ひょうたんじま’24 3月(三陸地おこの活動報告)
3月はいろんな思いが交錯します。震災から13年。今年の大槌はおしゃっち(大槌町地域文化交流センター)でのセレモニーと献花が厳かに執り行われました。(上の写真は「3.11灯の集い会場」)
自分もセレモニー後、人気が少なくなってから献花に行かせていただきました。この日だけは沿岸一帯、いつもと違う静かな一日になりますね。
日頃おしゃっちで勉強したり、公園で走り回る子供たちのほとんどが東日本大震災を知らない子供たち。震災伝承の取組みも新たなフェーズに入ってきています。
自分の活動も3年目が終了。本来ならこれで卒業ですが、コロナ禍に来た自分は延長戦の1年です。何らかの自走に向け、あと1年大事に過ごしていきたいと思います。
ということで、3月の報告です。
1.毛ガニまつり
~ 3月3日(日)~
魚彩王国から打診で、お手伝いに。
自分は総務班付になり、舞台のお手伝いほか雑用に。
朝7時集合なので、6時に自宅を出発。宮古の埠頭の駐車場は雪も凍ってる。当然、会場も寒い。
魚市場の朝は早いので、自分が会場に入った頃には、出店者がぞくぞくと準備を開始していた。宮古のイベントの中でも人気のまつり。
開場前から結構な人が並んでいたようだ。
開場すると一気に会場は賑やかに。総務班隣のカニ汁販売テントには、早々に長蛇の列ができた。
その後、役員による餅巻き時には、大槌同様、餅しか投げないのにたくさんの人で舞台前が埋め尽くされ、その後、買い物時に配付される抽選権を手に外の抽選会場に異常な長蛇の列ができた。
自分は総務の責任者から頼まれた雑用をこなしながら、時間が或る時は会場を見て回った。今年はカニの値段が高め。毛ガニにそれほど執着の無い自分はこの値段は手に取らない。それでも、祭りの雰囲気かバブリーな人かわからないが買っていく。今年は内陸で雪もあり、例年より来場者数は少ないという話だったが、大槌町だったら万々歳だ。
午後、一息ついたところでカニ汁をごちそうになった。
やっぱり美味しいよね。あったまるし。
朝7時から片付けまで付き合い、午後4時半に終了。さすガニ疲れました。帰りの車は危なかった…(><)
2.anta報告書類
~ 3月8日(金)~
昨年、地域限定旅行業の資格を取った観光交流協会。
事務手続き関係を昔の杵柄でやったばかりに、その後、antaから来る御用について担当しているのですが(経理関係や商品企画などは別)、今月は2月分送客実績報告なるものを出してくださいというお達しが。
とにかく初歩の業界用語がわからない自分、送客って何のこと?協定旅館って?と慌てふためく。
送客は文字通り「客を送る」なのですが、旅行業の資格を有する旅行会社や代理店を経由して宿泊施設に宿泊する顧客とのこと。協定旅館はantaと協定を結んでいる旅館・ホテルのようで、大槌では「三陸花ホテル はまぎく」のみ。そんな初歩的なことも勉強しながら報告していますwww(^_^;)
昔は県やら国やらの調査でよくこういった報告をしていた時期もありましたが、しばらくやらなくなると拒否反応が酷くなるものです。今回の報告、ごくごく簡単なものなのに・・・
このほか現状確認報告とかも。やっぱり、書類仕事は性に合わないと自覚・・・www
3.郷土芸能「冬の舞」
~ 3月9日(土)~
(1)上亰鹿子踊
この日は上亰鹿子踊の演舞。宿泊客が100人以上いたこともあり、用意した席がほとんど埋まった。
虎舞ほどの派手さはないものの、静から動へと移っていく独特の舞いは、観客の心にも響いたようだ。
特に演舞を行なったのが子供たちだったこともあり、演舞後の記念撮影は盛況だった。
次回、23日が最終日は虎舞。さらに盛り上がるだろう。
~ 3月23日(土)~
(2)大槌町虎舞協議会
「冬の舞」最終日は虎舞の披露。この日は宿泊客も多く大盛況。
華やかな終焉となりました。
終了後には虎頭と一緒に記念撮影される観光客でこちらもせかせか動いていました。
この後は2024年度の「かがり火の舞」につながります。
4.確定申告
~ 3月15日(金~)
地域おこし協力隊は基本的に個人事業主。
となれば、年が代われば訪れる厄介な代物、確定申告。1年目は青色申告の手続きを忘れ、普通に申告したら次の年の国民健康保険税で驚愕した。2年目は青色申告するもe-taxしようとしたら、マイナンバーカードを紛失してマイポータルの登録に間に合わず、締切日に慌てて書類申請して電子申請分の控除を不意にしてしまった。
かくして3年目、マイナンバーカードもある、マイポータルも登録した。しかし、今年は悪政度(末端庶民からすれば)のインボイスにより消費税申告が…
申告用ソフトで所得税申告分の入力が終わり、そのソフトから消費税申告書を作成すると、あれ、なんだこの高額な税額は。
慌てふためき、同僚や事務局の担当に確認したり。数日悩んだ結果、2割特例で計算していなかったことに気づき、なんとか、所得税申告の締切日に変わった夜中、福島の地震で大槌もイヤーな感じの揺れがした最中、とりあえず提出完了。スマホからの申請。要領が判るとめっちゃ簡単だった。
反省・・・
日頃からこつこつ入力しよう。でないと、この時期泣く・・・。´;ω;`)ウッ…
5.おおつちアニメフェスタ3
~ 3月18日(日)~
