社会問題の一つが「経済格差や貧困」です。賃金の不均衡、教育格差などが重なり、その影響は将来の経済的安定や社会的地位にも大きく影響を与えています。また、貧困層として社会的に排除されるリスクも高まっています。
これらの課題を考えると、氷河期世代が抱える社会問題は決して大げさなものではありません。
しかし、他の層と比べて氷河期世代が不幸かと言えばそうではありません。
例えば「氷河期世代」と「戦時中の兵隊」や「アフリカの難民」を比べてみてください。本当に氷河期世代は不幸と言えるでしょうか?違いますよね?
不幸や不遇を語る就職氷河期世代は、無意識下で「バブル世代」や「Z世代」と自分を比較して勝手に不幸になっているのです。「隣の芝生は青く見える」というやつです。
なぜこのようなことになってしまうのかというと、「戦時中の兵隊」や「アフリカ難民」は近くにいないけど、「バブル世代」や「Z世代」は身近に存在するからです。視野が狭い愚か者であるため、隣人と自分を比較して不満がこぼれてしまうのです。
人類にはさまざまな長い歴史があります。時代や地域によって、幸福だった人もいれば不幸な人もいます。数千年単位でみれば、現代の日本で就職氷河期を生きれた人は総合的に運が良く幸福と言えるのではないでしょうか?
このような俯瞰的で前向きな考え方ができず、足るを知る心を忘れ、今ある幸福を当然のものと考えている、傲慢で不届きな愚か者がネットでうるさく大げさに文句を言っているのです。
なぜネットで不平不満を愚痴る人が増えているのか?その背景と心理
ネット上での不平不満や愚痴をつぶやく人々が増えている現象には、様々な背景や心理が絡んでいます。
ネットでの不満や愚痴をつぶやく人が増えている一因として、現代社会の複雑化やストレスが挙げられます。社会は多様性や競争が激しくなり、個人が抱える悩みや焦りも増加しています。そのような状況下で、ネット上の匿名性を利用して、自分の不満や不安を発散する人が増えているのでしょう。
また、SNSの普及により、他者と比較される機会や、自己主張が求められる環境が増えたことも要因の一つと考えられます。愚かな人ほど、他者の成功や幸せを目にすることで、自己評価が下がり、不安や嫉妬を感じるのでしょう。人は他者と比較されることで自己評価を行い、それが不平不満を生む一因になることも考えられます。他者の成功や幸福を目にすることで、自分の満足度が低く感じられ、不平不満が募りやすくなるのです。
そのような状況下で、自分の声を主張し、不満を吐露することで、一時的な安心感を得ようとする心理が働いているのかもしれません。特に競争社会や成果主義の価値観が強い社会では、成功や達成が重要視されるため、自己と他者を比較することが避けられない状況になります。その結果、自己評価が低下し、不満や不平が生まれやすくなるのです。 不平不満を持つ人々は、自己効力感の低さや心理的な安定を求める欲求、他者との比較など、さまざまな要因が絡み合っていることが考えられます。こうした要因が重なることで、不平不満が蓄積され、愚痴のような形で表出されるのです。
さらに、ネット上での不平不満をつぶやく行動には、社会的孤立や対人関係の希薄化といった個人的な要因も関わっている可能性があります。現代社会では、リアルなコミュニケーションよりもネット上でのつながりが増えており、孤独や孤立感を抱える人が増加しています。そのような状況下で、不満や愚痴をネット上で発信することで、他者とのつながりを模索しようとする心理が働いているかもしれません。
https://twitter.com/hyogakioji/status/1774397138166046960
就職氷河期世代はどうすればよいのか?
では、就職氷河期世代はどうすればよいのでしょうか?
以下をすべて実践してください。これで確実に幸福になれます。
〇広い視野を持ち、客観的に考える
〇足るを知る心を持つ
〇他人に嫉妬しない、比べない
〇日々切磋琢磨し、諦めない
〇人のせいにしない、甘えない、愚痴を言わない
就職氷河期世代にはロスジェネ世代特有の辛さがありました。そのつらさは、Z世代やバブル世代よりも多かったかもしれません。
しかし、そんなものは過去の話ですし、愚痴を言ったところで何も変わらないのです。
「愚痴を言う」「不平不満を言う」「他責思考に走る」というのは愚か者のすることです。このような行動は辛い現実を直視したくないという逃げであり、このような行動をしていても現実は何も変わりません。
現実だけを直視して淡々とやっていくしかないのです。
今、苦境にある氷河期世代の皆さんには、ネットの幼稚な言説に惑わされることなく、現実で切磋琢磨していただきたいと思います。
そして、他の世代の皆さんには、ネットの恥ずかしい氷河期世代を見て、「氷河期世代ってこんな残念な人達ばかりなんだ」と誤解しないでいただきたいと思います。