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ポジショントークとは?簡単にわかりやすく解説

ポジショントークとは、簡単にわかりやすく解説すると「自分に都合の良いことばかりを主張すること」です。

最近のSNSでは、このようなポジショントークをする頭の悪い人が増えており、社会問題になっています。彼らの主張には以下の特徴があります。

×自分に有利なことばかり主張する(エゴ)

×自分に都合の良い情報のみ支持する(客観性が無い)

×そのため、主張に一貫性が無い(頭が悪い)


わかりやすく事例を挙げてみましょう。

良い大学に入り将来への希望に満ち溢れている大学生「A君」がいたとします。A君は就職後の自分の出世を疑っていませんでしたので「日本はもっと能力主義にして優秀な人の活躍の場を広げるべきだ」と主張していました。

しかし、その後、就職氷河期が訪れてA君は出世どころか非正規雇用にしか就職できませんでした。さらに、A君が就職した会社はブラック企業で、A君は鬱病を患って休職になりました。A君の精神状態は完治不能なくらいまで悪化し就業が難しくなったことを受けて、仕事を辞めて生活保護を受けて何とか暮らしているような状態になりました。

ところが、A君は自分がこのような状態になった途端に「精神疾患や発達障害で働けない人の辛さがお前らにわかるか!」「日本は弱者や障碍者に厳しい!もっと所得の再分配が必要だ!」といった主張をSNSに投稿するようになりました。


はい。これがポジショントークです。わかりましたでしょうか?

もちろん、これは架空のお話であり、このような絵にかいたようなクズはあまりいないかもしれません。しかし、A君のように自分の立場によって意見をコロコロ変える人は一定数存在するのです。しかも、本人に自覚がなく無意識に考え方が変わっていることも多いのです。

特に経済的余裕や精神的余裕の無い人は思考力が低下しており、弱者ほど自分の心にやさしいポジショントークに流れがちなので注意が必要です。

このようなポジショントークをする恥ずかしい日本人がSNSに増えています。僕はこれは日本の教育の敗北だと思っています。


ポジショントークは何が悪いのか?社会問題との関連性

ポジショントークは、社会問題との関連性が深く、その影響力も無視できません。 例えば、SNS上での炎上や誹謗中傷といった問題は、ポジショントークが招いた結果と言えるかもしれません。

自らの主張を強調するあまり、他者を攻撃したり無視したりする態度が、社会全体に悪影響を与えることもあります。このようなポジショントークが暴走すると、争いや対立がエスカレートし、コミュニケーションが円滑に行われず、社会的な課題が解決するのを妨げることも考えられます。

また、メディアにおけるポジショントークも、社会問題と密接に関連しています。特定の立場や思想に偏った情報が過剰に流れることで、視聴者や読者の判断力が鈍り、客観的な事実や真実を見極める能力が低下するおそれがあります。さらに、偏った情報によって社会問題が誤解されたり、正しい解決策が封じられたりすることも考えられます。

ポジショントークが社会問題と深く関わり合う背景には、個人の主張や意見が広く発信される現代社会の特徴があります。インターネットやSNSの普及により、誰もが簡単に情報を拡散し主張を発信できるようになったことに加え、情報過多や情報の信憑性が問われる環境下で、ポジショントークの有害性が現代社会の問題として可視化されてきているのです。


ポジショントークをする人が嫌われる理由

ポジショントークをする人が嫌われる理由は

「他者視点に欠けている」

「客観的視点に欠けている」

ためです。

自分勝手な性格で自己中心的な行動をする人が嫌われるのは当たり前ですよね。

自己中心的な行動が周囲から嫌われる理由は、一方的に自分の欲望や利益を追求し、他人の気持ちや立場を考えないことが挙げられます。このような行動は、人間関係において信頼や協力を築く障害となり、周囲との対立を引き起こす可能性が高まります。

自己中心的な人は、自分のことしか考えず、相手の立場や感情に寄り添うことができません。そのため、周囲の人々とのコミュニケーションが円滑に進まず、相手から避けられたり敬遠されたりすることがあります。

また、自己中心的な行動を繰り返す人は、他者に対する思いやりや共感の欠如が露骨に表れることで、周囲から冷たい人間だと見られる傾向があります。 さらに、自己中心的な行動が目立つ人は、周囲の人々に対して不公平な態度や振る舞いを取ることが多く、そうした態度は不快感を覚える原因となります。他者を軽視したり、利用したりするような行為は、信頼関係の構築を阻害し、友人や仲間からの孤立を招く可能性が高いです。

