2024年中3の3学期 いよいよ受験本番〜前半戦


01. 勉強以外でやったこと 〜生活編〜

まずは生活を整えることから。

とは言え、これは母親のファインプレーだと思っているのですが、我が子は小さい頃から早寝早起きが定着しています。中学生くらいから大晦日に「今日は徹夜するぜ!」なんて息巻くのですが、23時を過ぎると目がトロンとしてきて24時前後には限界を迎えます。寝ます。

実はこの「早寝早起き」「3食をしっかりと食べる」という当たり前のように見えて、親の働き方が多様化して核家族化が進んでいる今、家族全員が当たり前のように朝ごはんを一緒に食べる、夕ご飯を一緒に食べる、時間になったら起きる・寝る、ということを習慣としてやっていくことは思っている以上に難しいのではないか、しかしとても大切なことなのではないかと思っています。しかし、母親=妻はそれを普通にやってくれました。素晴らしい。そしてそれは、もともと妻は夜になったら寝る、朝は早く起きる、というのが定着している人でして、つまり妻の両親のファインプレーということになります。
※私が育った家は妻家と違ってそのあたりがダメな家族でしたから、その影響は今でも出ていますね。気を抜くと生活が乱れやすいもので・・・情けない限りですが。

いずれにせよお陰様で、我が子はちゃんと寝てちゃんと起きます。

とは言え、受験直前になってやるべきことが相応に増えている状態で、ともすると早起きはするけれども寝る時間は遅くなってしまう・・・そんな状況にはなりやすい場面ではあります。まさに「受験直前」ですから、その短期間であれば一時的にそのような生活になっても仕方がない、「今やらなくていつやるの?」という時期ではありますから、仕方がない部分もあるのですが、我が家はそれを良しとしませんでした。つまり、受験本番を考えるとむしろ「試験時間を考慮して早起きを徹底する」という動きにしました。早寝早起きが定着している我が子ですから、早く起きれば自然と夜も早く眠くなります。布団に入って不安に苛まれるような嫌な時間を経る暇もないくらい、布団に入ったらすぐ寝る、というようになってしまえば良い、という考え方です。

実際、入試本番は9時くらいに試験が始まります。朝起きてから頭が(脳が?)覚醒して試験問題を解く準備ができている状態になるまで数時間かかる、なんていう話も聞きます。我が子、早起きではありますが学校は徒歩数分内にあるので7時くらいに起きれば間に合ってしまうのが実態。それを1時間早めて6時に起きるようにしました。早く寝ましょう、よりも「早く起きましょう」の方が正しいアプローチだと判断しました。

試験本番に向けて「朝6時に起きる生活」。これを遅くとも試験本番の2〜3ヶ月前からスタートさせるのは良いことだと思います。ぜひ皆さんも「生活を整える」は意識して取り組んでくださいませ。

02. 勉強以外でやったこと 〜体調管理・その他〜

上に書いた早寝早起きもここに直結しますが、一番怖いのは「インフルエンザ」「コロナ」などのウイルス感染症です。試験を受けられなくなりますからね。

インフルエンザワクチンは早い時期に在庫が無くなってしまうこともあるので、我が家では10月くらいに家族全員でインフルエンザワクチンを接種しました。

また、賛否あるコロナワクチン、中には陰謀論的な、スピリチュアル的な視点で反対の立場をとっている人もいるようですが、(陰謀論者にとってはその科学自体が陰謀とするのでしょうがそれは何年も何十年も先にならないと真実はわかりませんからね)我が家は科学を信じます・・・で、接種してから数ヶ月で抗体量が減っていく、というニュースを見ていたのでギリギリまで接種を待って1月になってからコロナワクチンを接種をしました。それこそ、ワクチンがなくなる可能性はありましたがいくつか病院の電話をして「確約はできないが多分大丈夫」という回答をいただいたところで「ダメもと」で予約、無事接種をしてきた、ということもやりました。

