#8 Every Vote Counts の英文解釈

2020/11/7

11月5日の大統領選のニュース画像をみてプラカードに目がいった。そこで久々に英文解釈をしてみた。

画像1

EVERY VOTE COUNTS

「どの票も大事だ」 
countは自動詞で「価値がある」「重要である」の意味もある。ここがキモ。
  例1:Every dollar counts.
       例2:It's not what you read but how you read it that counts.

形容詞everyがついているのでvoteは単数扱い
主語が単数だから動詞countsは「三単現」のsを忘れないこと。中学生の君には頻出問題だね。これで2点ゲット。

COUNT EVERY VOTE

「票をすべて数えよ!」
動詞countは他動詞として「~を数える」
動詞が先にあるので命令文。だから主語はなく動詞は原形。
ここはデモだから全部大文字だけど、試験の文のときはCだけ大文字してね。

なぜeveryかというと「1つ1つの票を・・」という点を強調しているからであって、all the votes とかにすると「まとめて・・・」って感じになってこのデモの意味がなくなってしまうから。

デモに参加するときは(するわけないが・・・)every、voteのVの発音に気を付けよう。
voteのo発音は、vóʊt。ou(オウ)。
bにすると船のボートboat(bóʊt)。
ボートと伸ばして発音してしまうと「買う」の過去・過去分詞bought(bˈɔːt)。ここ口頭試験に出すよ。

たんなる感想

単純な3語を入れ替えただけで韻を踏むようにおしゃれ。デモにおいてみんなで発声しやすい。2文にしたことで単調さも避けられる。

さて2文はどっちが重要でしょうか?
“どの票も大事(理由)→だから、票をすべて数えろ!(主張)”。よって、この順番しかありえない。実際、下の主張文の方が大きいフォントで書かれている。

トランプが「郵送投票はカウントしない」と発言したから、反トランプ(バイデン支持者)のデモとなったわけです。こっちのほうが大事ですね。

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