さらに、自己中心的な行動を取ることで、周囲との関係がうまくいかないだけでなく、本人自身にも様々なマイナスの影響が及ぶことも考えられます。他者との摩擦や対立が増えることで精神的なストレスや孤独感が増大し、心身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。


自己中心的な振る舞いの根源は、幼少期の環境や体験、そして個人の性格形成など様々な要因が関与しています。例えば、幼少期に適切な愛着関係を築けず、自己肯定感や他者への配慮が不十分だった場合、自己中心的な行動が強調される傾向があります。また、環境や家庭内での過保護や過干渉などが自己中心的な振る舞いを助長させる要因となることもあります。

さらに、個人の性格形成においても、自己中心的な振る舞いを促進する要因が存在します。たとえば、自己中心的な行動によって得られる利益や快感が他者に比べて大きかったり、過去の経験から自分本位の行動が成功をもたらしたという信念が強固に定着している場合、そのような行動パターンが強化される可能性があります。

自己中心的な振る舞いには、個人が自己保身や安全を確保するために進化的に優位性を持つ側面もあったのでしょう。僕達がまだ「個」で生きている動物だった頃は、自己中心的な行動は自分の存在や欲求を守るために有用であったかもしれません。

しかし、現代社会において人間は「社会的動物」として、より大きな集団で生活するようになりました。現代社会では、他者との関係や協力が重要な要素となっており、ポジショントークをはじめとする「自己中心的な振る舞い」をする人は社会の邪魔でしかないのです。


客観的視点と自己批判の思考を身に着けるべき

僕達がこのようなポジショントーク思考から抜け出すためには、客観的視点と自己批判の思考を身につけることが大切です。

まず第一に、客観性を持つことが重要です。客観的に自分を見ることは、自己観察を通じて自分の行動や感情に対する客観的な見方を持つことを指します。 自己観察には、客観的な視点を保つためのいくつかの方法があります。まずは、自分自身を第三者の目で見ることが大切です。例えば、自分の行動や発言を録音や録画して後で冷静に再生し、客観的に振り返ることが有効です。このような客観的な記録を通じて、自分の行動や言動に気づきや傾向を見つけることができます。

また、他者からのフィードバックを受け入れることも重要です。他者の視点から自分を見ることで、自分の死角や盲点に気づくことができます。他者からのフィードバックを受け取る際には、感情的にならずに冷静に受け止めることがポイントです。

さらに、自己認知の向上も自分を客観的に見るための重要な要素です。自己認知とは、自分の考えや感情、行動を理解し、それらをコントロールする能力のことです。自己認知を高めるためには、自己分析やメタ認知のスキルを磨くことが必要です。 自己分析とは、自分の思考や感情、行動の背後にある動機や信念を分析することです。自己分析によって、自分自身の深層心理に気づき、客観的に自分を見つめ直すことができます。メタ認知とは、自分自身の認知プロセスを認識し、それをコントロールする能力のことであり、このスキルを磨くことで、自分を客観的に見ることが容易になります。


僕達がこれからの科学とファクトの時代で行っていくべきことは2つです。

①自分自身を客観視することで、自分に都合の良いポジショントークはしないようにする

②ポジショントークで世を煽動する人を批判して駆逐する


例えば、僕は氷河期世代の底辺おじさんですが「氷河期世代を見捨てる方が社会にとって合理的である」と常日頃から主張をしています

逆にSNSには、「氷河期世代を救うべき」とか言ってる人もいますが、だいたい氷河期世代当事者のポジショントークです(もちろん、客観的視点から氷河期世代を救った方が社会のためになると考えて主張している真っ当な方もいますので、そのような方は除きます)。

彼らは我が身可愛さから自分に有利に働くポジショントークをしているのでしょう。客観的視点と自己批判の思考が足りないと言わざるを得ません。常に他者の立場の視点や社会全体の視点で物事を見つめ、科学的根拠やデータやファクトをベースに思考する癖をつけて、自分に有利な自分勝手な主張に流れないように注意が必要です。


日常の中で少しずつ意識して自分を客観的に見る努力をしていくことが大切です。例えば、他人の視点から自分自身を見つめ直す、あるいは日記をつけることによって、客観的な視点を養うことができます。

常に冷静かつ客観的な意見を重視し、自己の成長に繋げる努力を怠らないことが重要です。客観的な視点を身につけることで、自己成長の可能性はさらに広がっていくでしょう。


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