この日は仕事ではなく、お客さんとして観に行ったのですが、やっぱりたくさんのイベントに関わるといろいろ気付くことがあるわけで・・・ 結局最後の方は勝手にお手伝い。そのままスタッフと同じようにゲストの見送りにまで顔を出してしまった。
それにしてもコナンとトモゾウさんのネームバリューはすごい。久しぶりにマストの会場を埋め尽くす人を見た。
大槌町の新しいアニメ、コナン役の高山さんが主役で出てくれるとか、ありがたみしかない。
「おおっつちアニメフェスタ3」の模様が、Youtubeで見る事ができますのでこちらからどうぞ ↓↓
6.藻場再生活動
(1)水路作業 [36]
~ 3月14日(木)~
小久保海岸作業の予定だったが、天候の関係で水路での作業に。数日前からのシケにより、種苗ロープが絡んだり、外れてしまったものを修復。
また、流れアカモクの種苗部分をスポアに入れ水路へ設置しました。
(2)コンブ種苗設置作業[38]
~ 3月20日(水・祝)~
令和5年度最後の活動は、雪の中の作業。
祝日ということもあり、参加者が10名と久しぶりの大人数だったため、自分は陸のサポートに。
今年度最後の活動は、水路に残っていたコンブの種苗を海中に設置しているロープに取り付ける作業を実施。
陸班は、水路から種苗を取り出し、使える部分をハサミで切り取り、それをダイバー班が三班に別れ、海中のロープ設置を行ないました。
ダイバー班が作業を行う中、陸上は雪が吹雪状態になり、目の前に降る雪が真横に流れていくという光景が。。。
春分の日だというのに凍える凍える・・・
海の中も前週のシケによって、設置したロープがかなりひどい状態だったようで、さっと設置を終える予定が、かなりの時間を要していました。
そして、陸に上がってからの着替えが大変。陸班もサポートに回り、手早く着替え、機材を片付けその場を撤収。
作業後のランチミーティング会場の凛々家へ。
この日の牡蠣そばは、いつも以上においしかった~。
7.ジオトレイル関係者研修交流会
~ 3月22日(金)~
陸前高田市コミュニティセンターで開催された「ジオトレイル関係者研修交流会」出席。三陸ジオパークとみちのく潮風トレイルについて学び、参加者による意見交換と交流の場を目的に開催するもので、午前中は、環境省の岡田自然保護官から「みちのく潮風トレイルの取組みについて」の講義があり、その後、フィールドワークで、場所を東日本大震災伝承館に移し、ガイドによる館内案内を受け昼食へ。
午後はワークショップとして、3つのグループに分かれ「三陸ジオパークとみちのく潮風トレイルの連携について」のテーマで、ジオとトレイルについて「課題・現状、理想の状態、具体的取組み」と3段階で話し合い、まとめたものをグループごとに発表した。
発表で共通していたのは、トレイルのコース上にジオスポットが点在しており、その利を活かさない手はないということで、今後もいろんな取り組みを考えていければという所に落ち着いた。(ような気がする…あれ?)
8.駅からハイキング
一昨年からエントリーしているJR東日本の「駅からハイキング」。今年は春だけでなく、夏秋冬と1年を通してエントリーすることになりました。
マップの方も常設に合わせたリニューアルを行ない、コース周辺の飲食店情報を掲載することにしました。
【4/28限定 プチハイクイベント開催】
GW(ゴールデンウィーク)に合わせ、駅からハイキングコースを利用したプチハイクイベントを開催!!
自分がガイドを務め、ただハイクするだけでなく、大槌のジオの話しや大槌城跡である城山公園の歴史の話し、季節の動植物を散策しながらコースを回ります。
現在、募集中ですので、興味のある方はぜひ参加ご検討ください。お待ちしております。
~おまけ~
先日、とても嬉しいことがあった。
調べ事でWeb検索をかけていたところ、noteに大槌の末広食堂を訪れたことを投稿してくれた方の記事を目にし、興味本位で覗いてみた。
内容は末広食堂を訪れて、中華そばとマーボー麺の美味しさを投稿してくれていて、大槌を訪れた方が、大槌のお店の味に感動してくれていること、それ自体が嬉しい出来事なのだが、それ以上に嬉しかったのは、そのお店の選ぶにあたって、協会HPの食べるページを参考にしてくれたことだ。
自分が地おことして活動し始めてから取り組んだページ作成。大槌町観光交流協会HP自体、この3年で当初に比べればかなり充実したものになってはいるものの、観光客のツールとしての活用がどれほどのものかは未知数なところがある。地おこの報告会でも、地元の人で見たことがある人は2割程度だった。
その中で、こうやって実際に参考にしてくれたことが確認できたことは、たとえ1件だけでも、作った効果を実感できる瞬間で、「無駄じゃなかったな…」と喜びと安堵感へと繋がった。
自分として相当嬉しかったのだろう。不躾に投稿者のコメント欄に長文のコメントを入れてしまった。ありがたいことに、お返事をいただいた上、また大槌を訪れてくれるとのこと。
こうやって少しでも交流人口が増えていくことを願って、今後も地道にやっていこう。
以上
■ ふるさとチョイス(大槌町ふるさと納税サイト)■
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■ 大槌孫八郎商店HP ■
★大槌町観光交流協会HP★
おおつちにくるっぺし!!