はいどらいど

地方のとある学習塾に勤務。娘と一緒に娘の頑張る姿勢をサポートしながら、塾屋として、地方…

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地方のとある学習塾に勤務。娘と一緒に娘の頑張る姿勢をサポートしながら、塾屋として、地方で目標に向かって頑張ることの難しさと大切さを伝えることが目標。

マガジン

  • 地方住み塾屋の子育ての記録

    地方の小都市(人口10万程度)に在住する塾屋が親となり子育てをしたその経験を記録。

最近の記事

2023年 中3の夏~2学期

01. トップ高校は良いが教わる場ではない地方とは言えその都道府県のトップ高校の環境は良い・・・年度による波はあるものの進学実績でも立派な結果を出していると言えますし、何よりも中の環境が良いのは間違いがないです。つまりそういう生徒が集結しているということになります。建物が、とかではなく、そういうクオリティを持った生徒が集まっていることが良い環境のもとであると言えます。 今や学校の口コミサイトのようなものがいくつか存在していて、それらを見ると在籍している生徒と思しき書き込み

    • 勉強を時間で区切って良い訳がない

      01. 処理スピードの問題は子どもに限ったことではない多くの地方の公立小学校で・・・と書くと大げさになってしまいますね。少なくとも私が住んでいる県の公立小中学校で見かける表現が「学年プラス○○分(○○時間)の勉強をしましょう」というような標語です。これ、本当の本当に最悪な指示の出し方だと思いませんか? 「仕事」に置き換えて考えた時に、昨今は「定められた勤務時間内で、その人ができる範囲の適正な業務量を任せる」という考え方になっていなければならないのでしょう。その考え方はわか

      • 2023年 中3の1学期

        01. 目指す高校は。。。ここまで微妙に隠した感じで記事を作っております。本人は記事を作っている2024年の4月から高校生になるので、そこはぼやかしたままにさせていただきたいと思います。 中学受験に合格した者のその某地方国立大学附属中学への進学を辞退し、仲の良い友人と一緒に地元の公立中学校に進学することを選んだ娘。結果、小5・小6の頃に体験したのと同様、楽しさもありながら苦しさも多い日々が始まることになります。 毎週末の塾の帰り、私が運転する車中は我が子と2人で話をする

        • 2023年4月, 中3=受験生になりました

          01. 改めて振り返りつつ、改めて覚悟をする4月小学校の就学前、もしかしたら学力を伸ばしてあげる素地があるかもしれないと感じて地方としてはかなり早いと思いますが小学1年から塾に通い、小学3年には塾の模試で良い結果を出し、ありがたい反面長い戦いになることを覚悟してから8年。長かった。長かったようであっという間でもあった。 いつかどこかで興味が他にそれるのは問題なくて、やりたいことが他に見つかればそちらに行ってもらってよいのです。一番怖いのは何に対しても頑張ることができなく

        2023年 中3の夏~2学期

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        • 地方住み塾屋の子育ての記録
          20本

        記事

          中1と中2の番外編

          中1~中2の2年間、思っている以上の成果を出して、さらに伸びる可能性の片りんも見せてくれた我が子。さらなる成長を望むような取り組みをとして東進の中学ネットで数学の先取りを進め、4歳からずっと通っている地元の英会話塾での英語学習を継続して中2での英検2級合格を目指す、そんなことはできていました。 選択肢として、コロナの影響で首都圏の最高レベルの授業を地方の自宅に居ながら受講できるようになってきており、そのあたりにチャレンジすることも考えましたが・・・あとで後悔するかもしれま

          中1と中2の番外編

          中2:英検準2級と英検2級と東進での数学先取り

          01.中2の6月に英検準2級を受ける中1の1月に無事英検3級に合格。これはまぁ安心してみていられました。12月の段階で中学内容の文法をすべてやり終えていたので何とかなるな、と。かといって準2級に向けては単語力が圧倒的に不安。過去の記事では何度か触れていますが、単語や漢字をちまちまと何回も書いたりしてしっかりと覚えるような勉強が好きではない子です・・・というか、中2に至るまで、そこまでの努力をせんでも持ち前の記憶力で何とか出来てしまっているからそんな努力をする必要性を感じて

          中2:英検準2級と英検2級と東進での数学先取り

          中学生になってからの勉強ギャップ(中1ギャップ)について考えてみる

          01. 小学生で起こっていることは塾屋ですが、ここがわからないんです。いろいろな数字やデータを集めてたくさん分析してもわかるようでわからない。メンタルの部分もあるし様々な要素が絡み合ってくるので一概には言えない部分です。 ある中学入試の大家(と呼ばれている人)に言わせれば、「開成など一部の超トップレベルになると専用の算数対策が必要になるが、それ以外は原則国語力で決まる」と・・・賛否両論ありましょうが、私は概ね同意します。 例えば、(四谷大塚~東進主催の)全国統一テスト(

          中学生になってからの勉強ギャップ(中1ギャップ)について考えてみる

          中1後半戦と英検

          中1の2学期終了前回の記事でも触れましたが、中学生になって最初のテストはおよそ120人中3位でした。夏休み明けの9月の定期テスト(2回目)で見事に初めて1位をとり、11月の定期テストでは2位を維持し良い状態を維持しています。 これくらいの成績を取ることができることがわかってしまえば、正直、1位も2位も3位もあまり変わらんのですよね。ここまでくるとネタバレっぽくなりますが、当方の公立高校入試は「内申点(通知表)と入試本番の成績を合算」して合否を判定します。最難関の高校をはじ

