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株式会社フェリシモ:小倉氏 インタビュー(取材日/2022.9.9)

小倉さんは株式会社フェリシモで商品企画を担当している。
この記事を読んでいる人の中には商品企画職に興味のある学生も多いのではないだろうか。そこで、小倉さんがフェリシモで日々どのように商品を企画しているのか、その仕事内容について詳しく聞いた。

株式会社フェリシモ|外観
インタビューの様子

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小倉さんの仕事内容(商品企画について)、仕事のやりがい


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● 仕事のスケジュール

――具体的な仕事のスケジュールを教えてください。

そうですね。まず、商品が世の中に出るまでの期間は、アイデアを考えるところからお客様の手に届くまで大体8~10ヶ月かかります

私の所属するユーモアグループでは、月1回アイデアミーティングがあり、そこにアイデアを持ち寄ります。アイデア会議で承認が下りた後、細かい仕様を考え、企画書を作成してメーカーさんに持って行きます。

メーカーさんとのやり取りの中で修正を重ね、商品サンプルが完成すると、次はカタログチームにそのサンプルを持って行きます。そこはカタログ通販のフェリシモならではですね。商品をどのように載せるのかをカタログチームと相談し、サンプルを撮影、誌面をつくって何度も調整を重ねてカタログが出来上がります。

そしてお客さまにカタログが届き、そこからお客さまが注文した商品がお届けされます。

● 一番時間のかかる部分は?

――発案からお客様に届くまで8~10ヶ月とのことですが、一番時間のかかる部分はどこですか?

商品によって異なります。自分が思い描いたものに近づけるため、サンプルを修正していく中で難しいポイントに苦戦したり、仕様が複雑で工場の方でサンプルをつくるのに時間がかかってしまったり。撮影にサンプルが間に合うか、ハラハラすることも…(笑)


――ちなみに、小倉さんが一度のアイデアミーティングで出す案は、平均して何個くらいなんですか?

多ければ10個以上、少ないときは少数精鋭で2個の時もあります。アイデアが出てくる、出てこないはタイミングにもよりますね。

旅行に行った時に素敵な物を見て、これを形にしたいと思ったり、暮らしの中で身の回りにあるものからヒントを得たり。色々なことを考えて日々アイデアを練っています。

商品企画の仕事内容について、発案から商品がお客様の手に届くまでの過程について詳しく聞くことができた。

では、実際にフェリシモで商品企画の仕事をしてみてどのようなことを感じているのだろうか。仕事のやりがいや苦労、そして今後の目標について聞いた。

● やりがいを感じる瞬間

――仕事の中でやりがいを感じる瞬間はいつですか?

頭の中で描いていた物以上のサンプルが出来上がったときです。

想像以上に素敵に仕上がったり、素材感が良かったりすると心がときめきますね。そういうものはお客様も喜んでくれるんじゃないかって思います。


● 苦労や辛さ、難しさを感じる瞬間

――逆に苦労や辛さ、難しさを感じる瞬間はありますか?

どうしても実現したい企画があるのに価格や技術などの制限で出来ないことでしょうか。

また、自分では満足のいく完成品が思ったより反響がなかった時は、自分とお客様との間にズレがあるということを実感します。

まだ入社2年目ということもあり、いろいろ模索しつつ経験を積ませていただいています。

● やってみたいこと

――これから仕事でやってみたいことについて教えてください!

自分が魅力的に思うものをアウトプットすることで、その魅力をたくさんの人に知っていただけるきっかけにしたいです。

お客様のニーズに合わせてこういうものを作ろうという商品もありますし、自分が「これがいい!」と思って形にする商品もあるんです。

自分の好きなものを深堀りし、こだわり抜いて商品にすることで、よりお客さまに共感していただけるものになるのではないかなと思います!

フェリシモは「しあわせをデザインする会社」です。

わたしたちは、想いを共有する世界中の人々とともに、
「ともにしあわせになるしあわせ」の共創を通じて、
しあわせ社会の実現を目指します。

自分たちのしあわせだけでなく、みんなのしあわせ。
すでに「ある」しあわせではなく、「なる」しあわせ。

しあわせの循環を生み出す存在であるために、
今日も、明日も、日々わたしたちにできることはなんだろう
と思いをめぐらせ商品やプロジェクトという名の作品を世に問い続けます。

出典:はりまっち2024 株式会社フェリシモ 企業情報


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