中2:英検準2級と英検2級と東進での数学先取り



01.中2の6月に英検準2級を受ける

中1の1月に無事英検3級に合格。これはまぁ安心してみていられました。12月の段階で中学内容の文法をすべてやり終えていたので何とかなるな、と。かといって準2級に向けては単語力が圧倒的に不安。過去の記事では何度か触れていますが、単語や漢字をちまちまと何回も書いたりしてしっかりと覚えるような勉強が好きではない子です・・・というか、中2に至るまで、そこまでの努力をせんでも持ち前の記憶力で何とか出来てしまっているからそんな努力をする必要性を感じていない状態。

ということで、私の中では「ここで1~2回くらい不合格という経験をしておくのも良いだろう、むしろここだ」ということで、結構軽いノリで「もう準2級もチャレンジしてみようぜ」と誘いました。もちろん「不合格になっても仕方ないしさ、一回経験して難易度を体感しておいた方がいいよ」と。←これは本音です。「中2で準2級受かったらかっこいいぞ!」とも。←これも本音です。

で結果、中2の6月に英検準2級無事合格してしまうわけです。驚くしかありませんね。そりゃまぁもっともっとできる子たちがいるのはよくわかります。実際、同じ塾の同じクラスに通っている仲間には小学生の段階で既に英検の2級に合格している猛者もいますから。我が家としても4歳の頃から英会話に通わせていることを考えると「遅くない?」とか「普通じゃない?」と言われる方もいるかもしれません。とは言え、英会話の先生にお任せで英検などは敢えて意識させずにここまで来た方針、中1段階で塾に通っているにもかかわらず文法が壊滅的だった状況から考えると、中2の6月に準2級合格は大したもんだな、と思います。お世話になっているネイティブの先生(オーストラリア人)の力をまざまざと見せつけられました。(もちろん無料ではありませんが)特別補習のようなものもしてくれましたしたし。ありがたい限り。

02. 中2:年間通じての視点

英検に順調に合格する、という良いこともありましたが、中2の学校生活は不安定でしたね。好きで始めた部活も興味を失いつつあり、仲の良い友達とクラスが離れ離れになるのを嫌がってせっかく合格した中学校を蹴って選んだ地元の公立中学のはずなのにその決断した時の気持ちも失せつつあり・・・かなり混沌とした1年でした。
それでも塾での勉強は嫌がらずに続けてくれたのは、そこが自分にとっての主戦場であるという気持ちがあったからだと思います。その気持ちを持たせられたことはよかったと思いますし、持ち続けられるほどに努力を重ねている我が子には敬意を払うしかありません。

とは言え、1年365日です。そんな数行の文章にまとめられるほどきれいなものではありませんでしたよ。気持ちが入っていないから、勉強に向かってはいるけれども上っ面だけな感じはひしひしと伝わってきましたから、何度か強めに「今のままではいかんよ」といったこともあります。けれども、その一言を口に出すまで数週間~数か月は我慢です。言われた時に本人が「思い当たる節がある」と実感できるようなタイミングまでずっと我慢です。裏側には学校に対する不満と言いましょうか、それは即ちいわゆる思春期特有の何ともしがたいフラストレーションのようなもので、それを「学校」「部活」「友人関係」といったものを対象として当たり散らしていたんだと思います。その当たり散らす相手は母親なわけで、母親も定期的にかなりフラストレーションがたまっていたようです。当たり散らしてくる我が子に激しく打ち返すこともあったようで、その都度、母子の件かはあったようですし、母の愚痴が父方面に向かってくることもたくさんありました。

それでも、それらがいろいろなものが崩壊するほどにまで至らなかったのは我が家としては良かった。ギリギリというほどギリギリではないかもしれませんが、内側から見ると結構ギリギリな場面もありながら、なんとか親子の関係・家族の関係が崩壊せずに保っていられたのは本当に良かった。この家族で良かった、と心から思える期間でした。

