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番外 本当の自分とは 2 なりたい自分

【結論】「なりたい自分」と「いまの自分」との距離を知ることも大事

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本当の自分」について、「こんな本を読んだ 番外篇」にて考えています。この考察が、若い人への参考となればさいわいです。

第二回は、「なりたい自分」について。

「本当の自分」とは 目次ページ

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なりたい自分


「本当の自分」は、人によってその意味がことなります。それらをいくつかのパターンにわけて考察します。今回は「なりたい自分」。

「なりたい自分」とは、こうありたいと願い、それが達成されたときの自分こそが「本当の自分」であると考えるパターンです。

この場合、「いまの自分」に対する認識は、「なりたい自分」にはまだ達していないということになります。

たとえば、「仕事ができる人」が「本当の自分」であると考える人がいたとします。この人の「いまの自分」に対する認識は、「本当は仕事ができるはずなのに、まだそうになっていない」というものでしょう。「仕事ができる人」になったときこそ、「本当の自分」になれるというわけです。

注意すべきは、本来、その力や素質をもっていて、努力すれば達成が可能だと考えがちなことです。

目標を達成するために努力したり経験を積むことは、人生に対する積極的な姿勢を生みだします。

しかし、もともとその力や素質をもっていない場合や、目標に対して現状との乖離が大きく達成がむずかしい場合、大きなプレッシャーやストレスを引き起こしかねません。

「なりたい自分」と「いまの自分」との距離を知ることも大事なことかもしれません。


※今回もふくめ、「本当の自分」の各パターンについて、良い悪いといった評価は行いません。ご自身が思いあたるパターンについて、考えてみてください。

※今回の「本当の自分」での「本当」は、第1回に書いた「本当」の意味の三ばんめ、「本来の筋道であること。もともとの状態であること。」にあたります。



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