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長田産業株式会社:Nさん、Oさん インタビュー(取材日/2022.9.14)

長田産業株式会社は、兵庫県宍粟市に本社を構え、小麦澱粉や小麦蛋白といった主に小麦を扱った中間素材を製造している企業だ。分かりやすく説明すると、小麦澱粉(デンプン)とは小麦粉の中にある糖質のこと。小麦蛋白(グルテン)とは小麦粉の中に入っているタンパク質のことである。

また、澱粉廃液から、メタン発酵(嫌気性処理)にてメタンガスを回収するシステムを日本で初めて確立し、排水処理の飛躍的な効率化を実現。加えて、回収したメタンガスをバイオマス発電に回し、工場内製造に必要なエネルギーとして“余すところなく”原料を活かすなど、環境への配慮もおこなっている。

「地域と共に」の企業理念について

――ホームページに書かれていた「地域と共に」という理念について、具体的にお聞かせいただいてよろしいでしょうか?

私たちは、自然と人と技術が融合して初めて、“良い製品”を作ることができると考えます。

長田 GH グループ内の企業は、ほぼ全てが兵庫県宍粟市に集まっていることから、恵まれた西播地域の自然環境を守っていこうとし、自分自身が働く会社を自らの手で創りあげていける人材の採用をおこなっています。

このことから、私たちは「地域と共に」を企業理念に掲げ、地域と共に私たち自らも発展していくことのできる企業を目指しています。

「地方創生」の取り組みについて

――「地方創生」にも注目しているということですが、具体的にはどのような取り組みをおこなっていますか?

まず、うちの会社だけが良い思いをするのではなく、西播地域全体が盛り上がる方が良いと言う考え方を持っています。

そうした考えの下、紅葉(もみじ)の植樹をおこなったり、スケートボードのメダリスト達が練習できる様な西日本最大の練習場を提供したり、宍粟市内の他の企業と合同で新入社員の交流会を開くなどの活動をおこなっています。

――企業だけでなく、地域全体で盛り上がることに重点を置かれているのですね!

今後の課題について

――会社として課題に感じていることはありますか?

会社の場所柄、こういった地域で長期的に事業を続けるためには人が必要です。プラントベースフードなどの新しい事業を展開する為には外から人を迎え入れなければいけません。そういった上で採用が一番の課題だと思います。

――宍粟市以外の地域や都市から人を呼び込みたいと言うことですよね。具体的な取り組みとしてはどのようなものがありますか?

第一に広報活動に力を入れています。

また、新入社員が深く馴染めるよう、職種関係なく色々な社員と交流できるようにしています。

長期的な取り組みとしては、宍粟市に住んでいる学生でも「そんな会社があることすら知らなかった」というお声を貰ったこともあるため、将来そうした子達が就職活動をするとき、働きたい企業のひとつに弊社を加えていただけるようになりたいです。

――学生への取り組みというのは学校訪問などでしょうか?

そうですね。学校へ足を運んで講演をしたり、小学生向けの理科の実験教室をしたり…。

わたしたちは、人生を豊かにする1つの手段として「仕事」があると考えています。そして、プライベートの充実は、仕事のモチベーションを上げることにも繋がります。このように、ただ「仕事」と考えるのではなく、自分の「人生」という視点で、働くとは何なのかを学生のうちに学んでいただくことは、地域の活性化や企業の発展にも影響を与えるはず。
先々を見据えて、今後も取り組んでいきたいですね。

開発部のOさんに伺いました!

――Oさんから見る、長田産業の魅力は何ですか?

まず、他社と比べて挑戦させて貰える環境が整っていることですね。

自分のやる気さえあれば、「こうしたい」と提案したことに対して「じゃあやってみよう」と対応してくれます。

また、仕事以外の時間も確保しやすいです。

例えば、他社の友達からは毎日 1・2 時間ほど残業があって大変などという話も聞きますが、弊社の場合は残業がほぼ無いです。加えて有給も取りやすい環境だと思います。

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