ワクチンというのは色々なご意見、信念がありましょうから、これは人それぞれだと思います。公立高校の入学試験には「振替措置」があってなんとかなる環境はありながらも、一般的な環境で普通に試験を受けてくるのが一番良いのは間違いないと考えているので、極力何事もなく本番に臨むことができるように少しでもそのリスクを排除しておきたいと考えた結果でした。

それから、これは親の自己満足でしかないのですが、学業のお守りも買ってきました。私がたまたま秋口に京都・大阪への出張があったので、そのついでに京都にある「北野天満宮」を訪問してお参りをしてお守りを買ってきました。その前にも家族で地元の総本山的な神社にお参りをしてきました(中学受験の時もお参りをしてお守りを買ってきた神社です)。

こういった活動の本質はもちろん神頼みをすることでもお守りを買うことでもなく、家族全員で子供の目標達成に向けてできるだけの支援をすること、一緒にやること、その雰囲気を醸し出すことだと思っています。子供へのプレッシャーになるだけではダメなので、子供の性格などを鑑みながら適切にやる必要はありますが、適切にやることで家族の結束を強める良い機会にもなるのではないかとも思います。こういったことで少しでも子供が安心感を持って前を向く力になれば良いなと。

03. 勉強以外でやったこと 〜情報収集とある程度の管理〜

これは親の仕事でしょうね。高校生くらいになると子供が自ら進んでやる部分もあるのかもしれませんが、押し付け(過度)にならないように情報収集をしてあげるのが良いと思います。

また、私は塾屋としてやり慣れていたというのがあるのですが、学習スケジュールを考える・一緒に考える、といったことが自然にできたのはラッキーでした。とは言えこれも、押し付けにならないように、先々を見据えて「こうしなさい」とは絶対に言わず「こうした方がいいと思うよ」という表現にして、できるだけ「あなたはどう思う?」と意見や判断を求めるところまで相手に委ねるように気をつけました。

地方の公立高校受験については、中学校側もまずまず細かくケアしてくれるので、実は親が手を焼く場面はほとんどありません。それでも、集まってくる情報をGoogleカレンダーに入力して子供も含めた家族全員で共有したり、スプレッドシートを使って一緒に考えた学習スケジュールを一覧にして定期的に進捗を確認したり、といったことはしっかりとやりました。

それから、各種テストや模試の結果もスプレッドシートにまとめて一覧にするようにもしました。まとめるだけでなく、それぞれのところにコメントを書いて評価を伝えたりもしました。

「管理」というと場合によっては響きが悪いかもしれませんが、子供の性格などもしっかりと考慮した上で「放置する(信じて任せる)」といったことが正解かもしれませんし、ある程度細かく進捗を確認する方が正解かもしれませんし、そこは目の前の子供のことを親がどれだけしっかりと理解しているかによって違ってくると思います。ここに至るまでの子育て期間が10年以上あるわけですから、しっかりと我が子のことを理解するように努めるのが親の仕事だと思います。

04. 入試本番 ~その1~

最初は滑り止めの私立入試から。私立はマーク式です。その私立高校はご丁寧に試験が終わると回答が配られます。私が仕事を終えて帰った頃にはすでに自己採点を終えていました。

自己申告ですが、国語100点、数学96点、英語94点とほぼ完璧な結果。直前のマーク模試でも良い結果を残していたのでその通りの試験結果になりました。なんだかんだで親の方が緊張するもんで果たしてどうなるかドキドキしていましたが、無事、結果を出してくれて良かったなと。1週間後に結果が出ましたが無事「合格」となりました。

この結果が出たのが2月上旬。本番となる公立高校入試が3月中旬なのでラスト5週間ほど。中3になった段階で入試本番の2週間前くらいになったら新しいものには着手せず、今までやってきたものの復習だけをするくらいにしよう、という話をしてきました。そこは親=塾屋のこだわりなのですが徹底するようには何度も伝えてきました。が、実際はやはり不安であったのか最後の最後まで過去問を解いていたような気がします。しっかりと復習もやりながら、それだけにはせずに未着手の他県の過去問をやってみたり、という状況でした。

で、本命の公立高校入試・・・とってつけたように次回へ続く、とさせてください。

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