菌の増えやすい食品と増えにくい食品。その差ってナニ⁉️
Vol.440
果物を切ったり搾ったり。
農産加工を通して幸せな世界づくりを
目指してます😁
暦の上ではもう秋なのですが
まだまだ熱い夏本番😅
毎年気温が上昇すると多くなるのが
食中毒のお話。
食品中に細菌などが繁殖ることで
嘔吐などの体調不良を引きおこします。
そんな食中毒の原因ともなるのが
細菌なのですが、加工食品は
基本的に殺菌工程が踏まえられているので
販売している商品自体には
相当にリスクが回避されている状態です。
それでも、一度フタを開けて
密封状態を解放すると
そこから菌の繁殖リスクが始まります。
上にあげた記事にあるように
ペットボトルの飲料でも一度口をつけると
口の中の菌が繁殖を始めます。
中でもお茶はオレンジジュースや
スポーツドリンクに比べて
繁殖のスピードが早い❗️
栄養分とか、糖分とかで考えると
オレンジジュースやスポーツドリンクが
エサとなって繁殖早そうだけど
なんで麦茶が早いのか⁉️
それはお茶の環境が
繁殖しやすいものだから。
細菌は30℃台の温度で
とても活発に動きます。
梅雨時期に食中毒が多いのもそのため。
ひょっとこ堂のゼリーの殺菌について
たびたびお話をしていますが
菌って酸性の状態に弱いんです。
むちゃくちゃわかりやすくいうと
人間も菌も一緒。
酸っぱい中でずっと暮らせませんよね⁉️
酸っぱくも苦くも無い
無害の落ち着く環境でくらしたい。
お茶は中性食品なので
人にとっても優しいし
同時に菌にとっても
優しいんです😁
オレンジジュースやスポーツドリンクは
pHの値が4.0前後の弱酸性です。
酸性域に入っているので口をつけても
菌の繁殖はゆっくり
一方でお茶は中性なので
栄養分をエサとして菌は活発に
動いて繁殖していきます😊
ひょっとこ堂のゼリーや飲料たちは
容器に詰めて密閉した上で殺菌する方法を
採用しています。
具体的にいうと85℃のお湯に
30分ほどつけ込んで菌を殺します。
さらに中身の食品が酸性になっているので
菌の繁殖はしづらく
常温での販売を可能としています。
普段何気なく感じている味覚。
酸っぱいと酸性、刺激がなければ中性
アルカリ性は苦い😅
チョーざっくりですが、
この物差しを持っていると
食品の加工や殺菌についてわかりやすい
ゼリーやジュースが酸性なので
ボイル殺菌で加工されますが
お茶やコーヒーゼリーなどの
中性の食品は85℃では殺菌が
完全で無いのでレトルト殺菌という
120℃にも及ぶ高温帯で殺菌を行い
菌を全滅させます❣️
ちなみに田中のブログでも
多くのアクセスを記録している
コーヒーゼリー殺菌の記事⬇️
こちらもゼリー、じゃない
是非ご覧になってください😁
それでは今日はここまで。
また明日お会いしましょう😁
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