          中1後半戦と英検

          中学受験合格後の中1(前半)

          油断していた地元の国立大学附属中学に合格、まさかの入学辞退をしたのが12月。そこで親の判断。合格して勢いに乗っているところで先取り方向にもっていくか、それとも頑張った分を大幅に休ませるか・・・悩みましたが後者を選択。ある程度塾で先取りはやることになっていたし、英語は4歳から英会話やっているし・・・で何とかなるだろうと。ということで、小6の3学期は塾にお任せとしました。幸い地元では最大手の塾で最上位の選抜クラスに在籍していたので、ある程度やってくれるだろうと。そのクラスの子供

          中学受験合格後の中1(前半)

          小6受験後~卒業

          各方面にお詫び行脚 合格した附属中学の入学をお断り?した娘、週末にあった合格発表の後、すぐの月曜日にまずは通学している小学校に顛末を報告しました。すぐに学校に来るように依頼されました。もちろんすぐに向かいました。月曜日が休みの日で良かった、と心から思いました。 その場には教頭先生と担任の先生がいらっしゃり、非常に柔らかく、ではありながら理由や経緯などを確認されました。加えて、附属中学に連絡を入れてなぜ入学手続きをしなかったのかの説明と(表現は異なるかもしれませんが)お詫

          小6受験後~卒業

          小6後半② 無事合格したが・・・

          試験当日 試験当日は思ったより緊張しませんでした。親も子も。 それまでにやることはやり切りましたし、むしろ試験の結果よりも「コロナ1年目」だったせいで「当日試験を受けられるように健康な状態でいられたこと」にかなりの満足感があったせいです。もしあそこでコロナに感染していたら、と思うと今でもぞっとします。 私が車を運転して徒歩圏内まで移動、そこから妻と娘は徒歩で移動、という流れ。試験は午前がペーパーテストで午後が面接、面接の順番によって帰られる時間が大幅に異なる、という仕組

          小6後半② 無事合格したが・・・

          小6後半① 

          夏休みの模試でこける 「苦労する」の定義は人それぞれ・・・という前提で。 さて、ここまで順調だった娘ですが、中学受験にチャレンジする!と決まったとたん、模試で苦労をします・・・「苦労の範囲ではないだろう?」と突っ込まれるレベルかもしれませんが、今までとは状況が変わったので家族的には微妙な雰囲気が流れたのは間違いありません。 まず夏休み前の入試合否判定模試。順位は9位で決して悪くはないのですが、ここまで塾では国語と算数だけを受講してきて、社会と理科は中学生になってからで

          小6後半① 

          小6前半 まさかの受験

          01. 突然のカミングアウト 小6になり、学校の担任の先生とそりが合わない状況は今まで以上に強くなってきました。一方でクラスメイトにはある程度恵まれていたようで、多少は相殺されていたようですが、肝心かなめのところではそうではなかったようで、夏休みを迎えるころに我が家に衝撃が走ることになります。 我が家、とある地方に在住しております。県庁所在地から車で40分ほど離れた小さな市です。親である私は塾屋ですので、県庁所在地と第2の都市では某国立大学の附属中学校を中心としたいくつ

          小6前半 まさかの受験

          小4・小5 ~おすすめの教材も~

          01. 小4 at 塾 さて、小3では親が思っている以上の立派な成果を出した娘。塾の模試は5回ありましたが、うち3回で1位という結果。もちろん母数が少ない中ではありますが十分以上、期待以上の結果です。そして何よりありがたかったのが小学校での担任の先生にも恵まれたこと、小4に至っても比較的安定した状況を維持します。 塾では小4の春の段階で選抜クラスの募集があり、娘に聞いてみたところ(恐らくその真意はよくわかっていないと思うのですが)チャレンジしてみるということだったのでチ

          小4・小5 ~おすすめの教材も~

          塾、小3春の衝撃

          3回目の春期講習を受ける私が勤めている塾=娘が通っている塾は、一般の塾と同じく「春期講習~1学期授業~夏期講習~2学期授業~冬期講習~3学期授業・・・」という形で授業が続きます。そして、それぞれの時期にテストが実施されます。特に講習会の時はその時期から初めて塾通いを始める人たちがいるので、講習会前に1回、講習会後に1回の試験があります。つまり年間9回の試験があることになります。 小学1年の頃は10人弱、小学2年の頃は15人くらいという風に少しずつですが人数が増える中で、我

          塾、小3春の衝撃

          小1小2、小学校は地獄

          唯一の友と離れ離れになる通っていた幼稚園ですが、妻がいろいろと探して我が子にとって少しでも良い=あっている園を探したのですが、実はその園は我が家がある小学校区とは別の校区にある園だったのです。結果として・・・私は卒園の直前までわからなかったのですが・・・その園から我が子と同じ小学校に通うのは我が子を含めて2人ということだったのですね。 通っていたその幼稚園、前にも書いた通りそれなりに厳しさもありながらとても暖かい園で、親御さんたちもとてもしっかりした人たちばっかりだったせい

          小1小2、小学校は地獄