特に学校に対する不満は担任の先生と合わないことへのフラストレーションでした。小学校1・2年、小学校5・6年の頃に発生していた問題が再発。これも痛かった。本当に毎日のように「学校行きたくない」状態でした。ここでもやはり愚痴を毎日のように聞かされていた妻は大変だったと思います。

03. 定期テストの取り組み方

我が子にとって学校の定期テストは「修行」的な立ち位置のようです。

というのも、中1のころから定期テスト勉強については次のようにアドバイスをしておりました。

  • 公立学校は定期テスト前の「部活休み期間」のようなものがある(私の地元の独自の仕組みかもしれません)が、それは定期テストの1週間とか5日前になってからなので、その段階では定期テストの準備を終えている状態にしなければならない

  • そのためには定期テストの3週前には準備を始めるべき

  • 準備はしっかりと教科書を読んで、授業でとったノートを確認するところから

  • 授業で聞いて分かったとしてもそれを「覚えているかどうか」は別物。読み直して「覚えなおす」ことをしてからワークをやるのが順番、ワークからやるのはNG

  • 定期テストの1週前にはすべての準備を終わらせて、ラスト1週は確認のみで良い、という状態にする

みたいな。ただこれは、小学校の段階である程度実績を残していて「自分はこの道で誰にも負けたくない」という思いや、それを実現するための土台を持っている子どもだから言えることだとは思います。子どもの状況に応じて声のかけ方や変わってきますよね。その点は注意です。

2024年3月、高校入試が終わってから今までの振り返りをしていたのですが、そこで娘から出た表現としては以下のようなものでした。

  • 中1から中2の前半くらいまでは、授業だけで全部わかるしほぼ覚えられるから、わざわざ教科書を読み込んでノートを読み込んで・・・という作業に意味を見出しづらかった

  • 結果としてワークから着手、ということをやっていた(実は)。

  • ただし、ワークは5周やった。これが苦痛、修行だったが点数を取るためにやった。
    ※結果として、入試の理科と社会のようにほぼ語句と基本的な内容しか問うてこないものはめちゃくちゃ簡単だった。定期テスト勉強を徹底してやることが入試勉強になっていた。

  • 中2後半~中3になってからはある程度、教科書を読み込んでからワークをやる必要性を感じる部分があったので、そこはワークを後回しにすることもあった

です。いろいろ思うことと言いたいことはありますが、「社会と理科は定期テスト勉強を究極にやりこむことで入試対策が不要であった」という点は良いですね。多くの場合、数学と英語に手間がとられて、結果として点数に直結しやすい理科と社会も中途半端になってしまって・・・という悪循環になるのですが、定期テストをやりこんだことで思いのほか理科と社会の入試対策をやる必要がなくなり、中3の段階では今習っていることの勉強をやりつつ、かなり早い段階で(2学期から)過去問に着手することができた。これは高校入試も含めて今後の学習に大きく影響することになるのではないかと思います。

04. 中2のテスト結果

ということで、「混沌とした1年」ではあったものの、何とか1年を乗り切りました。

  • 塾の模試全県順位9位(中1)→7位(中1)→2位(中1)→6位(中2)→1位(中2)→10位(中2)(最後の模試から5科目)
    何とか踏ん張りました。国数英に全振りしていた我が子にとって理社が入った5科目の模試は大崩れする可能性が大きかったのですが県10位であれば十分です。よく頑張りました。

  • 中2の定期テスト1位→4位→1位→2位
    ついにトップ3に入れないテストがありました。これ、娘にとっては良い転機だったみたいです。定期テストはうっとうしくて仕方がないものでしたが、「まぁやらないといかんか」という気持ちにはなったようなので。とは言え、前の記事でも書きましたが、これくらの点数になると入試に直結する通知表は「5」をとってきますので多少の順位や点数の上下は気にしないのが一番なのですが&適度に手を抜くくらいでちょうど良いのですが。

  • 学年の最後に行われる学校での実力テスト(ちょっとした業者テスト)は、2年連続1位
    ここは娘にとっては譲れないところでしょうね。塾の模試で相当に良い成果を残しているので地元では・・・みたいな。
     

  • 英検中2の6月に準2級(高校中級程度)合格

  • 東進中学ネット(数学先取り)は12月から7カ月かけて中2後半終了、8月から=半年ほどのリードを保って中3前半に突入、10月から中3後半に突入。

東進中学ネットで数学の先取り

中2前半の進捗は時間をかけました。受講開始が中1の12月(実質1月)で、英検があって定期テストがあって、部活で副部長になって、中2の学校の担任とそりが合わずにモチベーションが下がって・・・などいろいろありましたし、何より証明や空間図形という(ど文系の私がいうのもなんですが)重要な先につながる単元だと思っているので時間かかっていいなと思っていました。

結果として、7月の終わり、実質中2の夏休み(8月)に入ってから中3前半の受講を始めました。夏休み明けの定期テストで4位に下がったことも含めて再度スイッチが入ったのか、ここから9月末までに中3前半を終わらせます。さすが、中3前半は二次方程式と二次関数ですが、計算メインになると理解力も含めて中学受験の時に頑張った土台が生きてきますね。ものすごいペース。続けて中2の10月から中3後半の受講を開始しています。

東進特待生を知る

ここにきて東進の先生から「特待生を目指してはどうか」と勧められます。内心「そんな良い制度があるなら早く教えてくれよ」と驚いたものですが、我が子、そういう特別感があるやつは大好きです。「特待生になってやるぜ」と中3前半の全国統一テストでの特待生ゲットを目指します

昨年同様、中3後半の受講は図形中心ですから時間がかかるかもしれません。中2の後半英検2級もありますし、3月には修学旅行もあります。中3になって4月からは部活動の副部長として部活動も忙しくなります。そんな中で中3後半の受講をどこで終わらせられるか、というのはありますが、まずは特待生になれるようにできる範囲で受講を進めて中学数学を終わらせましょう、という話になりました。

英検2級にもチャレンジする

中2の6月に準2級に合格した後、娘は「2級を目指す」と自分から言ってくれました。素晴らしい。けれども圧倒的に「単語力」が足りない。ということであえて1回2級の受験をスキップさせました。その間、半年かけて単語量を補充するように、と。
そこで、それなりに具体的なアドバイス(指示?)はしました。こんなふうにやってね、これを使ってやってね、と。が、実際はほとんど・・・たいして単語勉強はしていませんでした。やっぱりこういう勉強は嫌いなんですね、時々(定期的に)指摘はしましたが、あまりきつくは言いませんでした。英検は1回くらい不合格になっても良い経験だと思ったので。

ということで、英検2級は中2の3学期(1月)に受験することになりました。ここばっかりはさすがに不合格になるだろうと思いました。繰り返しますが圧倒的に単語量が足りていませんでしたから。
しかし結果は合格、中2の3月で英検2級合格です。まじかよ・・・と。おそらく足りていない単語量を、4歳からの英会話でネイティブの先生から教わった経験値量と、中1でやり切った文法感覚のようなもので意味が分からない部分も類推することで乗り切ったと思われます。「センス」みたいな言葉で語られるかもしれませんが、努力と経験値の結果だと思っています。

しかしまぁ中2で英検2級かぁ・・・すごいなぁ・・・なんて我が子ながら素直に感嘆していますが、心の片隅では「自分の英語の教え方がしっかりと伝わればこれだけの成果につながるのだ!!」という塾屋の立場での自信になったのも事実。レアケースかもしれないけれども、自分の教え方で英語を乗り越えてくれる子どもが1人でも2人でもいてくれたら嬉しい・・・また教えることにかかわりたい・・・そんな気持ちもふつふつとわいてくるそんな瞬間でした

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